今話の名セリフ:「私も、お父さんも、もちろん、のどかも、みんなラテの味方。ここがラテのお家。だから、安心してここにいてね。」(花寺やすこ)
「ヒーリングっど♡プリキュア」第6話「ママはどこラテ? おるすばん大脱走!」の感想です。
今回は、始まってからすぐに・・・、
「私、花寺のどか! 中学2年生!」
「私はラビリン! 地球をお手当てするお医者さん見習いラビ!」
「ラビリン達と出会って、プリキュアになって、私と、ちゆちゃん、ひなたちゃんも一緒にお手当てできるようになったの! 地球さん、今日はお加減いかがですか?」
なるほど。今作の本編開始前のあいさつは、こんな感じになるんですね。
のどかはおとなしめな子ゆえ、前作のひかるのような明るさ満点なあいさつとはなりませんが、それでも、あいさつがあれば視聴意欲が上がるもの。今後、多くの回であいさつを出してほしいですね。
~ オープニング前 ~
ある日、のどかの家に来たひなたは、のどかの父・たけしがこの家を作った事に驚きます。
といっても、正確には、リフォームのデザインをしたのですが。建築デザインが、たけしの本職のようです。
また、のどかの母・やすこは、小学生の頃はこの辺りで過ごしていたとの事で、ちゆの家の温泉旅館にも訪れた事があるとか。
のどかは、ラテと一緒に温泉に行った事や、ラテの具合を診てもらいにひなたの動物病院に行ったら、ひなたとも仲良くなった事を楽しく話しました。
その夜、のどかの両親は、のどかに良い友達ができた事を喜びます。そして、やすこは、そろそろ仕事に出ようと言いました。
今回のオープニングは、今月20日から上映開始となる劇場版の告知映像が流れました。なお、キャプチャー画像および感想は、語る事がそこそこ多いですので、記事の最後で述べます。
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、
「お母さんはね、私が病気で休む事になった時、お仕事辞めて、ずっと一緒にいてくれたの・・・。」
「だからね、お母さんがまたお仕事に戻るの、すっごく嬉しいんだ!」
「良かったラビね!」
その一方、ラテが1人になるのが心配ですが、そこは、ラビリン達がちゃんとお世話するつもりでいます。
そして、後日、やすこが初めて出勤する日が来ました。やすこの仕事は運送ドライバー。
前はもう少し大きなトラックを運転していたそうで、両親は仕事先で出会ったとか。
同じ頃、のどかの家では、ラテが寂しそうな表情を浮かべていました。
ラビリンは、やすこを探しているんじゃないかと察し、もう少しでのどかが帰ってくるから一緒に留守番しようと励まします。
その翌朝も、のどかと両親は、学校や仕事で家を出て、ラテはお留守番。
この日は、ペギタンとニャトランも一緒ですが、どこか寂しそう・・・。
少しして・・・、
「フフッ。」
「どうしたの?」
「なんかね、また朝お母さんと一緒に出かけられるのが嬉しいなって!」
「あらら。小さい頃は『行かないでー!』ってしがみついてたのに・・・。」
「あ、あの時は、あの時だよ!」
それからしばらくして、ラテは変わらず、やすこの事が恋しいようで、食欲がありません。
そこで、ニャトランが、ひなたぼっこでもすれば気が晴れるだろうと、窓を開けました。すると、ラテは、勢いよくどこかへ駆け出していきました。
ラビリン達はラテを追いかけますが、少しして・・・、
「ペギタンとニャトランはラビリン達は、ラテ様を追ってほしいラビ! ラビリンはのどか達に知らせに行くラビ!」
「ん? いいけど。」
「今別れて大丈夫ペエ? まだラテ様の行き先分からないのに・・・。」
「きっと、のどかに聞けば分かるラビ!」
ラテが来たのは、やすこの勤務場所。
すぐに、のどか達もここに来ました。
「そっか。ラテはお母さんに会いたかったんだね・・・。」
「それでこんなところまで来ちゃうなんて、すごい! めちゃめちゃ賢いじゃん!」
そんな中、ちゆは、やすこがいないかどうか、ここの職員に聞きました。聞いたところ、イチゴ農園に行っているとか。
その言葉通り、やすこは、イチゴ農園に来ていました。この農園で育ったイチゴを預かったところです。
少しして・・・、
「お母さん、のどかがいない時、ずっとよしよししてくれたラテ。」
「ラテ、お家抜け出して、のどかの学校行っちゃったんだって?」
「いい? 今は私も、ラテの家族だからね。」
「私も、お父さんも、もちろん、のどかも、みんなラテの味方。ここがラテのお家。だから、安心してここにいてね。」
「そっか。のどかもラビリンもいつも学校行っちゃうから・・・。」
「ラテの事、お母さんがずっと見ててくれたんだもんね・・・。」
「お母さん、ママみたいだったラテ。」
「ママ・・・。」
「テアティーヌ様に似てるか・・・。ニャるほどな・・・。」
「ラテ・・・。気付いてあげられなくて、ごめんね・・・。」
「私もね、病気で心細かった時、ちょっとお母さんが見えなくなると、すぐに探して後を追っちゃったんだ・・・。」
「ラテも寂しかったよね・・・。ラテは、あの頃の私より、もっと小っちゃいんだもんね・・・。」
「ラビリンもごめんなさいラビ・・・。ただでさえ、テアティーヌ様と離れて、ラテ様は寂しかったラビ・・・。もっと一緒にいてあげなきゃいけなかったラビ・・・。」
「ボク達もペエ・・・。」
「ごめんな、ラテ様・・・。」
その頃、ダルイゼンがイチゴ農園に。ダルイゼンはメガビョーゲンを生み出しました。
ラテの具合も悪くなり、聴診器を通じて、のどか達は、イチゴ農園にメガビョーゲンが現れた事を知ります。
~ Bパート ~
そして、現場に向かうのどか達。
しかし、のどかは、運動が得意でない事もあり、ちゆとひなたより走るスピードが遅く、途中足を取られそうになり、息苦しく感じています。
「今回は私達がお手当てするわ! のどかはラテと後から来てくれれば・・・。」
「行くよ・・・。私もラテも・・・。」
「でも・・・。」
「危ないのはイチゴだけじゃない・・・。大好きなお母さんもなの!」
「のどか・・・。」
「私達が寂しい時、お母さんは助けてくれた・・・。今度は私達が助ける番なの!」
「行くラビ!」
「うん!」
「うん!」
同じ頃・・・、
「ああ・・・。俺の、俺の大事な子供達が・・・。」
「子供? フン、何言ってるの? 人間から植物は生まれないよ。」
「そういう事じゃないでしょ! アンタ、人の心ってものがないの!?」
「ないね。人間じゃないし。」
「え・・・?」
直後、ダルイゼンはやすこを突き飛ばしました。ちょうどその時、のどか達も農園に到着し、プリキュアに変身します。
始めのうちはプリキュアが優位に戦いますが、グレースは、ビョーゲンズによって蝕まれた土に足を取られてしまいました。
フォンテーヌとスパークルはグレースを助けに向かうものの、メガビョーゲンに足止めされます。
「いいの? お前は行かなくて。」
「ああ、動けないんだっけ。」
「あなた達、何でこんな酷い事するの!?」
「酷い? 何が?」
「地球を病気にして、みんなを苦しめる事だよ!」
「決まってるだろ。オレは、その方が居心地いいからさ。」
「自分さえ良ければいいの!?」
「いいけど?」
「ついでだ。このまま片付けちゃうか。」
「グレース!」
「やったラビ!」
「へえ。やるじゃん。」
その直後、スパークルが吹き飛ばされたのを見て、メガビョーゲンとの戦いに戻りました。
3人で力を合わせて、メガビョーゲンの攻撃を押し返し、フォンテーヌがキュアスキャン。
スパークルがダメージを与え、グレースがヒーリングフラワー。メガビョーゲンを浄化しました。
農園は元に戻りましたが、ラテの具合は悪いまま。
そこで、実りのエレメントボトルにエネルギーを満たし、ラテのリボンに。すると、ラテの具合が良くなりました。
また、実りのエレメントボトルは差し上げるとの事。これは、かなり珍しい事だそうで、貴重品としてヒーリングバッグの中に保管する事に。
その後、やすこが目を覚まし、すぐに、のどか達はやすこに声をかけました。ラテがやすこに会いたがっていた事を話し、ラテの頭をなでます。
「ちゆちゃんも、ひなたちゃんも、ありがとね。のどかに付き合って遠くまで。」
「全然! 友達だし!」
「のどかにこの街を知ってもらえると、私も嬉しいので。」
「実は、この子ね、病気で学校を休んでた時期があったの。」
「それで仲良しの友達もなかなか作れなくてね・・・。だから、こんなに早く良い友達ができて、すごく嬉しい!」
「お母さん・・・。」
「これからも、のどかをよろしくね!」
「はい! こちらこそ!」
「めちゃめちゃよろしくです!」
「そうね。ラテもよろしく!」
「ビョーゲンズの気配が消えた・・・。今回のお手当ても上手くいったのね・・・。」
「きっとラテ達も、良い人間に巡り合えたのね・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「大スクープ!? のどかの秘密」
ちゆとひなたと一緒に学校から帰ろうとしたら、のどかは、誰かに後をつけられているような気配を感じました。
その正体は、「益子 道男」という新聞部の男子生徒。どうやら、学校や街に出るメガビョーゲンとのどかに、何か関係があるんじゃないかと疑っています。
自分達がプリキュアだと打ち明ける訳にもいかず、一体どうするのか?
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ラテは、仕事で家を出た、のどかの母・やすこが恋しくなり、仕事場にまで来ましたが、すぐにのどか達が駆けつけた事で事無きを得て、やすこは、のどかに、ちゆ、ひなた、ラテのような友達ができた事を喜びました。
今回は、ラテが、母親が恋しくなって家を出る話。ラテに限らず、メイン視聴層の女の子達も、お母さんと長く離れると、寂しく感じてしまうものでしょう。男の子も多いですかね。
人は誰もが母親の胎内から生まれ、その日を誕生日としていますが、それより前から母親の胎内で眠っています。それも、半年を優に超える長い期間であり、それだけ長い間お母さんから「守られていた」となると、お母さんに対する安心感が根付いて、生まれてからしばらくの間は、お母さんの傍にいたい欲求は強く感じる事でしょう。お母さんって偉大ですよね。
特に、来月は4月。「プリキュア」を見ている女の子達の多くは、幼稚園に入ったり、小学校に入学する事となり、お母さんと一緒にいる時間は減ります。それに加えて、多くの見知らぬ人達と出会う事にもなります。
となれば、知らない人達と付き合わなければならない不安はつきまとい、お母さんと一緒にいたい気持ちは強まりがちでしょう。お母さんが傍にいない寂しさから、外をじっと見つめたり、泣いたりする子もいるかもしれません。
そのため、幼稚園や小学校の先生達、親御さん達は、そういったところを警戒して、子供達の行動や心情に目を光らせる必要があるんだろうな、と感じました。今回の話は、そういった方々への注意喚起的な内容を含んでいたように思います。
私も、子を持つ身になったら、重々気を付けなければな、と感じました。まあ、その前に彼女作りが先決なんですけどね。ハハハ・・・。(こんな事書くの何度目だろう(笑))
あと、今回は、ラビリンが良い活躍をしていたと思います。
そう感じたところは2箇所あり、まずは、ラテを追いかけている途中で、ペギタンとニャトランにラテを追うのを任せて、自分はのどかに伝える事にした事。あれは、良い判断だと思いました。
もし、3人がかりでラテを追ったとしても、まったく行方が分からず、そんな中でメガビョーゲンが現れるおそれもあるでしょう。前話のペギタンみたく、敵幹部に捕まる事だってありえます。
そうなってしまったら、ヒーリングアニマル達では、どうにもなりません。のどか達の手助けは必要でしょう。それを想定して、一早くのどかの所に向かって、ラテの危機を伝えたのは、ファインプレーだと感じました。
2つ目は、グレースがダルイゼンの攻撃を受けそうになった時に、技を地面に撃たせて、その反動で、汚染土で動けない状況を切り抜けさせた事。あの状況でよく冷静な判断を下せたな、と感心しています。
その直前までは、ダルイゼンから汚染土を塗られてしゃべれない状況にあり、グレースもビョーゲンズの悪者っぷりにショックを受けていて、ダルイゼンの攻撃をもろに受けそうな事態。誰がどう見てもピンチでしょう。その状況であれば、たいていは、相手の脅威に怯えて、何もできないものです。
だけど、そんな事態でも諦めずに、以心伝心的にグレースにこのピンチを脱出する方法を指示できたのは、結構すごいな、と感心しました。
2つのシーンでの冷静な判断は、2話が効いてるのかな、と思いますね。のどかが運動苦手なのを知った時に、頭ごなしにパートナーは無理だと言った事が良い反省になって、落ち着いて物事をよく見る事に繋がったのでしょう。前話でのどかが、ちゆとひなたの異なる意見を上手くまとめていたのも、影響してそうですね。
張り切り過ぎて空回る事が多いラビリンが、落ち着いた判断を出せていたのは、のどかと長く一緒にいる事による変化だと感じ、良い傾向だと思いました。それも、まだ6話目だと思うと、尚更ですね。今後も、のどかとラビリンの相互成長や阿吽の呼吸に、大いに期待したいものです。
また、今回は、今後のストーリーにかかわってきそうな要素があったのも見逃せないところ。
まずは、実りのエレメントからエレメントボトルを与えられた事。エレメントボトルをもらう事は珍しい事で、花、水、光の3つについては変身アイテムも兼ねているとなると、実りのエレメントボトルも変身アイテムとして使われる可能性があり、追加プリキュアが出る前触れのように感じますね。
来月来るであろうパワーアップイベントにかかわってくる事も考えられますが、果たして、どう使われるのか?
あとは、ビョーゲンズの正体について。ダルイゼンの口から「人間じゃない」と語られたり、他人を苦しめる事に罪悪感を抱いていなかったりと、説得は不可能そうな清々しい悪者達という印象を持たせてきました。
ですが、まだ残り話数は40話以上もあるこの時点で、ヤツらを完膚なきまで叩き潰すべき対象と決め付けるのは早計というものでしょう。
ヤツらは元々善人であり、住み心地の良い場所を探していたものの、周りから忌み嫌われ続け、いつしか心が荒んで、住み心地の良い場所を探す事が「蝕む」にすり替わったんじゃないかと、私は考えています。あくまで推測ですけど。
どういった経緯でビョーゲンズが地球を蝕もうと思ったのかが明かされるのは、まだまだ先の事だと思いますが、救うべき対象になってほしいかな、と今から期待したいと思います。
さて、次回は、のどかとメガビョーゲンに何か関係があるんじゃないかと、「益子 道男」という男子生徒に追いかけられる話。
っていうか、「益子 道男(ますこ みちお)」って・・・。「プリキュア5」のアレや、「ハピネスチャージ」のアレの親戚かいな・・・(笑)。まあ、意識してのキャラ設定でしょうね。
予告を見た感じでは、あの2人のように、ギャグキャラとして私達を笑わせてくれそうで、めちゃくちゃ楽しみにしてます(笑)。もちろん、のどか達の成長にも、忘れずに注目しておきたいところですね。
本編の感想は、これで以上です。
では、ここからは、後回しにした劇場版告知オープニングのキャプチャー画像と感想を挙げていきます。
のどかとひかるの初めての出会いのシーンでしょうか。ひかるは飼い犬がいるため、ラテがすごく好きそうに感じますね。
こちらは、のどかと前々作の主人公・はなの初めての出会いですかね。っていうか、はなは、相変わらずギャグ顔が妙に似合うなあ。はなの口癖「めちょっく」も出そうで楽しみです。(笑)
怪物に追いかけられているラビリン達。物語前半の1シーンでしょうか。ミラクルライトを持っているあたり、今回の映画も、ミラクルライトの出番は多いのかも?
こちらは、劇場版オリジナルのキャラ「リフレイン」。見た感じでは、悪役ポジションでしょう。
ミラクルンが明日を司る精霊なのに対し、リフレインは昨日を司る精霊と、対極的な存在。ある目的のためにミラクルンを狙っているそうで。
今作、前作、前々作のメインキャラ達が全員集合。ピンチからの逆転のように見えますが、このシーンはいつ出てくるのか?
今回のエンディング直前にも告知が。劇場版のエンディングも「ミラクルっと♡Link Ring!」ですが、前作と前々作のプリキュアも一緒にダンスするそうです。すごく楽しみですね。
とまあ、劇場版の鑑賞意欲が高まりましたが、本当に今月20日から上映がスタートするのかどうかが気になりますね。今はイベントなどが自粛ムードになってる上、「ドラえもん」映画は公開延期になりましたし。
こちらも公開延期はありそうですが、そうなったとしても、見に行く予定ではいます。今回も鑑賞客が多いと思いますので、席の位置決めや映画館内の移動は、これまでよりも気を配らねば・・・。
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「ヒーリングっど♡プリキュア」第6話「ママはどこラテ? おるすばん大脱走!」の感想です。
今回は、始まってからすぐに・・・、
「私、花寺のどか! 中学2年生!」
「私はラビリン! 地球をお手当てするお医者さん見習いラビ!」
「ラビリン達と出会って、プリキュアになって、私と、ちゆちゃん、ひなたちゃんも一緒にお手当てできるようになったの! 地球さん、今日はお加減いかがですか?」
なるほど。今作の本編開始前のあいさつは、こんな感じになるんですね。
のどかはおとなしめな子ゆえ、前作のひかるのような明るさ満点なあいさつとはなりませんが、それでも、あいさつがあれば視聴意欲が上がるもの。今後、多くの回であいさつを出してほしいですね。
~ オープニング前 ~
ある日、のどかの家に来たひなたは、のどかの父・たけしがこの家を作った事に驚きます。
といっても、正確には、リフォームのデザインをしたのですが。建築デザインが、たけしの本職のようです。
また、のどかの母・やすこは、小学生の頃はこの辺りで過ごしていたとの事で、ちゆの家の温泉旅館にも訪れた事があるとか。
のどかは、ラテと一緒に温泉に行った事や、ラテの具合を診てもらいにひなたの動物病院に行ったら、ひなたとも仲良くなった事を楽しく話しました。
その夜、のどかの両親は、のどかに良い友達ができた事を喜びます。そして、やすこは、そろそろ仕事に出ようと言いました。
今回のオープニングは、今月20日から上映開始となる劇場版の告知映像が流れました。なお、キャプチャー画像および感想は、語る事がそこそこ多いですので、記事の最後で述べます。
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、
「お母さんはね、私が病気で休む事になった時、お仕事辞めて、ずっと一緒にいてくれたの・・・。」
「だからね、お母さんがまたお仕事に戻るの、すっごく嬉しいんだ!」
「良かったラビね!」
その一方、ラテが1人になるのが心配ですが、そこは、ラビリン達がちゃんとお世話するつもりでいます。
そして、後日、やすこが初めて出勤する日が来ました。やすこの仕事は運送ドライバー。
前はもう少し大きなトラックを運転していたそうで、両親は仕事先で出会ったとか。
同じ頃、のどかの家では、ラテが寂しそうな表情を浮かべていました。
ラビリンは、やすこを探しているんじゃないかと察し、もう少しでのどかが帰ってくるから一緒に留守番しようと励まします。
その翌朝も、のどかと両親は、学校や仕事で家を出て、ラテはお留守番。
この日は、ペギタンとニャトランも一緒ですが、どこか寂しそう・・・。
少しして・・・、
「フフッ。」
「どうしたの?」
「なんかね、また朝お母さんと一緒に出かけられるのが嬉しいなって!」
「あらら。小さい頃は『行かないでー!』ってしがみついてたのに・・・。」
「あ、あの時は、あの時だよ!」
それからしばらくして、ラテは変わらず、やすこの事が恋しいようで、食欲がありません。
そこで、ニャトランが、ひなたぼっこでもすれば気が晴れるだろうと、窓を開けました。すると、ラテは、勢いよくどこかへ駆け出していきました。
ラビリン達はラテを追いかけますが、少しして・・・、
「ペギタンとニャトランはラビリン達は、ラテ様を追ってほしいラビ! ラビリンはのどか達に知らせに行くラビ!」
「ん? いいけど。」
「今別れて大丈夫ペエ? まだラテ様の行き先分からないのに・・・。」
「きっと、のどかに聞けば分かるラビ!」
ラテが来たのは、やすこの勤務場所。
すぐに、のどか達もここに来ました。
「そっか。ラテはお母さんに会いたかったんだね・・・。」
「それでこんなところまで来ちゃうなんて、すごい! めちゃめちゃ賢いじゃん!」
そんな中、ちゆは、やすこがいないかどうか、ここの職員に聞きました。聞いたところ、イチゴ農園に行っているとか。
その言葉通り、やすこは、イチゴ農園に来ていました。この農園で育ったイチゴを預かったところです。
少しして・・・、
「お母さん、のどかがいない時、ずっとよしよししてくれたラテ。」
「ラテ、お家抜け出して、のどかの学校行っちゃったんだって?」
「いい? 今は私も、ラテの家族だからね。」
「私も、お父さんも、もちろん、のどかも、みんなラテの味方。ここがラテのお家。だから、安心してここにいてね。」
「そっか。のどかもラビリンもいつも学校行っちゃうから・・・。」
「ラテの事、お母さんがずっと見ててくれたんだもんね・・・。」
「お母さん、ママみたいだったラテ。」
「ママ・・・。」
「テアティーヌ様に似てるか・・・。ニャるほどな・・・。」
「ラテ・・・。気付いてあげられなくて、ごめんね・・・。」
「私もね、病気で心細かった時、ちょっとお母さんが見えなくなると、すぐに探して後を追っちゃったんだ・・・。」
「ラテも寂しかったよね・・・。ラテは、あの頃の私より、もっと小っちゃいんだもんね・・・。」
「ラビリンもごめんなさいラビ・・・。ただでさえ、テアティーヌ様と離れて、ラテ様は寂しかったラビ・・・。もっと一緒にいてあげなきゃいけなかったラビ・・・。」
「ボク達もペエ・・・。」
「ごめんな、ラテ様・・・。」
その頃、ダルイゼンがイチゴ農園に。ダルイゼンはメガビョーゲンを生み出しました。
ラテの具合も悪くなり、聴診器を通じて、のどか達は、イチゴ農園にメガビョーゲンが現れた事を知ります。
~ Bパート ~
そして、現場に向かうのどか達。
しかし、のどかは、運動が得意でない事もあり、ちゆとひなたより走るスピードが遅く、途中足を取られそうになり、息苦しく感じています。
「今回は私達がお手当てするわ! のどかはラテと後から来てくれれば・・・。」
「行くよ・・・。私もラテも・・・。」
「でも・・・。」
「危ないのはイチゴだけじゃない・・・。大好きなお母さんもなの!」
「のどか・・・。」
「私達が寂しい時、お母さんは助けてくれた・・・。今度は私達が助ける番なの!」
「行くラビ!」
「うん!」
「うん!」
同じ頃・・・、
「ああ・・・。俺の、俺の大事な子供達が・・・。」
「子供? フン、何言ってるの? 人間から植物は生まれないよ。」
「そういう事じゃないでしょ! アンタ、人の心ってものがないの!?」
「ないね。人間じゃないし。」
「え・・・?」
直後、ダルイゼンはやすこを突き飛ばしました。ちょうどその時、のどか達も農園に到着し、プリキュアに変身します。
始めのうちはプリキュアが優位に戦いますが、グレースは、ビョーゲンズによって蝕まれた土に足を取られてしまいました。
フォンテーヌとスパークルはグレースを助けに向かうものの、メガビョーゲンに足止めされます。
「いいの? お前は行かなくて。」
「ああ、動けないんだっけ。」
「あなた達、何でこんな酷い事するの!?」
「酷い? 何が?」
「地球を病気にして、みんなを苦しめる事だよ!」
「決まってるだろ。オレは、その方が居心地いいからさ。」
「自分さえ良ければいいの!?」
「いいけど?」
「ついでだ。このまま片付けちゃうか。」
「グレース!」
「やったラビ!」
「へえ。やるじゃん。」
その直後、スパークルが吹き飛ばされたのを見て、メガビョーゲンとの戦いに戻りました。
3人で力を合わせて、メガビョーゲンの攻撃を押し返し、フォンテーヌがキュアスキャン。
スパークルがダメージを与え、グレースがヒーリングフラワー。メガビョーゲンを浄化しました。
農園は元に戻りましたが、ラテの具合は悪いまま。
そこで、実りのエレメントボトルにエネルギーを満たし、ラテのリボンに。すると、ラテの具合が良くなりました。
また、実りのエレメントボトルは差し上げるとの事。これは、かなり珍しい事だそうで、貴重品としてヒーリングバッグの中に保管する事に。
その後、やすこが目を覚まし、すぐに、のどか達はやすこに声をかけました。ラテがやすこに会いたがっていた事を話し、ラテの頭をなでます。
「ちゆちゃんも、ひなたちゃんも、ありがとね。のどかに付き合って遠くまで。」
「全然! 友達だし!」
「のどかにこの街を知ってもらえると、私も嬉しいので。」
「実は、この子ね、病気で学校を休んでた時期があったの。」
「それで仲良しの友達もなかなか作れなくてね・・・。だから、こんなに早く良い友達ができて、すごく嬉しい!」
「お母さん・・・。」
「これからも、のどかをよろしくね!」
「はい! こちらこそ!」
「めちゃめちゃよろしくです!」
「そうね。ラテもよろしく!」
「ビョーゲンズの気配が消えた・・・。今回のお手当ても上手くいったのね・・・。」
「きっとラテ達も、良い人間に巡り合えたのね・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「大スクープ!? のどかの秘密」
ちゆとひなたと一緒に学校から帰ろうとしたら、のどかは、誰かに後をつけられているような気配を感じました。
その正体は、「益子 道男」という新聞部の男子生徒。どうやら、学校や街に出るメガビョーゲンとのどかに、何か関係があるんじゃないかと疑っています。
自分達がプリキュアだと打ち明ける訳にもいかず、一体どうするのか?
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ラテは、仕事で家を出た、のどかの母・やすこが恋しくなり、仕事場にまで来ましたが、すぐにのどか達が駆けつけた事で事無きを得て、やすこは、のどかに、ちゆ、ひなた、ラテのような友達ができた事を喜びました。
今回は、ラテが、母親が恋しくなって家を出る話。ラテに限らず、メイン視聴層の女の子達も、お母さんと長く離れると、寂しく感じてしまうものでしょう。男の子も多いですかね。
人は誰もが母親の胎内から生まれ、その日を誕生日としていますが、それより前から母親の胎内で眠っています。それも、半年を優に超える長い期間であり、それだけ長い間お母さんから「守られていた」となると、お母さんに対する安心感が根付いて、生まれてからしばらくの間は、お母さんの傍にいたい欲求は強く感じる事でしょう。お母さんって偉大ですよね。
特に、来月は4月。「プリキュア」を見ている女の子達の多くは、幼稚園に入ったり、小学校に入学する事となり、お母さんと一緒にいる時間は減ります。それに加えて、多くの見知らぬ人達と出会う事にもなります。
となれば、知らない人達と付き合わなければならない不安はつきまとい、お母さんと一緒にいたい気持ちは強まりがちでしょう。お母さんが傍にいない寂しさから、外をじっと見つめたり、泣いたりする子もいるかもしれません。
そのため、幼稚園や小学校の先生達、親御さん達は、そういったところを警戒して、子供達の行動や心情に目を光らせる必要があるんだろうな、と感じました。今回の話は、そういった方々への注意喚起的な内容を含んでいたように思います。
私も、子を持つ身になったら、重々気を付けなければな、と感じました。まあ、その前に彼女作りが先決なんですけどね。ハハハ・・・。(こんな事書くの何度目だろう(笑))
あと、今回は、ラビリンが良い活躍をしていたと思います。
そう感じたところは2箇所あり、まずは、ラテを追いかけている途中で、ペギタンとニャトランにラテを追うのを任せて、自分はのどかに伝える事にした事。あれは、良い判断だと思いました。
もし、3人がかりでラテを追ったとしても、まったく行方が分からず、そんな中でメガビョーゲンが現れるおそれもあるでしょう。前話のペギタンみたく、敵幹部に捕まる事だってありえます。
そうなってしまったら、ヒーリングアニマル達では、どうにもなりません。のどか達の手助けは必要でしょう。それを想定して、一早くのどかの所に向かって、ラテの危機を伝えたのは、ファインプレーだと感じました。
2つ目は、グレースがダルイゼンの攻撃を受けそうになった時に、技を地面に撃たせて、その反動で、汚染土で動けない状況を切り抜けさせた事。あの状況でよく冷静な判断を下せたな、と感心しています。
その直前までは、ダルイゼンから汚染土を塗られてしゃべれない状況にあり、グレースもビョーゲンズの悪者っぷりにショックを受けていて、ダルイゼンの攻撃をもろに受けそうな事態。誰がどう見てもピンチでしょう。その状況であれば、たいていは、相手の脅威に怯えて、何もできないものです。
だけど、そんな事態でも諦めずに、以心伝心的にグレースにこのピンチを脱出する方法を指示できたのは、結構すごいな、と感心しました。
2つのシーンでの冷静な判断は、2話が効いてるのかな、と思いますね。のどかが運動苦手なのを知った時に、頭ごなしにパートナーは無理だと言った事が良い反省になって、落ち着いて物事をよく見る事に繋がったのでしょう。前話でのどかが、ちゆとひなたの異なる意見を上手くまとめていたのも、影響してそうですね。
張り切り過ぎて空回る事が多いラビリンが、落ち着いた判断を出せていたのは、のどかと長く一緒にいる事による変化だと感じ、良い傾向だと思いました。それも、まだ6話目だと思うと、尚更ですね。今後も、のどかとラビリンの相互成長や阿吽の呼吸に、大いに期待したいものです。
また、今回は、今後のストーリーにかかわってきそうな要素があったのも見逃せないところ。
まずは、実りのエレメントからエレメントボトルを与えられた事。エレメントボトルをもらう事は珍しい事で、花、水、光の3つについては変身アイテムも兼ねているとなると、実りのエレメントボトルも変身アイテムとして使われる可能性があり、追加プリキュアが出る前触れのように感じますね。
来月来るであろうパワーアップイベントにかかわってくる事も考えられますが、果たして、どう使われるのか?
あとは、ビョーゲンズの正体について。ダルイゼンの口から「人間じゃない」と語られたり、他人を苦しめる事に罪悪感を抱いていなかったりと、説得は不可能そうな清々しい悪者達という印象を持たせてきました。
ですが、まだ残り話数は40話以上もあるこの時点で、ヤツらを完膚なきまで叩き潰すべき対象と決め付けるのは早計というものでしょう。
ヤツらは元々善人であり、住み心地の良い場所を探していたものの、周りから忌み嫌われ続け、いつしか心が荒んで、住み心地の良い場所を探す事が「蝕む」にすり替わったんじゃないかと、私は考えています。あくまで推測ですけど。
どういった経緯でビョーゲンズが地球を蝕もうと思ったのかが明かされるのは、まだまだ先の事だと思いますが、救うべき対象になってほしいかな、と今から期待したいと思います。
さて、次回は、のどかとメガビョーゲンに何か関係があるんじゃないかと、「益子 道男」という男子生徒に追いかけられる話。
っていうか、「益子 道男(ますこ みちお)」って・・・。「プリキュア5」のアレや、「ハピネスチャージ」のアレの親戚かいな・・・(笑)。まあ、意識してのキャラ設定でしょうね。
予告を見た感じでは、あの2人のように、ギャグキャラとして私達を笑わせてくれそうで、めちゃくちゃ楽しみにしてます(笑)。もちろん、のどか達の成長にも、忘れずに注目しておきたいところですね。
本編の感想は、これで以上です。
では、ここからは、後回しにした劇場版告知オープニングのキャプチャー画像と感想を挙げていきます。
のどかとひかるの初めての出会いのシーンでしょうか。ひかるは飼い犬がいるため、ラテがすごく好きそうに感じますね。
こちらは、のどかと前々作の主人公・はなの初めての出会いですかね。っていうか、はなは、相変わらずギャグ顔が妙に似合うなあ。はなの口癖「めちょっく」も出そうで楽しみです。(笑)
怪物に追いかけられているラビリン達。物語前半の1シーンでしょうか。ミラクルライトを持っているあたり、今回の映画も、ミラクルライトの出番は多いのかも?
こちらは、劇場版オリジナルのキャラ「リフレイン」。見た感じでは、悪役ポジションでしょう。
ミラクルンが明日を司る精霊なのに対し、リフレインは昨日を司る精霊と、対極的な存在。ある目的のためにミラクルンを狙っているそうで。
今作、前作、前々作のメインキャラ達が全員集合。ピンチからの逆転のように見えますが、このシーンはいつ出てくるのか?
今回のエンディング直前にも告知が。劇場版のエンディングも「ミラクルっと♡Link Ring!」ですが、前作と前々作のプリキュアも一緒にダンスするそうです。すごく楽しみですね。
とまあ、劇場版の鑑賞意欲が高まりましたが、本当に今月20日から上映がスタートするのかどうかが気になりますね。今はイベントなどが自粛ムードになってる上、「ドラえもん」映画は公開延期になりましたし。
こちらも公開延期はありそうですが、そうなったとしても、見に行く予定ではいます。今回も鑑賞客が多いと思いますので、席の位置決めや映画館内の移動は、これまでよりも気を配らねば・・・。
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