
今話の名セリフ:「全然いいでしょ! 私は一緒にいたいから!」
「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」第5話「流れ行く歳月」の感想です。
~ オープニング前 ~


「ど、どうしたの? 」

「何か変? おかしいとこ、あったかな?」
「ううん。おかしくはないよ。可愛いぬいぐるみだよね。」

「見られたかな? モフルンが動いてるとこ。なんか不思議そうにしてたけど・・・。」

「不思議は不思議でも、そっちじゃないモフ。」
「そっちって、どっち?」
「みらいモフ。」
「ええ!? 私!?」

「大学生でぬいぐるみとお出かけするのは、変わって見えるモフ・・・。」
「全然いいでしょ! 私は一緒にいたいから!」

「モフ! 嬉しいモフ!」

~ Aパート ~

「いいわ! 若いって!」
「育ち盛りだもの。」
「最近、また大きくなったよね!」

「昨日よりまた何センチか大きくなってない?」
「こ、子供の成長って、速く感じるんですよね! 生徒を見ていて、そう思いますもん! オホホホホ!」

「思い出すな・・・。みらいが小さかった頃! 見てよ!」
「はー、始まった!」

「ちゃんと入れてるんだ! 昔の写真もデータにして! えーと・・・。えーと・・・。」
「ちょっと・・・。」

「これこれ! みらいが10歳の時の運動会!」
「はー! 小っちゃい!」

「これ、なーに?」
「ああ、幼稚園のお遊戯会! こっちは卒園式だね!」
「へー! どれどれ!」

『はー! 可愛い!』

「ご飯なんだから、後にしよう!」
「ケチ!」
「なんか、お母さんに似てきたな・・・。」


「なーに? それ!」
「あ・・・。いや・・・。良い意味で・・・。」

「うわ・・・。文字大きい・・・。」


みらいが見た未来からアイルは本屋にいると考えて、リコは、ここ何日か、本屋を何軒も回りましたが、見つからず。それどころか、本が増えただけ。
「リコの漫画も増えたモフ。」
「タイトルに惹かれて買ったら、やめられなくて・・・。」

「コンプリートするね!」
「でも、どこの店にも、17巻がないの・・・。どっかに置いてないかしら・・・。」

だったら、通販で買えばいいじゃない! アマゾンやら楽天やら、よりどりみどりやで! しかも、リコは、通販の便利さを知ったら、めっちゃハマりそう。そんなリコ先生を見てみたい!(笑)
「目的が変わってきてるモフ・・・。」


「ほつれてる! 縫ってあげようか?」
「このままでいいモフ!」
「遠慮しない! 痛くしないから!」



[やめるモフ! お母さんに見つかったら大変モフ!]


[子供は元気いっぱいモフ・・・。]

「また・・・。」
「うん・・・。小さい子供になった事があったでしょ? その時をね・・・。」

「え!? 子供になれるの!?」
「ううん。闇の魔法って悪い魔法のせいで、なっちゃったの・・・。」
「あの時は大変だったモフ!」

「この過去とか未来を見る力、何なの? どうして私達にこんな力を?」

「まあ、初めは戸惑ってたけど、慣れてきている自分もいるけどね・・・。」

「小さくなった時もそうだったモフ! 結構楽しんで暴れてたモフ!」
「私達、順応してくタイプなんで! ってか、さっきから、チクリチクリと言うね!」

「今でも小っちゃくなったみらい達が暴れる夢を見るモフ!」
「そんなに言うと、針でチクチクしちゃうぞー!」

今でも小っちゃくなったみらい達が暴れる夢を見るとか、なんてうらやましい・・・。私も見てみたいなあ・・・。あーあ、魔法で実現しないかな・・・。そんなのよりも、もっと他の素晴らしい夢を実現させろってツッコまれそうですね、ハイ。(笑)
その直後、リコは、いつまでもみらいの家にいられないと言いました。というのは、みらいの両親達が、ひすいの成長速度に違和感を抱くんじゃないかと思ったためです。
となると、今後、どうするのか? リコには、当てがあります。
「ここ?」
「そう。まゆゆさんが密かに魔法界の人達をバックアップしてくれてて。」

「こっちで住めるように大家さんをしてたりね!」
「アパートとか持ってるんだ!」
「うん! いくつか!」
「なかなかやり手だね!」

「みらいの家からも近いし、いいでしょ?」
「わー! 日当たりもいいね!」

「ひーちゃんのお家!」
「広さも、ひーちゃんと2人なら、十分!」

「2人・・・。」
「いつでも遊びに来ていいから! 鍵も渡しとくから!」


「嫌だ! 私も住む!」
「住むって・・・。」
「リコ、1人暮らしした事ないでしょ?」

「まあね。今も寮生活だし・・・。」
「それは心配だ! 1人暮らしって、すっごく大変なんだから!」

「みらいも、した事ないモフ?」
「うう・・・。」

「1人じゃないよ! ひーちゃんいるから平気だよ!」

「2人でひーちゃんを守るって話でしょ? やっぱり一緒に住まないと! ね、ひーちゃんも、みんなと一緒の方が楽しいでしょ?」
「うん! みらいとモフルンも一緒がいい!」

「だってさ!」
「でも、おば様達が何て言うか・・・。」

「いいよ!」
「ダーメ!」
「割れた・・・。」

「やっぱり心配だよ・・・。」
「もう大学生なんだから・・・。」
「まだ、大学生だよ!」

「社会人も一緒だし・・・。」
「それに、うち近いんだし!」
「近いなら、うちでいいじゃん!」
「正論ね・・・。」


「いいじゃない、好きにさせてあげれば。」
「お義母さん・・・。」
「出た! お母さんの一言! 決まったね!」

「ああ、私、お祖母ちゃんの怪我が良くなってから引っ越すから!」
「もう大丈夫よ。病院の先生も治りが早いって、驚いてたの。」

「みらいがやりたい事をやりなさい。」

「変わらないわね、おばあ様。」
「うん。いつも応援してくれるから。」

「でも変わらないっていうのはどうかな? ちょっと前なら、あんな怪我する事なかったかなって・・・。」


「歳を重ねれば、仕方ない事よ・・・。グスタフさんも、引退するって言うし・・・。」

「お父さんのスマホの文字も、大きくなってて・・・。眼鏡ずらして見たりして・・・・。歳をとるのって、子供の時はおめでたい話なのにね・・・。『成長した!』『大きくなった!』とか言って・・・。」
「そうね・・・。」

「わー! 小さい頃憧れてたんだよね!」
「憧れは結構だけど、置けないから・・・。」

「それも無理・・・。部屋の大きさとか、ちゃんと考えないとダメだし・・・。」

「あ、カーテン買わないと。丈の長さとかあるの!? 家のはどれ!?」

「電球にサイズ!? 家のどれ!?」

「洗濯機が運び込めるよう、ご自宅に搬入できるサイズのものを選んでいただくと・・・。」
「どれなの!?」
「部屋の大きさとか、ちゃんと考えないとダメだね・・・。」

「可愛いお茶碗! リコはこれで、モフルンはこれ!」
「モフ? モフルンのお茶碗モフ?」
「モフルンも一緒に食べられるでしょ?」
「そうね。みらいのご家族の目を気にする必要ないから。」


「嬉しいモフ! モフルン、初めてのお茶碗モフ!」
「ここでは人目を気にしようか・・・。」


[キュアップ・ラパパ! やかんよ、お湯を沸かしなさい!]
[緊張しますか? 初めての授業は。リコ先生。]
[はい・・・。]

[あの補習生徒が先生とは・・・。教師生活55年、予想もつかない事が起きます。これだから人生は楽しい!]

[これから送る教師人生、大変な事もあるでしょう・・・。困難に直面した時、私は思い出します。初めての授業を・・・。期待に胸を膨らませた、あの時を・・・。リコ先生も、今日、この日この時を、忘れずに邁進して下さい。]
[はい。]

[以上、教師生活68年、老教師からの助言です。]
[55年では?]

家具をひととおり買って、アパートに戻ったみらい達。

「今日は、新生活開始パーティーだ!」
『おー!』



「ブレーカーが落ちたー!」


「こらこら? なぜに食卓を囲んでる?」
「その・・・。ガスの手続きし忘れてて・・・。」

「いいじゃない! 毎日囲んでいいからね!」
「できればお風呂もいただきたくて・・・。」
「こらこら・・・。」
「やけ食いモフ!」


その翌日、みらいは、大学に向かう途中、またしても、アイルと会う未来を見ました。周りに本棚があるのも同じです。
ですが、周りの本は管理されている模様。みらいは、本屋ではなく図書館で会うものと考えました。
~ Bパート ~
そして、みらいは図書館へ。すると、予想通り、アイルがいました。
「この未来は見ていなかったから驚いたよ・・・。なぜ、ここが?」


「そうか・・・。君は僕とここで出会う未来を見たという訳か・・・。で、ここに来られた。だろ?」

「僕を探していたんだろ? ちょうどあがるところだったんだ。」
「私が見たのと同じ・・・。」

「で、この先の出来事は?」
「え・・・。」


「見ていないようだね。じゃ、ついて来て。」
「みらい! 危ないモフ!」
「何もしないよ。もし君達を襲うなら、この場で襲ってる。」


「あなた、何なの?」
「あなた、何なの。」


「そう。ここから先の未来は見ているんだ。君達とこうして公園にいる、この未来は。」
「未来を見るとか、一体何!?」

「この小説、読んだ事ある?」
「本の話なんて、聞いてない・・・。」

「子供の頃から何度も何度も読み返しているんだ。結末も分かっているんだよ。」

「けどね、本に目を落とせば、即座に主人公に感情移入できる。そのシーン、そのページの主人公の気持ちに寄り添える。」

「話がまったく見えないんだけど・・・。」
「似てると思わない? 君が経験した未来と過去を見た事と、本を読む事と。」

「僕は、時を自由に行き来できる力が欲しくて学んだんだ。闇の魔法を。」


「闇の魔法では、時を操る術も研究されていたからね。」
「じゃあ、私達が過去とか未来を見るのって、闇の魔法のせいなの?」
「いや。そこまでには至らない。実に陳腐な時を操る力だった。」


「でも、無駄じゃなかった。闇の魔法を研究する中で分かったんだ。自由に過去や未来に行く方法が・・・。」
「え?」

「今はまだ、君達と同じように、望む時間に行く事はできない。でも、すぐに、それも可能になる。」

「マザー・ラパーパの力があればね。」
「マザー・ラパーパ・・・。はーちゃん・・・。」

「もう1冊、面白い本を紹介するよ。」

「リンクルスマホン!」
「ラパーパ、ことはから手に入れた。」

「おっと。」

「はーちゃんは、どこなの!?」
「さてね。明日分かるよ。」

「みらい!」
「リコ!」
「モフ! メッセージでリコを呼んだモフ!」

「知ってるよ。この未来も経験済みだから。」
「スマホン!?」

「はい、ここまで! 僕が見ている未来は、ここまでなんだ。ここから先は、何が起こるのか分からない。」

「さて、どうするかな?」

「リコ!」
「うん!」


『キュアップ・ラパパ!』

『ピンクダイヤ!』

『ミラクルマジカルジュエリーレ!』


「例の、あれが!」






「これって、魔法学校?」



「今見たのって・・・。」
「うん・・・。私が前に見たやつ・・・。リコも見えたの?」
「ええ! 魔法学校が!」
「モフルンも見えたモフ!」

「みんなで同じ過去と未来を見たのか。しかも、力を授けていないヤツまで。」


「今君達が見た未来、その場所ですべては決する。」

「君達が見た未来は明日だ。やはり、明日、すべての決着をつけよう。」

「待って!」


今回は、これで終了です。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
という事で、今話のタイトルは「『流れ行く』歳月」。それゆえか、Aパートでは、2回も過去を見たり、時の流れというのは酷だよな、と感じる描写があったように思います。
Bパートでは、みらい達とアイルとのやりとりが、これまでよりも険しいものに。物語はまだ前半ながら、クライマックスを迎えたかのような雰囲気を感じました。
今話でリコが見た過去の1つは、自分達が子供になった時のもの。
いやー、懐かしい! 「天使達のお遊戯に心洗われる・・・」とか「これ、バックベアード様に『このロリコンめ!』って言われても反論できねーわ・・・」とか「巨大なパンケーキが校長のところにワープしちゃっててフイタ」とか思ってましたね(笑)。8年以上経った今でも、割と記憶に残っています。
リコが見た過去の2つ目は、リコが魔法学校の教師として初めての授業に臨んだ時の事。こちらは、「魔法つかい」本編にはありませんでしたが、魔法でお湯を沸かすというのは、過去にみらい達も取り組んでいた事です。
しかも、この回で、互いの呼び名が「みらい」「リコ」になりました。みらリコの始まりとも言える話であり、だいぶ印象に残ってますね。
Aパート開始直後の食卓風景では、みらいの父・大吉が、みらいが小さかった頃の写真をひすいに見せるのですが、眼鏡をずらして見たり、スマホの文字を大きくしていました。
これは、老眼が進んでいるという事なのでしょう。「魔法つかい」本編と見た目は変わらないのに、もう老眼が進んじゃってるとは・・・。私も、今は問題なく見れているスマホの文字を、そのうち大きくしないと見れなくなってしまうと思うと、危機感を覚えますね・・・。歳はとりたくないです・・・。
時の流れが酷だと感じさせる一方で、時が流れても変わらぬ美しさや素晴らしさがあると感じさせたところもありました。
オープニング前では、みらいが大学生になってもぬいぐるみとお出かけするのは変わってると、モフルンは言ってましたけど、それだけモフルンに大きな愛着を持っているという事ですよね。モフルンがしゃべれる前は、一緒にいるだけでみらいに安心感を与えていたでしょうし、モフルンがしゃべれるようになれば、みらいと一緒に様々な体験をして、楽しい毎日を送れたでしょうし。
もはや、みらいとモフルンは、双子の姉妹感が強く、大学生でもモフルンと一緒に出かけるのは当たり前だと思いますし、おばあちゃんになっても、そうしてるでしょう。これは、みらいの変わらぬ素晴らしさであり続けてほしいですね。
あとは、みらいの祖母・かの子についても、みらいのやりたい事を認めているのは、「魔法つかい」本編と変わっておらず、何年経っても変わらぬ美しさでしょう。
思えば、かの子の言葉があって、みらいとリコは奇跡の再会を果たせたんですよね。続編の本作も、かの子の言葉が、みらい達を突き動かし、何か大きな事が起こるのかも? 期待しちゃいますね。
大吉の娘バカなところも、変わらぬ素晴らしさでしょうか。みらいの小さい頃の写真を何枚もスマホに保存してたり、みらいが実家から離れて暮らすのも認めなかったのは、「やっぱ、このお父さんなら、そうだよな!」と感心しましたね。まあ、人によってはドン引きでしょうけど。(笑)
あと、「まゆゆ」という名前が出てきたのも見逃せないところ。
「まゆゆ」というのは、魔法界でのハロウィン回に出てきた、魔法界出身の「マユ」の事。ナシマホウ界では「渡辺麻友」という名前でアイドル活動をしているキャラでした。
「渡辺麻友」といえば、現実ではAKB48の元メンバーであり、彼女がマユの声役を務めていました。つまり、本人役で登場していたんですね。
リアルタイムで見ていた時は、AKBの有名人が出るという事で興奮していました。キュアミラクルのコスプレがめちゃくちゃ似合っていたのも憶えていますね。
しかし、そんな彼女は、AKBを卒業どころか、芸能界からも引退。「魔法つかい」本編放映時は、10年以内にAKBを卒業するとは思っていたものの、芸能界引退は想像してませんでしたね。なんか寂しく感じています。これも、「流れゆく歳月」ってやつなのかな、と思いますね。
Bパートでは、プリキュアへの変身途中で、みらい、リコ、モフルンが、自分達が倒される未来を見ました。その結果、プリキュアに変身できず。こういう変身キャンセルもあるんですね。
っていうか、変身キャンセルされるんなら・・・、

このシーンまで引っ張ってくれよ・・・。一瞬とはいえ、みらリコのアレとアレが触れ合ってるんじゃないかと感じさせるこの絵は、ピンクダイヤスタイルの楽しみの1つなんだぜ・・・。ホント、闇の魔法ってやつは空気読めねーな。(笑)
そういえば、Aパートでは、ブレーカーが落ちたせいで、みらリコの新居生活までブレークされちゃったんだよなあ・・・。新居生活の甘い匂いを楽しみにしてたのに、ぐぬぬ・・・。モフルン、私もやけ食いに付き合うよ。(笑)
さて、次回は、物語の重要局面を迎えそうですね。これまで何度か見た、プリキュアが倒される未来は本当に実現するのか? 目が離せません。(本記事を投稿した時点では、既に次回は放映されていますが、私はまだ見ていません。)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」第5話「流れ行く歳月」の感想です。
~ オープニング前 ~




「ど、どうしたの? 」

「何か変? おかしいとこ、あったかな?」
「ううん。おかしくはないよ。可愛いぬいぐるみだよね。」


「見られたかな? モフルンが動いてるとこ。なんか不思議そうにしてたけど・・・。」

「不思議は不思議でも、そっちじゃないモフ。」
「そっちって、どっち?」
「みらいモフ。」
「ええ!? 私!?」

「大学生でぬいぐるみとお出かけするのは、変わって見えるモフ・・・。」
「全然いいでしょ! 私は一緒にいたいから!」


「モフ! 嬉しいモフ!」

~ Aパート ~

「いいわ! 若いって!」
「育ち盛りだもの。」
「最近、また大きくなったよね!」

「昨日よりまた何センチか大きくなってない?」
「こ、子供の成長って、速く感じるんですよね! 生徒を見ていて、そう思いますもん! オホホホホ!」


「思い出すな・・・。みらいが小さかった頃! 見てよ!」
「はー、始まった!」


「ちゃんと入れてるんだ! 昔の写真もデータにして! えーと・・・。えーと・・・。」
「ちょっと・・・。」


「これこれ! みらいが10歳の時の運動会!」
「はー! 小っちゃい!」

「これ、なーに?」
「ああ、幼稚園のお遊戯会! こっちは卒園式だね!」
「へー! どれどれ!」

『はー! 可愛い!』

「ご飯なんだから、後にしよう!」
「ケチ!」
「なんか、お母さんに似てきたな・・・。」


「なーに? それ!」
「あ・・・。いや・・・。良い意味で・・・。」

「うわ・・・。文字大きい・・・。」



みらいが見た未来からアイルは本屋にいると考えて、リコは、ここ何日か、本屋を何軒も回りましたが、見つからず。それどころか、本が増えただけ。
「リコの漫画も増えたモフ。」
「タイトルに惹かれて買ったら、やめられなくて・・・。」

「コンプリートするね!」
「でも、どこの店にも、17巻がないの・・・。どっかに置いてないかしら・・・。」

だったら、通販で買えばいいじゃない! アマゾンやら楽天やら、よりどりみどりやで! しかも、リコは、通販の便利さを知ったら、めっちゃハマりそう。そんなリコ先生を見てみたい!(笑)
「目的が変わってきてるモフ・・・。」


「ほつれてる! 縫ってあげようか?」
「このままでいいモフ!」
「遠慮しない! 痛くしないから!」



[やめるモフ! お母さんに見つかったら大変モフ!]


[子供は元気いっぱいモフ・・・。]

「また・・・。」
「うん・・・。小さい子供になった事があったでしょ? その時をね・・・。」


「え!? 子供になれるの!?」
「ううん。闇の魔法って悪い魔法のせいで、なっちゃったの・・・。」
「あの時は大変だったモフ!」

「この過去とか未来を見る力、何なの? どうして私達にこんな力を?」

「まあ、初めは戸惑ってたけど、慣れてきている自分もいるけどね・・・。」

「小さくなった時もそうだったモフ! 結構楽しんで暴れてたモフ!」
「私達、順応してくタイプなんで! ってか、さっきから、チクリチクリと言うね!」


「今でも小っちゃくなったみらい達が暴れる夢を見るモフ!」
「そんなに言うと、針でチクチクしちゃうぞー!」


今でも小っちゃくなったみらい達が暴れる夢を見るとか、なんてうらやましい・・・。私も見てみたいなあ・・・。あーあ、魔法で実現しないかな・・・。そんなのよりも、もっと他の素晴らしい夢を実現させろってツッコまれそうですね、ハイ。(笑)
その直後、リコは、いつまでもみらいの家にいられないと言いました。というのは、みらいの両親達が、ひすいの成長速度に違和感を抱くんじゃないかと思ったためです。
となると、今後、どうするのか? リコには、当てがあります。
「ここ?」
「そう。まゆゆさんが密かに魔法界の人達をバックアップしてくれてて。」

「こっちで住めるように大家さんをしてたりね!」
「アパートとか持ってるんだ!」
「うん! いくつか!」
「なかなかやり手だね!」

「みらいの家からも近いし、いいでしょ?」
「わー! 日当たりもいいね!」


「ひーちゃんのお家!」
「広さも、ひーちゃんと2人なら、十分!」


「2人・・・。」
「いつでも遊びに来ていいから! 鍵も渡しとくから!」


「嫌だ! 私も住む!」
「住むって・・・。」
「リコ、1人暮らしした事ないでしょ?」


「まあね。今も寮生活だし・・・。」
「それは心配だ! 1人暮らしって、すっごく大変なんだから!」

「みらいも、した事ないモフ?」
「うう・・・。」

「1人じゃないよ! ひーちゃんいるから平気だよ!」

「2人でひーちゃんを守るって話でしょ? やっぱり一緒に住まないと! ね、ひーちゃんも、みんなと一緒の方が楽しいでしょ?」
「うん! みらいとモフルンも一緒がいい!」


「だってさ!」
「でも、おば様達が何て言うか・・・。」

「いいよ!」
「ダーメ!」
「割れた・・・。」


「やっぱり心配だよ・・・。」
「もう大学生なんだから・・・。」
「まだ、大学生だよ!」

「社会人も一緒だし・・・。」
「それに、うち近いんだし!」
「近いなら、うちでいいじゃん!」
「正論ね・・・。」



「いいじゃない、好きにさせてあげれば。」
「お義母さん・・・。」
「出た! お母さんの一言! 決まったね!」


「ああ、私、お祖母ちゃんの怪我が良くなってから引っ越すから!」
「もう大丈夫よ。病院の先生も治りが早いって、驚いてたの。」


「みらいがやりたい事をやりなさい。」

「変わらないわね、おばあ様。」
「うん。いつも応援してくれるから。」

「でも変わらないっていうのはどうかな? ちょっと前なら、あんな怪我する事なかったかなって・・・。」


「歳を重ねれば、仕方ない事よ・・・。グスタフさんも、引退するって言うし・・・。」

「お父さんのスマホの文字も、大きくなってて・・・。眼鏡ずらして見たりして・・・・。歳をとるのって、子供の時はおめでたい話なのにね・・・。『成長した!』『大きくなった!』とか言って・・・。」
「そうね・・・。」

「わー! 小さい頃憧れてたんだよね!」
「憧れは結構だけど、置けないから・・・。」


「それも無理・・・。部屋の大きさとか、ちゃんと考えないとダメだし・・・。」

「あ、カーテン買わないと。丈の長さとかあるの!? 家のはどれ!?」

「電球にサイズ!? 家のどれ!?」

「洗濯機が運び込めるよう、ご自宅に搬入できるサイズのものを選んでいただくと・・・。」
「どれなの!?」
「部屋の大きさとか、ちゃんと考えないとダメだね・・・。」


「可愛いお茶碗! リコはこれで、モフルンはこれ!」
「モフ? モフルンのお茶碗モフ?」
「モフルンも一緒に食べられるでしょ?」
「そうね。みらいのご家族の目を気にする必要ないから。」



「嬉しいモフ! モフルン、初めてのお茶碗モフ!」
「ここでは人目を気にしようか・・・。」


[キュアップ・ラパパ! やかんよ、お湯を沸かしなさい!]
[緊張しますか? 初めての授業は。リコ先生。]
[はい・・・。]


[あの補習生徒が先生とは・・・。教師生活55年、予想もつかない事が起きます。これだから人生は楽しい!]

[これから送る教師人生、大変な事もあるでしょう・・・。困難に直面した時、私は思い出します。初めての授業を・・・。期待に胸を膨らませた、あの時を・・・。リコ先生も、今日、この日この時を、忘れずに邁進して下さい。]
[はい。]

[以上、教師生活68年、老教師からの助言です。]
[55年では?]

家具をひととおり買って、アパートに戻ったみらい達。


「今日は、新生活開始パーティーだ!」
『おー!』






「ブレーカーが落ちたー!」



「こらこら? なぜに食卓を囲んでる?」
「その・・・。ガスの手続きし忘れてて・・・。」


「いいじゃない! 毎日囲んでいいからね!」
「できればお風呂もいただきたくて・・・。」
「こらこら・・・。」
「やけ食いモフ!」




その翌日、みらいは、大学に向かう途中、またしても、アイルと会う未来を見ました。周りに本棚があるのも同じです。
ですが、周りの本は管理されている模様。みらいは、本屋ではなく図書館で会うものと考えました。
~ Bパート ~
そして、みらいは図書館へ。すると、予想通り、アイルがいました。
「この未来は見ていなかったから驚いたよ・・・。なぜ、ここが?」


「そうか・・・。君は僕とここで出会う未来を見たという訳か・・・。で、ここに来られた。だろ?」

「僕を探していたんだろ? ちょうどあがるところだったんだ。」
「私が見たのと同じ・・・。」

「で、この先の出来事は?」
「え・・・。」


「見ていないようだね。じゃ、ついて来て。」
「みらい! 危ないモフ!」
「何もしないよ。もし君達を襲うなら、この場で襲ってる。」


「あなた、何なの?」
「あなた、何なの。」


「そう。ここから先の未来は見ているんだ。君達とこうして公園にいる、この未来は。」
「未来を見るとか、一体何!?」

「この小説、読んだ事ある?」
「本の話なんて、聞いてない・・・。」


「子供の頃から何度も何度も読み返しているんだ。結末も分かっているんだよ。」

「けどね、本に目を落とせば、即座に主人公に感情移入できる。そのシーン、そのページの主人公の気持ちに寄り添える。」

「話がまったく見えないんだけど・・・。」
「似てると思わない? 君が経験した未来と過去を見た事と、本を読む事と。」


「僕は、時を自由に行き来できる力が欲しくて学んだんだ。闇の魔法を。」


「闇の魔法では、時を操る術も研究されていたからね。」
「じゃあ、私達が過去とか未来を見るのって、闇の魔法のせいなの?」
「いや。そこまでには至らない。実に陳腐な時を操る力だった。」



「でも、無駄じゃなかった。闇の魔法を研究する中で分かったんだ。自由に過去や未来に行く方法が・・・。」
「え?」

「今はまだ、君達と同じように、望む時間に行く事はできない。でも、すぐに、それも可能になる。」

「マザー・ラパーパの力があればね。」
「マザー・ラパーパ・・・。はーちゃん・・・。」


「もう1冊、面白い本を紹介するよ。」

「リンクルスマホン!」
「ラパーパ、ことはから手に入れた。」


「おっと。」

「はーちゃんは、どこなの!?」
「さてね。明日分かるよ。」


「みらい!」
「リコ!」
「モフ! メッセージでリコを呼んだモフ!」


「知ってるよ。この未来も経験済みだから。」
「スマホン!?」


「はい、ここまで! 僕が見ている未来は、ここまでなんだ。ここから先は、何が起こるのか分からない。」

「さて、どうするかな?」

「リコ!」
「うん!」



『キュアップ・ラパパ!』

『ピンクダイヤ!』

『ミラクルマジカルジュエリーレ!』



「例の、あれが!」









「これって、魔法学校?」





「今見たのって・・・。」
「うん・・・。私が前に見たやつ・・・。リコも見えたの?」
「ええ! 魔法学校が!」
「モフルンも見えたモフ!」

「みんなで同じ過去と未来を見たのか。しかも、力を授けていないヤツまで。」


「今君達が見た未来、その場所ですべては決する。」

「君達が見た未来は明日だ。やはり、明日、すべての決着をつけよう。」

「待って!」



今回は、これで終了です。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
という事で、今話のタイトルは「『流れ行く』歳月」。それゆえか、Aパートでは、2回も過去を見たり、時の流れというのは酷だよな、と感じる描写があったように思います。
Bパートでは、みらい達とアイルとのやりとりが、これまでよりも険しいものに。物語はまだ前半ながら、クライマックスを迎えたかのような雰囲気を感じました。
今話でリコが見た過去の1つは、自分達が子供になった時のもの。
いやー、懐かしい! 「天使達のお遊戯に心洗われる・・・」とか「これ、バックベアード様に『このロリコンめ!』って言われても反論できねーわ・・・」とか「巨大なパンケーキが校長のところにワープしちゃっててフイタ」とか思ってましたね(笑)。8年以上経った今でも、割と記憶に残っています。
リコが見た過去の2つ目は、リコが魔法学校の教師として初めての授業に臨んだ時の事。こちらは、「魔法つかい」本編にはありませんでしたが、魔法でお湯を沸かすというのは、過去にみらい達も取り組んでいた事です。
しかも、この回で、互いの呼び名が「みらい」「リコ」になりました。みらリコの始まりとも言える話であり、だいぶ印象に残ってますね。
Aパート開始直後の食卓風景では、みらいの父・大吉が、みらいが小さかった頃の写真をひすいに見せるのですが、眼鏡をずらして見たり、スマホの文字を大きくしていました。
これは、老眼が進んでいるという事なのでしょう。「魔法つかい」本編と見た目は変わらないのに、もう老眼が進んじゃってるとは・・・。私も、今は問題なく見れているスマホの文字を、そのうち大きくしないと見れなくなってしまうと思うと、危機感を覚えますね・・・。歳はとりたくないです・・・。
時の流れが酷だと感じさせる一方で、時が流れても変わらぬ美しさや素晴らしさがあると感じさせたところもありました。
オープニング前では、みらいが大学生になってもぬいぐるみとお出かけするのは変わってると、モフルンは言ってましたけど、それだけモフルンに大きな愛着を持っているという事ですよね。モフルンがしゃべれる前は、一緒にいるだけでみらいに安心感を与えていたでしょうし、モフルンがしゃべれるようになれば、みらいと一緒に様々な体験をして、楽しい毎日を送れたでしょうし。
もはや、みらいとモフルンは、双子の姉妹感が強く、大学生でもモフルンと一緒に出かけるのは当たり前だと思いますし、おばあちゃんになっても、そうしてるでしょう。これは、みらいの変わらぬ素晴らしさであり続けてほしいですね。
あとは、みらいの祖母・かの子についても、みらいのやりたい事を認めているのは、「魔法つかい」本編と変わっておらず、何年経っても変わらぬ美しさでしょう。
思えば、かの子の言葉があって、みらいとリコは奇跡の再会を果たせたんですよね。続編の本作も、かの子の言葉が、みらい達を突き動かし、何か大きな事が起こるのかも? 期待しちゃいますね。
大吉の娘バカなところも、変わらぬ素晴らしさでしょうか。みらいの小さい頃の写真を何枚もスマホに保存してたり、みらいが実家から離れて暮らすのも認めなかったのは、「やっぱ、このお父さんなら、そうだよな!」と感心しましたね。まあ、人によってはドン引きでしょうけど。(笑)
あと、「まゆゆ」という名前が出てきたのも見逃せないところ。
「まゆゆ」というのは、魔法界でのハロウィン回に出てきた、魔法界出身の「マユ」の事。ナシマホウ界では「渡辺麻友」という名前でアイドル活動をしているキャラでした。
「渡辺麻友」といえば、現実ではAKB48の元メンバーであり、彼女がマユの声役を務めていました。つまり、本人役で登場していたんですね。
リアルタイムで見ていた時は、AKBの有名人が出るという事で興奮していました。キュアミラクルのコスプレがめちゃくちゃ似合っていたのも憶えていますね。
しかし、そんな彼女は、AKBを卒業どころか、芸能界からも引退。「魔法つかい」本編放映時は、10年以内にAKBを卒業するとは思っていたものの、芸能界引退は想像してませんでしたね。なんか寂しく感じています。これも、「流れゆく歳月」ってやつなのかな、と思いますね。
Bパートでは、プリキュアへの変身途中で、みらい、リコ、モフルンが、自分達が倒される未来を見ました。その結果、プリキュアに変身できず。こういう変身キャンセルもあるんですね。
っていうか、変身キャンセルされるんなら・・・、


このシーンまで引っ張ってくれよ・・・。一瞬とはいえ、みらリコのアレとアレが触れ合ってるんじゃないかと感じさせるこの絵は、ピンクダイヤスタイルの楽しみの1つなんだぜ・・・。ホント、闇の魔法ってやつは空気読めねーな。(笑)
そういえば、Aパートでは、ブレーカーが落ちたせいで、みらリコの新居生活までブレークされちゃったんだよなあ・・・。新居生活の甘い匂いを楽しみにしてたのに、ぐぬぬ・・・。モフルン、私もやけ食いに付き合うよ。(笑)
さて、次回は、物語の重要局面を迎えそうですね。これまで何度か見た、プリキュアが倒される未来は本当に実現するのか? 目が離せません。(本記事を投稿した時点では、既に次回は放映されていますが、私はまだ見ていません。)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。