「ドキドキ! プリキュア」第16話「レジーナ猛アタック! マナはあたしのもの!」の感想です。
オープニング前。
敵のアジト。ベール、マーモ、イーラの3人はコント「ジコチュー」を披露します。演技なのか、素なのか、よく分からない劇が披露され、案の定、レジーナもつまらなく感じていました。
レジーナの態度に不満のイーラとマーモ。ベールが諫めます。
「あの子の方がよっぽど面白いわ。」とつぶやきます。「あの子」というのは、キュアハート。レジーナは彼女を自分のものにしよう、と動きます。
Aパート。
マナ、六花、真琴が一緒に登校中、レジーナが現れます。レジーナは前話でジコチューと戦った事を謝りますが、それほど反省してない様子。六花と真琴は警戒します。
レジーナは六花と真琴の言葉を無視して、
「あたし、マナの事がとっても気に入ったの。だから・・・、友達にしてあげる! 嬉しいでしょ!」
と言います。「嬉しい訳ないでしょ!」と、真琴は怒り、変身します。
驚くマナと六花に対し、意に介さないレジーナ。ソードに、故郷であるトランプ王国を滅ぼした事を許さない、と言われても、
「そんなの知らないもん。だって、やったのは、あたしじゃなくて、パパだもーん。」
と返します。ソードはますます怒りますが、マナが止め、六花も諭し、とりあえず変身を解きます。
すぐさま、レジーナは、
「マナとあたしは友達だよ。いいよね?」
と言います。マナは少し考えた末、友達になる事を承諾します。真琴は、
「どうして・・・。この子と友達になるなんて、まさか本気じゃないわよね?」
と険しい表情で聞きます。マナは、
「本気だよ。レジーナと友達になれたらいいなって思ってる。」
と答えます。真琴は、信じられない、と言います。確かに、レジーナは、トランプ王国を滅ぼしたキングジコチューの娘。それに、マナはトランプ王国の惨状を目にしています。
だとすると、おかしい事なのかもしれませんが、マナは、レジーナは何か違う、どこか憎めない、と言います。何が違うのかは、よく分かっていませんが。真琴は、
「マナが何を考えているのか、全然分からない!」
と怒り、先に学校に向かいます。真琴に嫌われて、暗い表情になるマナ。一旦、レジーナと別れて、学校に行きます。
教室に着いても、真琴はマナの事を見向きもせず、マナは、嫌われた、と涙目になります。六花は、真琴の気持ちも分かるでしょ、とフォローします。マナもそれは分かってはいますが、それでもレジーナ友達にした理由が、よくは分かっていません。
そんな中、レジーナが教室に入って来て、遊びに行こう、と言います。もちろん、これから授業ですので、そんな訳にはいきませんが、レジーナは「授業なんてサボっちゃえばいいじゃん」と言い、教室の扉を開けさせないようにして、先生を教室に入れさせなくします。
マナはレジーナを教室から人気のない所に連れ出します。マナは、学校に入って来ちゃダメ、と言いますが、
「マナのためだよ? 勉強より遊ぶ方が楽しいに決まってる。だから、マナのためにやったの。嬉しいでしょ?」
と言います。マナは納得してませんが、学校が終わったら遊ぼう、と言い、レジーナも不満ながら聞き入れます。
放課後。レジーナが現れ、一緒に遊ぼうと言います。しかし、マナは生徒会室に用事があり、ちょっとだけ待つよう言いますが、レジーナは、待てない、と言います。
「あたしが片づけてあげる」と言いながら、能力を使おうとするところをマナが止めます。学校を消そうとしたそうです。そうすれば、面倒な事もなくなり、すぐに遊べると考えていたようです。
マナは強く反対。「なんでダメなの? マナのためなのに」と言うレジーナに、六花は、それは違う、マナの都合も考えろ、と言いますが、レジーナは、六花には聞いていない、と六花を黙らせます。そして、レジーナはマナを連れ出します。
真琴はこれから仕事のようです。車に乗ろうとしたところに、レジーナに連れられるマナを目にし、機嫌を悪くします。
マナを連れ出したレジーナは特に行きたいところがなく、マナに付き合う、と言います。マナは、街を案内する、と言います。
マナが階段を上がると、レジーナは能力でエスカレーターにします。また、マナがゴミ拾いをするのを見ると、手伝ってあげると言い、強風を起こしますが、逆にゴミが散らかっちゃいます。
ソリティア。六花とありすが外でお茶を飲んでいました。六花がマナを心配しているところに、レジーナが出てきます。レジーナは喉が渇いたようで、ありすの淹れる紅茶を勧めたようです。
レジーナはすぐに作るよう、ありすに頼みます。ありすは穏やかな表情で申し入れ、少し待つよう言いますが、レジーナは待てない、と不満の表情。
すると、レジーナはアイちゃんを目にし、アイちゃんの笑顔に癒され、一緒に遊びます。
早く紅茶を作るよう指示するのも忘れません。
マナは一息つけました。六花はマナに、真琴と話せたかどうかは聞きますが、仕事が忙しいようで、できなかったと答えます。
2人のやりとりを見て、「あたしのマナと馴れ馴れしく話さないでくれる?」と不機嫌のレジーナ。六花は、マナは物じゃない、自分は幼なじみだ、と反論しますが、
「マナの友達はあたしよ。だから・・・、あなたはもうお払い箱なの!」
と言います。六花は怒りますが、レジーナは構わず、再びマナを連れ出します。
Bパート。
ぶたのしっぽ。マナは真琴の曲を聴き、しばらく会えていない事に泣き出します。ああ、そういえば、真琴オンリーのキャラアルバムの発売まで残り10日を切りましたね。「プリキュア」シリーズ初の単独キャラアルバム、中の人は「プリキュア5」の2年間でエンディングを歌っていた、という事で、心待ちにしています。
脱線しました。「そんなにまこぴーに会いたいのなら、もうレジーナと友達になるの止めたら?」と六花は言いますが、それはダメだと返します。レジーナの、友達だよという言葉は嘘じゃないと思っていて、友達になれるという直感があったからです。
六花もありすも反対はしてないようです。でも、真琴はそれだけでは納得できないでしょう。それはマナも分かっていますが、
「でも、敵と友達になっちゃダメなのかな?」
と言います。ダメではないけど、難しい事だと、六花とありすは答えます。
真琴が気になるマナ。それなら、自分達が見に行こうかと、六花は言います。マナは、真琴に差し入れを渡すよう、六花とありすに頼みます。
そこに、レジーナが訪れ、マナを連れ出します。
アイスクリーム屋で、レジーナがアイスを口にすると、すごくおいしい、と満足な表情を浮かべます。
「さすが、あたしの友達、使えるわ。」と言います。
外に出て、マナは他の3人の好みについて話していると、レジーナは不機嫌になります。
「どうして? あなたはあたしの友達でしょ? なのに、どうして他の子の事を考えているの?」
と聞きます。
「マナの友達はあたしだけよ。マナはあたしの事だけ考えていればいいの。他の子なんていらない。」
と続けます。マナがそれは違うと言う前に、いらないものは消しちゃえばいい、と言って、姿を消します。
真琴はCM撮影中。一息つけたところに、六花とありすが来て、差し入れを渡します。
真琴はマナがいない事に不機嫌を感じています。すぐに、レジーナと一緒にいる事を察しますが、マナが何を考えているのか、よく分からないと言います。
それは、六花やありすも同じですし、マナ自身もよく分かってはいません。でも、マナの直感は昔から侮れないし、頭で考えるより直感を信じて行動するところを2人は認めています。
とはいえ、相手はキングジコチューの娘なので、そう簡単にはいかない、と心配しています。ありすは真琴に、マナが心配じゃないか、と聞いたところに、レジーナが現れ、近くにいたスタッフを強制的にジコチューにします。レジーナにとって3人は邪魔なので、消そうと考えています。
という訳で、3人は変身して戦います。しかし、ジコチューの攻撃をロゼッタリフレクションでも防ぎきれず、倒れます。
そこに、マナが到着。すぐさま、レジーナは、
「ねえ、マナ。あたし、マナのために色んな事一杯してあげたよね。今度はマナの番だよ? あたしのために、この子の友達をやめて。いいよね?」
と聞きますが、マナは断り、変身します。
とはいえ、苦戦は変わらず。ダイヤモンド達3人はダメージがされに増えます。レジーナは、
「マナ。あなたのせいだよ? みんな、カワイソー。」
とハートに言いますが、
「マナのせいじゃない。マナの友達になったのは、なりたいと思ったのは、私なんだから!」
「私達は自ら望んで、マナちゃんと共にいるのです。この程度の困難は承知の上ですわ!」
と、ダイヤモンドとロゼッタがフォローします。その物言いに不満なレジーナに連られて、ジコチューが攻撃します。ソードへの攻撃をハートがかばい、
「あたしの大事な人達を消すなんて、そんなの友達がする事じゃない!」
と言います。
「どうして逆らうの!? どうして言う通りにしないの!? 友達なのに!」
「友達だからだよ! 本当の友達になりたいから、本音をぶつけるし、間違ってる事は全力で止める!」
聞きたくない、と言うレジーナに連られて、ジコチューが攻撃しますが、ソードが手刀でさばきます。
「聞きなさい! 友達なら、相手の話をきちんと聞くべきよ!」
そして、ラブリーフォースアローでジコチューを倒します。その後、ハートはレジーナに、本当の友達になろう、と言いますが、レジーナは、意味が分からないと言い、消えます。
その後、公園で、マナは真琴に、レジーナと友達を続けるかどうかを聞かれます。
「自分でもどうかと思うけど、あたし、あの子が根っからの悪い子だとどうしても思えないんだ。あの子の笑顔を見たら・・・。そんな気がして・・・。もちろん、まこぴーが怒るのは当然だと思う。でも、あたし、トランプ王国のためなら、何だってするし。だから・・・、その・・・。」
「私はレジーナの事を絶対に許せないわ。いくらマナの友達でも。」
マナは落ち込みます。
「これが私の本音だけどいい? 本当の友達は本音をぶつけるんでしょ? だから、ぶつけてみたんだけど。」
マナは嬉しくて、泣き出します。レジーナに対する感情はどうあれ、友達と本音で話し合えた事は嬉しかったようです。
一方、敵のアジトに帰ったレジーナは説教された事に不満を感じてはいましたが、本当の友達が何なのか、疑問に感じていました。
今回はこれで終了です。
次回、「ショック! 奪われたクリスタル!」
レジーナの瞳の色が変化するのが気になりますね。
人格まで変わってそうです。何をきっかけに変化するのか、注目したいです。
~ まとめ ~
レジーナに対する謎は増えたものの、この子がどんな子なのかは、ある程度分かって来ました。
まず、精神年齢はかなり幼く、メイン視聴層である未就学女児に近いな、と思いました。それゆえ、善悪基準が確立していなく、他人の立場になって考える事もできないので、マナのために何かやる事は、客観的に見れば明らかに悪い事であっても、マナは喜ぶと思って、実行しちゃうんでしょうね。このあたりは、「オールスターズ・ニューステージ1」のフーちゃんと似たようなところがあるな、と思いました。
他にも、プリキュアに対する敵対意識がない事もはっきり感じました。それと同時に、父親のキングジコチューに対して愛情を感じていないのかも、と思いました。
キングジコチューが復活するには、ジコチューから発するジャネジーが欠かせません。しかも、レジーナは強制的にジコチューにする能力があります。その気になれば、キングジコチューはもう復活していてもおかしくないのに、ジコチュー化する事に興味がないあたり、父親に対しては、良い感情は抱いてないのかな、と思いました。
それに、父親がトランプ王国を滅ぼしたことについても、無責任でしたし、トランプ王国を滅ぼしたことに加担していないのは本当なのかもしれませんね。
あとは、「マナの友達はあたしだけ」というセリフから、友達を取られる事が怖いんじゃないかな、とも思いました。もし、マナが他の友達に構えば、自分に構ってくれる時間が減って、見捨てられるかもしれない。そんな恐怖があったんじゃないかな、と思いました。
マナがレジーナの友達になる事を承諾した理由は本人すらよく分かっていませんでしたが、トランプ王国復興の鍵になると思ったからかな、と私は考えています。
キングジコチューはトランプ王国を滅ぼしたが、争って解決するよりは話し合って解決をマナは望んでいるでしょうし、それに、侵略理由も明らかになっていません。マナとレジーナが「本当の友達」になる事で、そのあたりが分かれば、和解に繋がる。マナの感じた直感はそれかな、と思っています。
今回感じた事はこんなところです。
今後は、レジーナが「本当の友達」が何なのかを理解できるかが重要ポイントになりそうですね。今後もレジーナは積極的にマナに近付く事でしょう。そのたびに、レジーナが何を感じ、どう変化していくのか、じっくり見ていきたいと思います。
最後に、どうでもいいですが、今回の感想、(笑)コメントがありませんでした(笑)。それだけ、今回は考えさせられるところがあったと思います。「(笑)コメントがないのは何か違和感が・・・。」と思われた方もいるかもしれませんが、今後もそういう感想が多く出るかもしれませんので、ご了承下さい。
オープニング前。
敵のアジト。ベール、マーモ、イーラの3人はコント「ジコチュー」を披露します。演技なのか、素なのか、よく分からない劇が披露され、案の定、レジーナもつまらなく感じていました。
レジーナの態度に不満のイーラとマーモ。ベールが諫めます。
「あの子の方がよっぽど面白いわ。」とつぶやきます。「あの子」というのは、キュアハート。レジーナは彼女を自分のものにしよう、と動きます。
Aパート。
マナ、六花、真琴が一緒に登校中、レジーナが現れます。レジーナは前話でジコチューと戦った事を謝りますが、それほど反省してない様子。六花と真琴は警戒します。
レジーナは六花と真琴の言葉を無視して、
「あたし、マナの事がとっても気に入ったの。だから・・・、友達にしてあげる! 嬉しいでしょ!」
と言います。「嬉しい訳ないでしょ!」と、真琴は怒り、変身します。
驚くマナと六花に対し、意に介さないレジーナ。ソードに、故郷であるトランプ王国を滅ぼした事を許さない、と言われても、
「そんなの知らないもん。だって、やったのは、あたしじゃなくて、パパだもーん。」
と返します。ソードはますます怒りますが、マナが止め、六花も諭し、とりあえず変身を解きます。
すぐさま、レジーナは、
「マナとあたしは友達だよ。いいよね?」
と言います。マナは少し考えた末、友達になる事を承諾します。真琴は、
「どうして・・・。この子と友達になるなんて、まさか本気じゃないわよね?」
と険しい表情で聞きます。マナは、
「本気だよ。レジーナと友達になれたらいいなって思ってる。」
と答えます。真琴は、信じられない、と言います。確かに、レジーナは、トランプ王国を滅ぼしたキングジコチューの娘。それに、マナはトランプ王国の惨状を目にしています。
だとすると、おかしい事なのかもしれませんが、マナは、レジーナは何か違う、どこか憎めない、と言います。何が違うのかは、よく分かっていませんが。真琴は、
「マナが何を考えているのか、全然分からない!」
と怒り、先に学校に向かいます。真琴に嫌われて、暗い表情になるマナ。一旦、レジーナと別れて、学校に行きます。
教室に着いても、真琴はマナの事を見向きもせず、マナは、嫌われた、と涙目になります。六花は、真琴の気持ちも分かるでしょ、とフォローします。マナもそれは分かってはいますが、それでもレジーナ友達にした理由が、よくは分かっていません。
そんな中、レジーナが教室に入って来て、遊びに行こう、と言います。もちろん、これから授業ですので、そんな訳にはいきませんが、レジーナは「授業なんてサボっちゃえばいいじゃん」と言い、教室の扉を開けさせないようにして、先生を教室に入れさせなくします。
マナはレジーナを教室から人気のない所に連れ出します。マナは、学校に入って来ちゃダメ、と言いますが、
「マナのためだよ? 勉強より遊ぶ方が楽しいに決まってる。だから、マナのためにやったの。嬉しいでしょ?」
と言います。マナは納得してませんが、学校が終わったら遊ぼう、と言い、レジーナも不満ながら聞き入れます。
放課後。レジーナが現れ、一緒に遊ぼうと言います。しかし、マナは生徒会室に用事があり、ちょっとだけ待つよう言いますが、レジーナは、待てない、と言います。
「あたしが片づけてあげる」と言いながら、能力を使おうとするところをマナが止めます。学校を消そうとしたそうです。そうすれば、面倒な事もなくなり、すぐに遊べると考えていたようです。
マナは強く反対。「なんでダメなの? マナのためなのに」と言うレジーナに、六花は、それは違う、マナの都合も考えろ、と言いますが、レジーナは、六花には聞いていない、と六花を黙らせます。そして、レジーナはマナを連れ出します。
真琴はこれから仕事のようです。車に乗ろうとしたところに、レジーナに連れられるマナを目にし、機嫌を悪くします。
マナを連れ出したレジーナは特に行きたいところがなく、マナに付き合う、と言います。マナは、街を案内する、と言います。
マナが階段を上がると、レジーナは能力でエスカレーターにします。また、マナがゴミ拾いをするのを見ると、手伝ってあげると言い、強風を起こしますが、逆にゴミが散らかっちゃいます。
ソリティア。六花とありすが外でお茶を飲んでいました。六花がマナを心配しているところに、レジーナが出てきます。レジーナは喉が渇いたようで、ありすの淹れる紅茶を勧めたようです。
レジーナはすぐに作るよう、ありすに頼みます。ありすは穏やかな表情で申し入れ、少し待つよう言いますが、レジーナは待てない、と不満の表情。
すると、レジーナはアイちゃんを目にし、アイちゃんの笑顔に癒され、一緒に遊びます。
早く紅茶を作るよう指示するのも忘れません。
マナは一息つけました。六花はマナに、真琴と話せたかどうかは聞きますが、仕事が忙しいようで、できなかったと答えます。
2人のやりとりを見て、「あたしのマナと馴れ馴れしく話さないでくれる?」と不機嫌のレジーナ。六花は、マナは物じゃない、自分は幼なじみだ、と反論しますが、
「マナの友達はあたしよ。だから・・・、あなたはもうお払い箱なの!」
と言います。六花は怒りますが、レジーナは構わず、再びマナを連れ出します。
Bパート。
ぶたのしっぽ。マナは真琴の曲を聴き、しばらく会えていない事に泣き出します。ああ、そういえば、真琴オンリーのキャラアルバムの発売まで残り10日を切りましたね。「プリキュア」シリーズ初の単独キャラアルバム、中の人は「プリキュア5」の2年間でエンディングを歌っていた、という事で、心待ちにしています。
脱線しました。「そんなにまこぴーに会いたいのなら、もうレジーナと友達になるの止めたら?」と六花は言いますが、それはダメだと返します。レジーナの、友達だよという言葉は嘘じゃないと思っていて、友達になれるという直感があったからです。
六花もありすも反対はしてないようです。でも、真琴はそれだけでは納得できないでしょう。それはマナも分かっていますが、
「でも、敵と友達になっちゃダメなのかな?」
と言います。ダメではないけど、難しい事だと、六花とありすは答えます。
真琴が気になるマナ。それなら、自分達が見に行こうかと、六花は言います。マナは、真琴に差し入れを渡すよう、六花とありすに頼みます。
そこに、レジーナが訪れ、マナを連れ出します。
アイスクリーム屋で、レジーナがアイスを口にすると、すごくおいしい、と満足な表情を浮かべます。
「さすが、あたしの友達、使えるわ。」と言います。
外に出て、マナは他の3人の好みについて話していると、レジーナは不機嫌になります。
「どうして? あなたはあたしの友達でしょ? なのに、どうして他の子の事を考えているの?」
と聞きます。
「マナの友達はあたしだけよ。マナはあたしの事だけ考えていればいいの。他の子なんていらない。」
と続けます。マナがそれは違うと言う前に、いらないものは消しちゃえばいい、と言って、姿を消します。
真琴はCM撮影中。一息つけたところに、六花とありすが来て、差し入れを渡します。
真琴はマナがいない事に不機嫌を感じています。すぐに、レジーナと一緒にいる事を察しますが、マナが何を考えているのか、よく分からないと言います。
それは、六花やありすも同じですし、マナ自身もよく分かってはいません。でも、マナの直感は昔から侮れないし、頭で考えるより直感を信じて行動するところを2人は認めています。
とはいえ、相手はキングジコチューの娘なので、そう簡単にはいかない、と心配しています。ありすは真琴に、マナが心配じゃないか、と聞いたところに、レジーナが現れ、近くにいたスタッフを強制的にジコチューにします。レジーナにとって3人は邪魔なので、消そうと考えています。
という訳で、3人は変身して戦います。しかし、ジコチューの攻撃をロゼッタリフレクションでも防ぎきれず、倒れます。
そこに、マナが到着。すぐさま、レジーナは、
「ねえ、マナ。あたし、マナのために色んな事一杯してあげたよね。今度はマナの番だよ? あたしのために、この子の友達をやめて。いいよね?」
と聞きますが、マナは断り、変身します。
とはいえ、苦戦は変わらず。ダイヤモンド達3人はダメージがされに増えます。レジーナは、
「マナ。あなたのせいだよ? みんな、カワイソー。」
とハートに言いますが、
「マナのせいじゃない。マナの友達になったのは、なりたいと思ったのは、私なんだから!」
「私達は自ら望んで、マナちゃんと共にいるのです。この程度の困難は承知の上ですわ!」
と、ダイヤモンドとロゼッタがフォローします。その物言いに不満なレジーナに連られて、ジコチューが攻撃します。ソードへの攻撃をハートがかばい、
「あたしの大事な人達を消すなんて、そんなの友達がする事じゃない!」
と言います。
「どうして逆らうの!? どうして言う通りにしないの!? 友達なのに!」
「友達だからだよ! 本当の友達になりたいから、本音をぶつけるし、間違ってる事は全力で止める!」
聞きたくない、と言うレジーナに連られて、ジコチューが攻撃しますが、ソードが手刀でさばきます。
「聞きなさい! 友達なら、相手の話をきちんと聞くべきよ!」
そして、ラブリーフォースアローでジコチューを倒します。その後、ハートはレジーナに、本当の友達になろう、と言いますが、レジーナは、意味が分からないと言い、消えます。
その後、公園で、マナは真琴に、レジーナと友達を続けるかどうかを聞かれます。
「自分でもどうかと思うけど、あたし、あの子が根っからの悪い子だとどうしても思えないんだ。あの子の笑顔を見たら・・・。そんな気がして・・・。もちろん、まこぴーが怒るのは当然だと思う。でも、あたし、トランプ王国のためなら、何だってするし。だから・・・、その・・・。」
「私はレジーナの事を絶対に許せないわ。いくらマナの友達でも。」
マナは落ち込みます。
「これが私の本音だけどいい? 本当の友達は本音をぶつけるんでしょ? だから、ぶつけてみたんだけど。」
マナは嬉しくて、泣き出します。レジーナに対する感情はどうあれ、友達と本音で話し合えた事は嬉しかったようです。
一方、敵のアジトに帰ったレジーナは説教された事に不満を感じてはいましたが、本当の友達が何なのか、疑問に感じていました。
今回はこれで終了です。
次回、「ショック! 奪われたクリスタル!」
レジーナの瞳の色が変化するのが気になりますね。
通常
↓
変化後
人格まで変わってそうです。何をきっかけに変化するのか、注目したいです。
~ まとめ ~
レジーナに対する謎は増えたものの、この子がどんな子なのかは、ある程度分かって来ました。
まず、精神年齢はかなり幼く、メイン視聴層である未就学女児に近いな、と思いました。それゆえ、善悪基準が確立していなく、他人の立場になって考える事もできないので、マナのために何かやる事は、客観的に見れば明らかに悪い事であっても、マナは喜ぶと思って、実行しちゃうんでしょうね。このあたりは、「オールスターズ・ニューステージ1」のフーちゃんと似たようなところがあるな、と思いました。
他にも、プリキュアに対する敵対意識がない事もはっきり感じました。それと同時に、父親のキングジコチューに対して愛情を感じていないのかも、と思いました。
キングジコチューが復活するには、ジコチューから発するジャネジーが欠かせません。しかも、レジーナは強制的にジコチューにする能力があります。その気になれば、キングジコチューはもう復活していてもおかしくないのに、ジコチュー化する事に興味がないあたり、父親に対しては、良い感情は抱いてないのかな、と思いました。
それに、父親がトランプ王国を滅ぼしたことについても、無責任でしたし、トランプ王国を滅ぼしたことに加担していないのは本当なのかもしれませんね。
あとは、「マナの友達はあたしだけ」というセリフから、友達を取られる事が怖いんじゃないかな、とも思いました。もし、マナが他の友達に構えば、自分に構ってくれる時間が減って、見捨てられるかもしれない。そんな恐怖があったんじゃないかな、と思いました。
マナがレジーナの友達になる事を承諾した理由は本人すらよく分かっていませんでしたが、トランプ王国復興の鍵になると思ったからかな、と私は考えています。
キングジコチューはトランプ王国を滅ぼしたが、争って解決するよりは話し合って解決をマナは望んでいるでしょうし、それに、侵略理由も明らかになっていません。マナとレジーナが「本当の友達」になる事で、そのあたりが分かれば、和解に繋がる。マナの感じた直感はそれかな、と思っています。
今回感じた事はこんなところです。
今後は、レジーナが「本当の友達」が何なのかを理解できるかが重要ポイントになりそうですね。今後もレジーナは積極的にマナに近付く事でしょう。そのたびに、レジーナが何を感じ、どう変化していくのか、じっくり見ていきたいと思います。
最後に、どうでもいいですが、今回の感想、(笑)コメントがありませんでした(笑)。それだけ、今回は考えさせられるところがあったと思います。「(笑)コメントがないのは何か違和感が・・・。」と思われた方もいるかもしれませんが、今後もそういう感想が多く出るかもしれませんので、ご了承下さい。