
今話の名セリフ:「私と、友達になろうよ・・・。」
「わんだふるぷりきゅあ!」第2話「みんな友達、キュアフレンディ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。
犬のこむぎが、人の姿になり、しゃべれるようになりました。一体何で、こうなったのか?
「えっと、こむぎがね、ダダーッて走って、『ワオーン!』って言ったら、ピカー! バーン! ドーン! ・・・ってなったの!」



「えっと・・・。すごい勢いだったのは分かるけど・・・。」


「このたびは、助けていただき、ありがとうございます。」
「羊が立った!? しゃべった!?」

「いろは! いろは! こむぎも立ってるよ! しゃべってるよ!」
「はっ・・・。そういえば・・・。」
「あの・・・。」

「こむぎね! ずっと、いろはとおしゃべりしたかったの! だから嬉しい!」
「私も・・・、私も、こむぎとおしゃべりしたかったよ・・・。すごいね! 夢叶っちゃった!」


「あの・・・、話を聞いて下さい!」

うるせえ! 黙って女の子同士のイチャイチャを目に焼き付けておけよ! この「プリキュア」初心者のクソ羊が! 物語のキーキャラであろうが、動物モチーフで見た目が可愛いキャラであろうが、野郎には容赦なくツッコむ。それがオレ流です。(笑)
~ Aパート ~
「私、執事のメエメエと申します。」

「羊がメエメエ!」
「執事でございます!」

メエメエは、ニコガーデンから来たとの事。「ニコガーデン」とは、様々な動物が平和に暮らしている自然豊かな場所で、「動物の楽園」とも呼ばれているとか。
しかし、ある日、ニコガーデンが闇に包まれ、動物達は心が暗くなって、すべてを壊したくなるような凶暴な気持ちになってしまいました。
「ガルガル!」
「はい?」

「メエメエ、『ガルガルー』って言ってたよ! だから、ガルガル!」

メエメエは、「ガルガル」という怪物になったものの、プリキュアになったこむぎにより救われ、元の姿に戻りました。
しかし、メエメエの他にもガルガルになった動物は、まだまだ沢山います。メエメエは、プリキュアの力で助けてほしいと、こむぎにお願いしました。
「いいよ! いろはと一緒ならね!」
「ええ?」

「ダメェー! こちらの人はプリキュアではないですので、ダメェーです!」

「じゃあ、やだ!」
「メェー!?」

「こむぎは、いろはと一緒に遊びたいの! お散歩行ったり、ボール遊びしたり、忙しいの!」

「なんと! プリキュアが遊び優先とは!」

いや、過去作を見ても、割とそんなもんだからな? メイン視聴層の女の子達の大半は、その事を理解しているでしょうから、このままじゃ、女の子達から、時代遅れの羊だと笑われっぞ? マジで。っていうか、いい歳こいて、結婚してないどころか彼女もいないのに、こんな事を得意げに語るなんて、結構ヤバいですね、私。(笑)
「あなた! この子になんとか言ってやって下さい!」
「えー・・・、なんとかって言われても・・・。」

「ちょっと、お父さん、お母さんに相談してもいいかな?」
「ダメェー!」

「プリキュアやニコガーデンの事は秘密です!」
「じゃあ、悟君に・・・。」
「誰にも言ってはダメェー!」

「絶対ダメェー!」


「メエメエ!? 大丈夫?」
「すみません・・・。突然目まいが・・・。」
「ガルガルしちゃったから?」

「ええ・・・。ガルガルになると、ダメージを負うようです・・・。」
「無理しないで休んだ方がいいよ・・・。」
「そうさせていただきます・・・。」



「では、後はよろしく・・・。」


「え? ちょっと・・・。よろしく言われても・・・。これ、どうすればいいの?」

ちょうどその時、こむぎの腹の虫が鳴りました。お腹が空いたようで、とりあえず家に帰る事に。
少しして、家に到着しましたが、こむぎが人の姿になった事を両親にどう説明すればいいのか悩みます。

「え? ちょっと、こむぎ!」
「これ、押してみたかったんだ!」

「はーい。」

「いろは、おかえり!」
「えっと・・・。」

「どうした? 遅かったね。こむぎ、お疲れか?」
「え? あ、あれ?」


「あれ? 犬だ・・・。」
「え?」

「あ、ううん・・・。何でもない・・・。」


「疲れちゃったんだね。今日は色々あったもんね・・・。」

「私の他にもガルガルになってしまった動物が沢山いるはずです・・・。どうか、プリキュアの力で助けて下さい・・・。」

「助けてあげられたらいいんだけど、でも、それって、こむぎが危ない目に遭うって事なんだよね・・・。」


「どうしたの? 大丈夫? 動けないの? どこか痛いの?」


「あなたの声が聞こえたらいいのに・・・。」


「うちにおいで・・・。」

〈ガルガルの事は気になるけど、こむぎに危ない事してほしくない・・・。〉

その翌朝・・・、
「いろは! おはようワン!」
「おはよう・・・。」
「お散歩行こ!」
「はーい・・・。」

「・・・って、あれ!?」
「早く早く!」

「こむぎがしゃべってる! 犬で!」
「あれ? 本当だ! やった! いろはといつでもおしゃべりできるワン!」

「プリキュアになったからかな?」

「いろは?」
「お母さん! お母さん、おはよう!」


「あ、起きてた。お散歩行かないの?」
「あ、行く行く!」
「行くワン!」

「ワン?」
「ううん、何でもない!」

「そう?」

「こむぎ! 犬の姿の時は、しゃべっちゃダメ! いい?」
「分かったワン!」


少しして、こむぎは、悟が飼っているウサギ「大福」と一緒に、家のドッグランで遊んでいました。
「やっぱ速い・・・。全然追いつけないや・・・。」

「ウサギは時速70キロ、小型犬は時速20キロくらいで走るから、人が追いつくのは難しいよ。」
「そうなんだけどさ・・・。」

「一緒に走れたら、もっと仲良くなれる気がするんだよね!」

「だって、ほら! 私、世界中の動物と友達になるのが目標だから!」

「そういう気持ち、ちゃんと伝わってると思うよ。こむぎちゃんはもちろん、大福も、ほら。」


「みんな、犬飼さんの事が大好きだから!」
「えー、そっかな?」

「ボクは世界中の動物の事を知りたいな! この世界には、まだ発見されていない動物が沢山いると思うんだ!」

〈いるよ! ガルガルとかメエメエとか!〉

〈悟君って、動物大好きだし、頭いいし、優しいし、絶対親身になって相談に乗ってくれると思うんだよね・・・。〉

〈言いたい! プリキュアとかガルガルとか、ぶっちゃけたい!〉

「絶対ダメェー!」

「ダメェ・・・。」

「そういえば、犬飼さん、知ってる? 昨日、海浜公園に、黒くて大きな謎の動物がいたって・・・。」

「げぇーっ!?」
「え?」

「えっと・・・。いたような、いなかったような?」
「何か知ってるの?」


「え、えっと・・・、その・・・。し、し、し、知らないよ、何にも! ガルガルなんて!」

「ガルガル?」
「あ・・・。いやー・・・、あの、その・・・。アハハハハ・・・。」

「えっと・・・。なんかごめん・・・。困らせるつもりはないんだ・・・。ただ困った事があったら言って! いつでも相談に乗るから!」
「うん、ありがとう!」

〈うわーん・・・。めっちゃ相談したいよ・・・。〉

ちょうどその時、町中の沢山の動物が鳴き出しました。どうやらガルガルが現れたようです。
いろはは、こむぎを連れて、現場に向かいます。
~ Bパート ~
少しして、こむぎといろはは河川敷で、ダチョウ型のガルガルが暴れているのを目にしました。

「こむぎ、ガルガル捕まえてくる!」
「え? でも・・・。」

「いろは、あの子を助けたいんでしょ? こむぎを助けてくれたみたいに!」

「痛くて寒くて、ひとりぼっちで寂しくて、怖かったけど・・・。」



「いろはが抱き締めてくれて、ほっとしたよ・・・。」


「こむぎはね、いろはがいるから、毎日わんだふるなの!」

「ガルガルほっといたら、いろは、わんだふるじゃなくなっちゃうよね? だから、こむぎ、いくよ!」

そして、こむぎはプリキュアに変身しました。
すぐに、ガルガルに、おとなしくするよう言いましたが、効果なし。しかも、今回のガルガルは、速く走るため、なかなか捕まえられません。
〈こむぎ・・・。〉



〈こむぎが痛いと、私も痛い・・・。〉

〈私もだよ・・・。〉




〈こむぎとお散歩したり、ご飯を食べたり、眠ったり・・・。そんな毎日が・・・、こむぎと一緒の毎日が、ワンダフルなの!〉




〈だから、私も・・・。〉




〈私も、一緒に!〉


「ワンダフルパクト!」


「プリキュア! マイエボリューション!」


「スリー!」

「ツー!」

「ワン!」



「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!」

「あなたの声をきかせて!」


「わぁ! 一緒だ! お揃いだ! フレンディ! フレンディ!」

「ワンダフル。」


「あの子を助けたい・・・。力を貸してくれる?」

「ワン! もっちろん!」

その後、ワンダフルは、ガルガルを通せんぼしようとしましたが、ガルガルはかわし、ワンダフルが追いかける形になります。
それをフレンディが追いかけようとしました。すると・・・、


「うわっ! 速っ!」

〈これなら・・・。〉


「アハッ! 一緒にかけっこ!」



「ねえ、メエメエから聞いたよ! 突然闇に襲われて、心が真っ暗になって、ガルガルになったんだって・・・。その姿は、本当のあなたじゃないんだよね?」

「教えて! あなたの事!」

その後、ガルガルはワンダフルを振り払い、ますます凶暴になりました。
「やめて! ダメだよ! そんな事したら、羽が傷付いちゃう!」


「大丈夫だよ・・・。あなたを傷付けたりしないから・・・。」


「ダメー!」


「私はキュアフレンディ! あなたの力になりたい!」

「仲良くなりたいの・・・。」


「私と、友達になろうよ・・・。」



「一緒に遊ぼ!」



ガルガルは、元のダチョウに戻りましたが、すぐに倒れてしまいました。
一体どうすればいいのか? こむぎといろははメエメエを呼び出しました。
メエメエは、ニコガーデンに行こうと言いました。ニコガーデンで休めば元気になるらしいです。
という事で、こむぎといろははニコガーデンに向かいます。
今回は、これで終了です。
次回:「言っちゃダメェ~!」
ニコガーデンで、メエメエから改めて、仲間達を助けてほしいと頼み込まれるいろはとこむぎ。
一方、悟は、いろはの家からの帰り道、謎の黒い卵を発見し・・・。
【まとめ】
という訳で、早くも「わんだふるぷりきゅあ!」の2話目が終わりました。
その2話目では、2人目のプリキュア「キュアフレンディ」が登場しました。ここ近年の「プリキュア」は、3話目か4話目に2人目のプリキュアが登場してましたので、2話目で早くも2人目のプリキュアが出てくるのは、なんか珍しく感じちゃいますね。
いろはは、こむぎと出会ってから、色んな事を一緒にやってきて、毎日がワンダフルだと強く実感じた事が、プリキュアも一緒にやりたい気持ちを強くさせ、いろはもプリキュアになれました。いろはがプリキュアになる流れは、かなり良かったと思います。
プリキュアになる経緯は、こむぎは、いろはや、いろはの大切なものを守りたいため、いろはは、そんなこむぎの力になりたいためと、互いを思う気持ちからプリキュアになるのは、「プリキュア」ではベタな事ですけど、でも、「プリキュア」が始まってから20年以上経った今でも、良いものですよね。
こむぎといろはは、一心同体感があって、素晴らしかったです。こむぎは、優しい子に拾われて良かったと思いますし、いろはも、主人思いの良いワンちゃんに会えて良かったと思いますね。
また、プリキュアになったいろはが、こむぎと同じ速度で走ったのも、良い描写でした。
これは、Aパートのドッグランでの出来事と照らし合わせているでしょう。小型犬は人間よりも速く走るため、走っている小型犬に人が追いつくのは難しいと、悟が言ってた事ですね。
しかし、プリキュアになれば、人智を超えた身体能力が身に付くため、変身前が小型犬であっても人間であっても、同じ速度で走る事ができる。相手と同じ速度で走れれば、もっと相手と仲良くなる事ができる。世界中の動物と友達になりたいいろはからすれば、また1つ夢が叶って、良かったですね。
ドッグランでの出来事といえば、いろははウソや隠し事が苦手な描写があり、面白かったですね。
そのあたりは、前作主人公・ソラを思い出させるところですが、ソラはうっかりしゃべってしまう天然なところがあったのに対し、いろはは必死で隠していました。まあ、相手の勘が良過ぎたら、簡単にバレそうでしたけどね。(笑)
いらん事までしゃべっちゃう天然さは、無邪気なこむぎ担当なのでしょう。いろはは、そんなこむぎのフォローで大変そうですが、まあ頑張って! こちとら、大変なあまりギャグ顔を連発しちゃうのを、かなり楽しみにしています。(笑)
あと、いろはは、犬の時でもしゃべるんですね。人の姿にならないとしゃべれないと思ってましたので、これは驚きでした。
犬の時に感じた事や思った事をすぐに話したい時もあると思うと、いちいち人の姿になるのは面倒でしょう。犬の姿でもしゃべれるのが良いのかもしれませんね。
さて、次回は、こむぎといろはがニコガーデンに行く話。
ニコガーデンで2人はどんな事を知るのか? 次回も楽しみです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第2話「みんな友達、キュアフレンディ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。
犬のこむぎが、人の姿になり、しゃべれるようになりました。一体何で、こうなったのか?
「えっと、こむぎがね、ダダーッて走って、『ワオーン!』って言ったら、ピカー! バーン! ドーン! ・・・ってなったの!」





「えっと・・・。すごい勢いだったのは分かるけど・・・。」


「このたびは、助けていただき、ありがとうございます。」
「羊が立った!? しゃべった!?」

「いろは! いろは! こむぎも立ってるよ! しゃべってるよ!」
「はっ・・・。そういえば・・・。」
「あの・・・。」


「こむぎね! ずっと、いろはとおしゃべりしたかったの! だから嬉しい!」
「私も・・・、私も、こむぎとおしゃべりしたかったよ・・・。すごいね! 夢叶っちゃった!」



「あの・・・、話を聞いて下さい!」

うるせえ! 黙って女の子同士のイチャイチャを目に焼き付けておけよ! この「プリキュア」初心者のクソ羊が! 物語のキーキャラであろうが、動物モチーフで見た目が可愛いキャラであろうが、野郎には容赦なくツッコむ。それがオレ流です。(笑)
~ Aパート ~
「私、執事のメエメエと申します。」

「羊がメエメエ!」
「執事でございます!」

メエメエは、ニコガーデンから来たとの事。「ニコガーデン」とは、様々な動物が平和に暮らしている自然豊かな場所で、「動物の楽園」とも呼ばれているとか。
しかし、ある日、ニコガーデンが闇に包まれ、動物達は心が暗くなって、すべてを壊したくなるような凶暴な気持ちになってしまいました。
「ガルガル!」
「はい?」

「メエメエ、『ガルガルー』って言ってたよ! だから、ガルガル!」

メエメエは、「ガルガル」という怪物になったものの、プリキュアになったこむぎにより救われ、元の姿に戻りました。
しかし、メエメエの他にもガルガルになった動物は、まだまだ沢山います。メエメエは、プリキュアの力で助けてほしいと、こむぎにお願いしました。
「いいよ! いろはと一緒ならね!」
「ええ?」

「ダメェー! こちらの人はプリキュアではないですので、ダメェーです!」


「じゃあ、やだ!」
「メェー!?」


「こむぎは、いろはと一緒に遊びたいの! お散歩行ったり、ボール遊びしたり、忙しいの!」


「なんと! プリキュアが遊び優先とは!」


いや、過去作を見ても、割とそんなもんだからな? メイン視聴層の女の子達の大半は、その事を理解しているでしょうから、このままじゃ、女の子達から、時代遅れの羊だと笑われっぞ? マジで。っていうか、いい歳こいて、結婚してないどころか彼女もいないのに、こんな事を得意げに語るなんて、結構ヤバいですね、私。(笑)
「あなた! この子になんとか言ってやって下さい!」
「えー・・・、なんとかって言われても・・・。」

「ちょっと、お父さん、お母さんに相談してもいいかな?」
「ダメェー!」


「プリキュアやニコガーデンの事は秘密です!」
「じゃあ、悟君に・・・。」
「誰にも言ってはダメェー!」

「絶対ダメェー!」


「メエメエ!? 大丈夫?」
「すみません・・・。突然目まいが・・・。」
「ガルガルしちゃったから?」

「ええ・・・。ガルガルになると、ダメージを負うようです・・・。」
「無理しないで休んだ方がいいよ・・・。」
「そうさせていただきます・・・。」





「では、後はよろしく・・・。」



「え? ちょっと・・・。よろしく言われても・・・。これ、どうすればいいの?」

ちょうどその時、こむぎの腹の虫が鳴りました。お腹が空いたようで、とりあえず家に帰る事に。
少しして、家に到着しましたが、こむぎが人の姿になった事を両親にどう説明すればいいのか悩みます。

「え? ちょっと、こむぎ!」
「これ、押してみたかったんだ!」


「はーい。」

「いろは、おかえり!」
「えっと・・・。」


「どうした? 遅かったね。こむぎ、お疲れか?」
「え? あ、あれ?」


「あれ? 犬だ・・・。」
「え?」

「あ、ううん・・・。何でもない・・・。」



「疲れちゃったんだね。今日は色々あったもんね・・・。」

「私の他にもガルガルになってしまった動物が沢山いるはずです・・・。どうか、プリキュアの力で助けて下さい・・・。」

「助けてあげられたらいいんだけど、でも、それって、こむぎが危ない目に遭うって事なんだよね・・・。」


「どうしたの? 大丈夫? 動けないの? どこか痛いの?」


「あなたの声が聞こえたらいいのに・・・。」


「うちにおいで・・・。」

〈ガルガルの事は気になるけど、こむぎに危ない事してほしくない・・・。〉

その翌朝・・・、
「いろは! おはようワン!」
「おはよう・・・。」
「お散歩行こ!」
「はーい・・・。」

「・・・って、あれ!?」
「早く早く!」


「こむぎがしゃべってる! 犬で!」
「あれ? 本当だ! やった! いろはといつでもおしゃべりできるワン!」


「プリキュアになったからかな?」

「いろは?」
「お母さん! お母さん、おはよう!」



「あ、起きてた。お散歩行かないの?」
「あ、行く行く!」
「行くワン!」

「ワン?」
「ううん、何でもない!」


「そう?」

「こむぎ! 犬の姿の時は、しゃべっちゃダメ! いい?」
「分かったワン!」


少しして、こむぎは、悟が飼っているウサギ「大福」と一緒に、家のドッグランで遊んでいました。
「やっぱ速い・・・。全然追いつけないや・・・。」

「ウサギは時速70キロ、小型犬は時速20キロくらいで走るから、人が追いつくのは難しいよ。」
「そうなんだけどさ・・・。」


「一緒に走れたら、もっと仲良くなれる気がするんだよね!」

「だって、ほら! 私、世界中の動物と友達になるのが目標だから!」

「そういう気持ち、ちゃんと伝わってると思うよ。こむぎちゃんはもちろん、大福も、ほら。」


「みんな、犬飼さんの事が大好きだから!」
「えー、そっかな?」

「ボクは世界中の動物の事を知りたいな! この世界には、まだ発見されていない動物が沢山いると思うんだ!」

〈いるよ! ガルガルとかメエメエとか!〉

〈悟君って、動物大好きだし、頭いいし、優しいし、絶対親身になって相談に乗ってくれると思うんだよね・・・。〉


〈言いたい! プリキュアとかガルガルとか、ぶっちゃけたい!〉


「絶対ダメェー!」

「ダメェ・・・。」

「そういえば、犬飼さん、知ってる? 昨日、海浜公園に、黒くて大きな謎の動物がいたって・・・。」

「げぇーっ!?」
「え?」

「えっと・・・。いたような、いなかったような?」
「何か知ってるの?」


「え、えっと・・・、その・・・。し、し、し、知らないよ、何にも! ガルガルなんて!」

「ガルガル?」
「あ・・・。いやー・・・、あの、その・・・。アハハハハ・・・。」


「えっと・・・。なんかごめん・・・。困らせるつもりはないんだ・・・。ただ困った事があったら言って! いつでも相談に乗るから!」
「うん、ありがとう!」


〈うわーん・・・。めっちゃ相談したいよ・・・。〉

ちょうどその時、町中の沢山の動物が鳴き出しました。どうやらガルガルが現れたようです。
いろはは、こむぎを連れて、現場に向かいます。
~ Bパート ~
少しして、こむぎといろはは河川敷で、ダチョウ型のガルガルが暴れているのを目にしました。

「こむぎ、ガルガル捕まえてくる!」
「え? でも・・・。」

「いろは、あの子を助けたいんでしょ? こむぎを助けてくれたみたいに!」

「痛くて寒くて、ひとりぼっちで寂しくて、怖かったけど・・・。」





「いろはが抱き締めてくれて、ほっとしたよ・・・。」



「こむぎはね、いろはがいるから、毎日わんだふるなの!」

「ガルガルほっといたら、いろは、わんだふるじゃなくなっちゃうよね? だから、こむぎ、いくよ!」

そして、こむぎはプリキュアに変身しました。
すぐに、ガルガルに、おとなしくするよう言いましたが、効果なし。しかも、今回のガルガルは、速く走るため、なかなか捕まえられません。
〈こむぎ・・・。〉




〈こむぎが痛いと、私も痛い・・・。〉

〈私もだよ・・・。〉






〈こむぎとお散歩したり、ご飯を食べたり、眠ったり・・・。そんな毎日が・・・、こむぎと一緒の毎日が、ワンダフルなの!〉





〈だから、私も・・・。〉






〈私も、一緒に!〉


「ワンダフルパクト!」


「プリキュア! マイエボリューション!」


「スリー!」

「ツー!」

「ワン!」




「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!」


「あなたの声をきかせて!」


「わぁ! 一緒だ! お揃いだ! フレンディ! フレンディ!」


「ワンダフル。」


「あの子を助けたい・・・。力を貸してくれる?」


「ワン! もっちろん!」

その後、ワンダフルは、ガルガルを通せんぼしようとしましたが、ガルガルはかわし、ワンダフルが追いかける形になります。
それをフレンディが追いかけようとしました。すると・・・、



「うわっ! 速っ!」

〈これなら・・・。〉



「アハッ! 一緒にかけっこ!」




「ねえ、メエメエから聞いたよ! 突然闇に襲われて、心が真っ暗になって、ガルガルになったんだって・・・。その姿は、本当のあなたじゃないんだよね?」


「教えて! あなたの事!」

その後、ガルガルはワンダフルを振り払い、ますます凶暴になりました。
「やめて! ダメだよ! そんな事したら、羽が傷付いちゃう!」




「大丈夫だよ・・・。あなたを傷付けたりしないから・・・。」


「ダメー!」


「私はキュアフレンディ! あなたの力になりたい!」

「仲良くなりたいの・・・。」


「私と、友達になろうよ・・・。」




「一緒に遊ぼ!」





ガルガルは、元のダチョウに戻りましたが、すぐに倒れてしまいました。
一体どうすればいいのか? こむぎといろははメエメエを呼び出しました。
メエメエは、ニコガーデンに行こうと言いました。ニコガーデンで休めば元気になるらしいです。
という事で、こむぎといろははニコガーデンに向かいます。
今回は、これで終了です。
次回:「言っちゃダメェ~!」
ニコガーデンで、メエメエから改めて、仲間達を助けてほしいと頼み込まれるいろはとこむぎ。
一方、悟は、いろはの家からの帰り道、謎の黒い卵を発見し・・・。
【まとめ】
という訳で、早くも「わんだふるぷりきゅあ!」の2話目が終わりました。
その2話目では、2人目のプリキュア「キュアフレンディ」が登場しました。ここ近年の「プリキュア」は、3話目か4話目に2人目のプリキュアが登場してましたので、2話目で早くも2人目のプリキュアが出てくるのは、なんか珍しく感じちゃいますね。
いろはは、こむぎと出会ってから、色んな事を一緒にやってきて、毎日がワンダフルだと強く実感じた事が、プリキュアも一緒にやりたい気持ちを強くさせ、いろはもプリキュアになれました。いろはがプリキュアになる流れは、かなり良かったと思います。
プリキュアになる経緯は、こむぎは、いろはや、いろはの大切なものを守りたいため、いろはは、そんなこむぎの力になりたいためと、互いを思う気持ちからプリキュアになるのは、「プリキュア」ではベタな事ですけど、でも、「プリキュア」が始まってから20年以上経った今でも、良いものですよね。
こむぎといろはは、一心同体感があって、素晴らしかったです。こむぎは、優しい子に拾われて良かったと思いますし、いろはも、主人思いの良いワンちゃんに会えて良かったと思いますね。
また、プリキュアになったいろはが、こむぎと同じ速度で走ったのも、良い描写でした。
これは、Aパートのドッグランでの出来事と照らし合わせているでしょう。小型犬は人間よりも速く走るため、走っている小型犬に人が追いつくのは難しいと、悟が言ってた事ですね。
しかし、プリキュアになれば、人智を超えた身体能力が身に付くため、変身前が小型犬であっても人間であっても、同じ速度で走る事ができる。相手と同じ速度で走れれば、もっと相手と仲良くなる事ができる。世界中の動物と友達になりたいいろはからすれば、また1つ夢が叶って、良かったですね。
ドッグランでの出来事といえば、いろははウソや隠し事が苦手な描写があり、面白かったですね。
そのあたりは、前作主人公・ソラを思い出させるところですが、ソラはうっかりしゃべってしまう天然なところがあったのに対し、いろはは必死で隠していました。まあ、相手の勘が良過ぎたら、簡単にバレそうでしたけどね。(笑)
いらん事までしゃべっちゃう天然さは、無邪気なこむぎ担当なのでしょう。いろはは、そんなこむぎのフォローで大変そうですが、まあ頑張って! こちとら、大変なあまりギャグ顔を連発しちゃうのを、かなり楽しみにしています。(笑)
あと、いろはは、犬の時でもしゃべるんですね。人の姿にならないとしゃべれないと思ってましたので、これは驚きでした。
犬の時に感じた事や思った事をすぐに話したい時もあると思うと、いちいち人の姿になるのは面倒でしょう。犬の姿でもしゃべれるのが良いのかもしれませんね。
さて、次回は、こむぎといろはがニコガーデンに行く話。
ニコガーデンで2人はどんな事を知るのか? 次回も楽しみです。
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