
「アイドルタイムプリパラ」第44話「みちるさまとお呼びなさい」の感想です。
~ オープニング前 ~
にのとチュッペが「壁」を越え、「ひるのコーデ」を手に入れてから何日か経ったある日、みちるは、次は自分とピツジが「壁」を乗り越えねば、と意気込んでいました。
しかし、みちるの「壁」とは何なのか? そう考えていた頃・・・、



いつものように、あろまとみかんが好き勝手に暴れていました。
一方、ゆいとらぁらは、最後の古代メガネを探していました。そんな中、アイドルタイムハープが反応。
「やった! この辺にあるのかな?」

「あっちかも!」
「うん!」

前話に引き続き、雪男(女)の存在がジワジワくる・・・。「もう、ヤギやハシビロコウは時代遅れ! これからは私の時代よ!」とでも言いたいんでしょうか。最終回まで2か月切ってるんですけどねえ。(笑)
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
学校の図書室でも、相変わらず自由なあろまとみかん。
そんな中、ゆいは、みちるにとっての「壁」は、あろまだと指摘。古代メガネも反応するあたり、正しいようですが、みちるは、壁が高過ぎると、頭を抱えます。
どのようにして、あろまを乗り越えるのか?
「簡単っす! 例えば、あろまに、みちる様って呼ばせるとか!」

その直後、古代メガネが光ります。どうやら、正解です。
「ええ・・・。みちる・・・、様・・・。無理無理無理・・・。」

なんか、いいかげんなギミックだな、この古代メガネは。この分だと、面と向かって「私の足をお舐め!」とか「私に踏まれなさい!」とでも言えばいい、という意見でも反応しちゃうかもしれませんね。(笑)
その後日、校長は、あろまとみかんに、校長室に来るよう、呼び出します。
「何ですか! この答案は!」

「おー、この前のテストではないか! 我は13点か!」
「みかんは14点なの!」

呪われた数字「13」に、「天使」→「10(ten、テン)」+「4(シ)」で「14」か。こう見ると、悪魔と天使はいつも隣り合わせなんだな、と勉強になりますね。(そう思うの、お前だけだ(笑))
あろまのテストの解答は、こんな感じ。


「すべて悪魔語で答えたまで。人間界では不正解でも、悪魔界では満点である!」

なるほど、分からん。っていうか、よくそんなノリで13点も取れたよな。正確には「取らせた」でしょうけど。偶然とはいえ、13点も取らせる問題を作った先生達を褒めてあげたいです。(笑)
みかんは真面目にやったようですが、校長は呆れています。
「そもそも、あなた方は普段から、図書室を勝手に改造したり、禁止されているドライアイスで煙を起こしたり・・・。」

「もう・・・、ババリア袋の緒も切れましたわ!」

あ、すいません。切れるの遅過ぎます。2人がアボカド学園に来てから、もう半年以上も経っとるんやで。ここまで言及しなかった方が異常だと思うよ?(笑)
しかし、あろまとみかんは悪びれる様子もなく、至ってマイペース。

この態度に、校長は2人に、追試を受けるよう言います。そこで60点以上取れなかったら、アボカド学園から追放すると言い渡しました。
それを聞いたゆい達は困惑するものの、当のあろまとみかんは、合格する気はさらさらなく、学園を出るつもりでいます。
同じ頃、プリパラでは・・・、

「ここが眠気を覚ますのに効くツボだみゃ!」



いやいや、ツボとかどうでもいいから、もっと、互いの肌が触れ合う面積を増やしてよ。そして、私の興奮のツボを刺激してほしいです。(笑)
しかし、パックが傍にいません。ガァララは、女の子の夢を食べてるんじゃないかと心配しますが、しゅうかは、ガァララと約束したんだから大丈夫だと安心させます。
ですが、パックは、食べようと出向いていました。
それから少しして・・・、
「あ・・・、あ・・・、あの・・・。」


「本当にこれで効果があるのでしょうか・・・?」
「もちろんだよ! これから特別授業を始めまーす!」
「みちる先輩は中学生!」
「つまり先生! だから、言う事を聞くっす!」

・・・。いや、待て。逆に考えるんだ。あじみを呼ばなくて大正解だったと。(笑)
みちるは、まず、この問題について指摘。
「時速10キロの自転車が20キロ進むためには何時間かかりますか?」
「途中でお腹空いて休むから、沢山かかるなの!」

なるほど。そう言われると、沢山かかりそうだ。時間だけでなく、みかんに肉まんを食べさせるための出費も。(笑)
「これならどうですか? みかんさんは10キロを1時間で走ると、肉まんを10個もらえます。」

「では、20個もらうためには何時間かかりますか?」

「2時間走るなのー!」


その後・・・、
「あ・・・、あの・・・。」
「これから特別授業を始めまーす!」
「みちる先輩は中学生!」
「つまり先生! だから、言う事を聞くっす!」

キミら、そうは言うけど、みちるをオモチャにしてるだろ。(笑)
しかし・・・、


「我の解答は、悪魔界ではすべて正解である。よって、特別授業など必要ないのである!」

なるほど。言われてみれば、何かの歌で「悪魔にゃ学校も試験もなんにもない」なんて歌詞が聞いた事がありますし、特別授業は不要かもしれませんね。(その歌詞、間違ってるからな?(笑))
それどころか、悪魔についての勉強が足りないと、逆に、あろまが、悪魔の特別授業をする始末。
その後も、1人でカレーうどんを食べるあろまに、試験で分からない事があったら力になると言うものの、あろまは、左肩に新たな霊が憑いていると返し、やる気がありません。
そんな中、みかんとガァルルは、少しずつ勉強が分かるようになり、もっと教えてほしいと頼みます。みちるも、2人が勉強を楽しんでいる事に、笑顔になりました。
しかし、あろまは、それでも心は動かず、黙って、みちるから離れていきました。
「違うでしょ! どうしてこんな簡単な問題、間違えるの!」

「あろま! 先生の言う事を聞きなさい! 試験は明後日なのよ!」

だってさ。という事で、受験生読者の皆さん! こんなブログを読んでいるヒマがあるなら、今すぐ、このみちる様のお声を10回は再生して、しっかり勉強に励みましょう!(笑)
「頑張ってるね。」

「練習です! 怒る練習・・・。」

「十分上達してるよ。」

とはいえ、見られたくないものを見られてしまい、恥ずかしさを感じるみちる。
その翌日、みちるは、どうしたらいいか、プリパラチェンジ後のミーチルからアドバイスをもらうために、プリパラへ。
~ Bパート ~
その後、ミーチルは、例の交換日誌に目を通しました。

ミーチルの回答は・・・、
「そなたとわらわは一心同体! さすれば、わらわもそこにいる!」

「どういう事・・・? 分からない・・・。」

それから少しして、みかんは、みちるのおかげで勉強がよく分かるようになったと上機嫌ですが、あろまの態度は変わらず。
そんな時・・・、
「吾輩は、魔王サタン。今からでも・・・、この『テストにでるでるポイントノート』で勉強すれば・・・、点数は上がるであろう。」


「さあ、『でるでるポイントノート』を拾うがいい。」

「魔王サタン様のお言葉とあらば、この黒須あろま、この『でるでるポイントノート』で最後の追い込みを致します。」

「やった! あろま様がついに私の言う事を!」

「・・・とでも言うと思ったか?」

「0点である! そのサタンのマネ、0点だ!」

「悪魔を演じるなど、100億光年早いわ!」
「魔王はウソですけど、このノートが『でるでるポイント』なのは本当だから・・・。追試までの時間、勉強しましょう・・・。」

「無用である! 悪魔は自分の道を曲げぬもの!」

「考えてみれば、追放されるのであれば、追試など受けても受けなくても一緒ではないか!」

「フン! 今から、パパラ宿で最後のプリパラを決めようではないか!」
「あろま・・・。」
「ごめんガァル・・・。」



「あろま! 待ちなさい! いつまでそんな、子供じみた事やってんの! いいかげんにしなさい!」



「そうやって茶化してばっかりいて、最後に困るのは自分なのよ! やらなくちゃいけない事はやらなくちゃいけないの! 逃げちゃダメなの!」



「我は逃げてなど・・・。」
「じゃあ、追試を受けなさい!」

「いいの? ここから追い出されて・・・、本当にいいの・・・? 」


「それは・・・。」
「私は・・・! あろまとみかんとガァルルと、ガァルマゲドンと別れたくないの・・・。寂しいの・・・。」



「だから・・・、ちゃんと頑張ってほしいの・・・。」

「分かったぞ・・・。」
「聞こえない!」
「もう分かった! 分かったのである!」



その頃、ピツジは「聖なる獣」になるための特訓中。そんな時、パックがどこかに向かっているのを見かけ、追いかけます。
パックは女の子達の夢を食べようとしていました。ですが、ピツジが間に入って阻止します。
そして・・・、


どうやら、これで、ピツジは「聖なる獣」に認められたようです。しかし・・・、
「夢を・・・、食べに行かなきゃパク・・・。」

「ダメ・・・。」
「ガァララ・・・。」

「パックは悪い子・・・。約束したでしょ? 女の子の夢は食べないって・・・。どうして約束守れないの? 今度食べたら絶交だよ・・・。」
「絶交・・・。分かったパク・・・。」

翌日の追試、あろまもみかんも、60点以上の点数を取り、合格しました。

2人ともアボカド学園に残れるようになり、みちる達は喜びます。


「あろま様、本当に良かった・・・。」


「ど・・・、どうも、今回の事では・・・、みちる様々だな・・・。」

その直後、古代メガネが光りました。これで、みちるにとっての「壁」は越えたようです。


しばらくして、みちるはライブに。コーデは「ゆめサイリウムみちるコーデ」。

「夢の中でも夜更かししましょ。今宵、あなたに幽体離脱。」


曲は「GOスト♭コースター」。



メイキングドラマは「絶対的誘惑アーチマジック」。







その直後、ファララが再び目覚めました。その眼前には・・・、

「ガァララは、倒れてしまう前にファララに一目会いたいって・・・。それで、連れて来ましたわ。」

「ガァララ・・・。」
「最後にどうしても言いたくて・・・、ファララなんて大嫌い・・・。」
「ガァララ!」

その後・・・、
「スーパーアイドルタイム!」

「君を待ってたよ・・・。さあ、オレの手をとって・・・。」

「夢の世界へエスコート!」

「かけがえのない時間を君と・・・。」

「ほら! タイムガーデンだよ!」

「君だけのステージをオレに見せてくれ・・・。」

「スーパーアイドルタイムの始まりだ!」

「アイドルタイムマイク!」

「アイドルタイムハープ・・・、」
「完成じゃ!」

「そして、時は輝く!」





「さあ、あの階段を上って!」

「アイドルタイムシリーズの1つ、よるのコーデをあなたに! 素敵な時間をありがとう!」


みちるが「よるのコーデ」をゲットして、ライブ会場は盛り上がる一方で、時計塔では・・・、
「ゆい、何やってますの・・・。越えるべき壁をちゃんと越えて、ガァララを助けるみゃ!」

今回は、これで終了です。
次回:「決戦! ゆいvsしゅうか」
「ひるのコーデ」をかけて、ゆいとしゅうかはライブ対決をする事になりました。
しゅうかは、親友のガァララを救いたいと、一心不乱にレッスンに励む一方で、ゆいは相変わらずお気楽な様子。見かねたショウゴは、ゆいの目を覚まそうと、ゆいに喝を入れますが・・・。
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
みちるは、アボカド学園を追い出されてもいいと、追試に対してやる気のないあろまに対して、追試を受けるようはっきりと物申し、「よるのコーデ」を手に入れました。
これだよ! 私の見たかったみちるメイン回は!
今話の感想を簡単に述べると、こうですね。プリパラチェンジ前のみちるは、超内気でネガティブ気質のおとなしい子。それゆえ、成長要素には結構期待していたものの、これといった成長が感じられず、みちるメイン回は微妙続きでしたが、ようやく「これだ!」と思えるような描写が見られて良かったと思っています。まあ、年が明けて「ようやく」というのはどうかと思いますが。
みちるがあろまに対してはっきりと意見を言うところは、早ければ26話でもできそうな気がしましたが、しかし、あの演出は、だいぶ凝っていたように思い、残り話数が10話もない今に持ってくる価値はあったと感じています。
みちるは、自分にとっての「壁」をあろまとしていましたが、みちる自身でもあったように思います。「そうやって茶化してばっかりいて、最後に困るのは自分なのよ! やらなくちゃいけない事はやらなくちゃいけないの! 逃げちゃダメなの!」というセリフからそう感じました。これは、あろまだけでなく、「無理無理無理・・・」ばかり言い続けている自分自身に対する喝でもあったと感じています。
プリパラチェンジ前のみちるは、「無理無理無理・・・」だと言い続けていますが、それは、他人から言われてそう感じるようになった訳じゃないんですよね。周りは、みちるの良いところをちゃんと見て、可能性を見出していますし、みちるが「壁」と見ていたあろまにしても、みちるに可能性を見込んでいなければ、みちるのプリパラ用のコーデを考えたりはしないでしょう。
それでも、「無理無理無理・・・」だと感じている事が多くありました。結局、ネガティブ気質を作っていたのは自分自身だったのでしょうね。よく「最大の敵は自分自身」なんて言葉を聞きますが、今話を見終えて、みちるは本当にそういう子だったと深々と感じました。
また、プリパラチェンジ後の自分・ミーチルについては、逆に「できるできるできる!」と言う事が多く、自分に対する可能性を強く見出しています。
そして、プリパラは、自分のなりたい姿を具現化しているもの。あれほどまでの自分への自信は、プリパラチェンジ前の自分も潜在的に持っているという証拠でしょう。交換ノートに書いた「そなたとわらわは一心同体! さすればわらわもそこにいる」は、もっともな事だと思いますね。
しかし、プリパラが自分のなりたい姿を具現化してくれる場所なら、ずっとプリパラに来れば良いという考え方もできるでしょう。わざわざ、プリパラチェンジ前の自分を変えなくたっていいのかもしれません。
ですが、それは「逃げ」でしかないでしょう。プリパラは、「子供の純粋性」に満ちた場所であり、大人は、それを壊して子供達を悲しませてはならないと、プリパラに来るのは控えめになりがちです。
それに、子供達は、少しずつ大人になっていきます。どんなにプリパラで楽しい時間を過ごそうと、歳を重ね老いていく宿命は変わらない以上、やがて「卒業」の時を迎えます。
そうなると、現実の自分で、色んな物事と戦い続けなければならず、弱い自分を放っておけば、連戦連敗となり、世の中から淘汰されます。
そうならないためにも、どこかで、弱い自分を変えるために頑張らなければならないのでしょうね。そして、理想を現実にする必要があるのでしょう。
そう思うと、みちるのあのセリフは、すごく味のあるものだと感じますね。私自身も、苦しいと思ったら逃げる事が多々あり、そういう時こそ、みちるの言っていた事を思い出し、立ち向かわなければならないな、と感じました。
さて、次回は、「ひるのコーデ」をかけて、ゆいとしゅうかがライブ対決。販促を考えれば、ゆいが勝つのでしょうけど、しゅうかについても、目が離せないでしょう。
誰のためでもなく、自分のためだけに、ナンバー1アイドルの道を突き進む。それが、第4回アイドルタイムグランプリで敗れる前のしゅうかのモットーでしたが、今は違うでしょう。
親友のガァララを何としても助けたい。その想いがしゅうかを突き動かしているでしょう。1人だけの力では限界がありますが、誰かが力になれば、想定以上の力を発揮できます。
1人だけの頑張りでは得られなかった大切なものを胸に勝ちに行こうとする姿に注目したいもの。一方のゆいも、どういう気持ちでしゅうかとの勝負に挑むのか気になるところ。次回は、グランプリ以上の盛り上がりを見せそうで、期待したいですね。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
~ オープニング前 ~
にのとチュッペが「壁」を越え、「ひるのコーデ」を手に入れてから何日か経ったある日、みちるは、次は自分とピツジが「壁」を乗り越えねば、と意気込んでいました。
しかし、みちるの「壁」とは何なのか? そう考えていた頃・・・、




いつものように、あろまとみかんが好き勝手に暴れていました。
一方、ゆいとらぁらは、最後の古代メガネを探していました。そんな中、アイドルタイムハープが反応。
「やった! この辺にあるのかな?」

「あっちかも!」
「うん!」

前話に引き続き、雪男(女)の存在がジワジワくる・・・。「もう、ヤギやハシビロコウは時代遅れ! これからは私の時代よ!」とでも言いたいんでしょうか。最終回まで2か月切ってるんですけどねえ。(笑)

~ Aパート ~
学校の図書室でも、相変わらず自由なあろまとみかん。
そんな中、ゆいは、みちるにとっての「壁」は、あろまだと指摘。古代メガネも反応するあたり、正しいようですが、みちるは、壁が高過ぎると、頭を抱えます。
どのようにして、あろまを乗り越えるのか?
「簡単っす! 例えば、あろまに、みちる様って呼ばせるとか!」

その直後、古代メガネが光ります。どうやら、正解です。
「ええ・・・。みちる・・・、様・・・。無理無理無理・・・。」

なんか、いいかげんなギミックだな、この古代メガネは。この分だと、面と向かって「私の足をお舐め!」とか「私に踏まれなさい!」とでも言えばいい、という意見でも反応しちゃうかもしれませんね。(笑)
その後日、校長は、あろまとみかんに、校長室に来るよう、呼び出します。
「何ですか! この答案は!」

「おー、この前のテストではないか! 我は13点か!」
「みかんは14点なの!」

呪われた数字「13」に、「天使」→「10(ten、テン)」+「4(シ)」で「14」か。こう見ると、悪魔と天使はいつも隣り合わせなんだな、と勉強になりますね。(そう思うの、お前だけだ(笑))
あろまのテストの解答は、こんな感じ。



「すべて悪魔語で答えたまで。人間界では不正解でも、悪魔界では満点である!」

なるほど、分からん。っていうか、よくそんなノリで13点も取れたよな。正確には「取らせた」でしょうけど。偶然とはいえ、13点も取らせる問題を作った先生達を褒めてあげたいです。(笑)
みかんは真面目にやったようですが、校長は呆れています。
「そもそも、あなた方は普段から、図書室を勝手に改造したり、禁止されているドライアイスで煙を起こしたり・・・。」

「もう・・・、ババリア袋の緒も切れましたわ!」

あ、すいません。切れるの遅過ぎます。2人がアボカド学園に来てから、もう半年以上も経っとるんやで。ここまで言及しなかった方が異常だと思うよ?(笑)
しかし、あろまとみかんは悪びれる様子もなく、至ってマイペース。


この態度に、校長は2人に、追試を受けるよう言います。そこで60点以上取れなかったら、アボカド学園から追放すると言い渡しました。
それを聞いたゆい達は困惑するものの、当のあろまとみかんは、合格する気はさらさらなく、学園を出るつもりでいます。
同じ頃、プリパラでは・・・、


「ここが眠気を覚ますのに効くツボだみゃ!」





いやいや、ツボとかどうでもいいから、もっと、互いの肌が触れ合う面積を増やしてよ。そして、私の興奮のツボを刺激してほしいです。(笑)
しかし、パックが傍にいません。ガァララは、女の子の夢を食べてるんじゃないかと心配しますが、しゅうかは、ガァララと約束したんだから大丈夫だと安心させます。
ですが、パックは、食べようと出向いていました。
それから少しして・・・、
「あ・・・、あ・・・、あの・・・。」


「本当にこれで効果があるのでしょうか・・・?」
「もちろんだよ! これから特別授業を始めまーす!」
「みちる先輩は中学生!」
「つまり先生! だから、言う事を聞くっす!」

・・・。いや、待て。逆に考えるんだ。あじみを呼ばなくて大正解だったと。(笑)
みちるは、まず、この問題について指摘。
「時速10キロの自転車が20キロ進むためには何時間かかりますか?」
「途中でお腹空いて休むから、沢山かかるなの!」

なるほど。そう言われると、沢山かかりそうだ。時間だけでなく、みかんに肉まんを食べさせるための出費も。(笑)
「これならどうですか? みかんさんは10キロを1時間で走ると、肉まんを10個もらえます。」

「では、20個もらうためには何時間かかりますか?」

「2時間走るなのー!」


その後・・・、
「あ・・・、あの・・・。」
「これから特別授業を始めまーす!」
「みちる先輩は中学生!」
「つまり先生! だから、言う事を聞くっす!」

キミら、そうは言うけど、みちるをオモチャにしてるだろ。(笑)
しかし・・・、



「我の解答は、悪魔界ではすべて正解である。よって、特別授業など必要ないのである!」


なるほど。言われてみれば、何かの歌で「悪魔にゃ学校も試験もなんにもない」なんて歌詞が聞いた事がありますし、特別授業は不要かもしれませんね。(その歌詞、間違ってるからな?(笑))
それどころか、悪魔についての勉強が足りないと、逆に、あろまが、悪魔の特別授業をする始末。
その後も、1人でカレーうどんを食べるあろまに、試験で分からない事があったら力になると言うものの、あろまは、左肩に新たな霊が憑いていると返し、やる気がありません。
そんな中、みかんとガァルルは、少しずつ勉強が分かるようになり、もっと教えてほしいと頼みます。みちるも、2人が勉強を楽しんでいる事に、笑顔になりました。
しかし、あろまは、それでも心は動かず、黙って、みちるから離れていきました。
「違うでしょ! どうしてこんな簡単な問題、間違えるの!」

「あろま! 先生の言う事を聞きなさい! 試験は明後日なのよ!」


だってさ。という事で、受験生読者の皆さん! こんなブログを読んでいるヒマがあるなら、今すぐ、このみちる様のお声を10回は再生して、しっかり勉強に励みましょう!(笑)
「頑張ってるね。」

「練習です! 怒る練習・・・。」

「十分上達してるよ。」

とはいえ、見られたくないものを見られてしまい、恥ずかしさを感じるみちる。
その翌日、みちるは、どうしたらいいか、プリパラチェンジ後のミーチルからアドバイスをもらうために、プリパラへ。
~ Bパート ~
その後、ミーチルは、例の交換日誌に目を通しました。

ミーチルの回答は・・・、
「そなたとわらわは一心同体! さすれば、わらわもそこにいる!」

「どういう事・・・? 分からない・・・。」

それから少しして、みかんは、みちるのおかげで勉強がよく分かるようになったと上機嫌ですが、あろまの態度は変わらず。
そんな時・・・、
「吾輩は、魔王サタン。今からでも・・・、この『テストにでるでるポイントノート』で勉強すれば・・・、点数は上がるであろう。」



「さあ、『でるでるポイントノート』を拾うがいい。」


「魔王サタン様のお言葉とあらば、この黒須あろま、この『でるでるポイントノート』で最後の追い込みを致します。」


「やった! あろま様がついに私の言う事を!」

「・・・とでも言うと思ったか?」


「0点である! そのサタンのマネ、0点だ!」


「悪魔を演じるなど、100億光年早いわ!」
「魔王はウソですけど、このノートが『でるでるポイント』なのは本当だから・・・。追試までの時間、勉強しましょう・・・。」


「無用である! 悪魔は自分の道を曲げぬもの!」


「考えてみれば、追放されるのであれば、追試など受けても受けなくても一緒ではないか!」

「フン! 今から、パパラ宿で最後のプリパラを決めようではないか!」
「あろま・・・。」
「ごめんガァル・・・。」






「あろま! 待ちなさい! いつまでそんな、子供じみた事やってんの! いいかげんにしなさい!」






「そうやって茶化してばっかりいて、最後に困るのは自分なのよ! やらなくちゃいけない事はやらなくちゃいけないの! 逃げちゃダメなの!」




「我は逃げてなど・・・。」
「じゃあ、追試を受けなさい!」


「いいの? ここから追い出されて・・・、本当にいいの・・・? 」



「それは・・・。」
「私は・・・! あろまとみかんとガァルルと、ガァルマゲドンと別れたくないの・・・。寂しいの・・・。」





「だから・・・、ちゃんと頑張ってほしいの・・・。」

「分かったぞ・・・。」
「聞こえない!」
「もう分かった! 分かったのである!」





その頃、ピツジは「聖なる獣」になるための特訓中。そんな時、パックがどこかに向かっているのを見かけ、追いかけます。
パックは女の子達の夢を食べようとしていました。ですが、ピツジが間に入って阻止します。
そして・・・、




どうやら、これで、ピツジは「聖なる獣」に認められたようです。しかし・・・、
「夢を・・・、食べに行かなきゃパク・・・。」

「ダメ・・・。」
「ガァララ・・・。」

「パックは悪い子・・・。約束したでしょ? 女の子の夢は食べないって・・・。どうして約束守れないの? 今度食べたら絶交だよ・・・。」
「絶交・・・。分かったパク・・・。」


翌日の追試、あろまもみかんも、60点以上の点数を取り、合格しました。

2人ともアボカド学園に残れるようになり、みちる達は喜びます。



「あろま様、本当に良かった・・・。」



「ど・・・、どうも、今回の事では・・・、みちる様々だな・・・。」


その直後、古代メガネが光りました。これで、みちるにとっての「壁」は越えたようです。



しばらくして、みちるはライブに。コーデは「ゆめサイリウムみちるコーデ」。

「夢の中でも夜更かししましょ。今宵、あなたに幽体離脱。」



曲は「GOスト♭コースター」。






メイキングドラマは「絶対的誘惑アーチマジック」。












その直後、ファララが再び目覚めました。その眼前には・・・、

「ガァララは、倒れてしまう前にファララに一目会いたいって・・・。それで、連れて来ましたわ。」

「ガァララ・・・。」
「最後にどうしても言いたくて・・・、ファララなんて大嫌い・・・。」
「ガァララ!」

その後・・・、
「スーパーアイドルタイム!」


「君を待ってたよ・・・。さあ、オレの手をとって・・・。」


「夢の世界へエスコート!」

「かけがえのない時間を君と・・・。」


「ほら! タイムガーデンだよ!」


「君だけのステージをオレに見せてくれ・・・。」

「スーパーアイドルタイムの始まりだ!」

「アイドルタイムマイク!」

「アイドルタイムハープ・・・、」
「完成じゃ!」


「そして、時は輝く!」








「さあ、あの階段を上って!」


「アイドルタイムシリーズの1つ、よるのコーデをあなたに! 素敵な時間をありがとう!」



みちるが「よるのコーデ」をゲットして、ライブ会場は盛り上がる一方で、時計塔では・・・、
「ゆい、何やってますの・・・。越えるべき壁をちゃんと越えて、ガァララを助けるみゃ!」


今回は、これで終了です。
次回:「決戦! ゆいvsしゅうか」
「ひるのコーデ」をかけて、ゆいとしゅうかはライブ対決をする事になりました。
しゅうかは、親友のガァララを救いたいと、一心不乱にレッスンに励む一方で、ゆいは相変わらずお気楽な様子。見かねたショウゴは、ゆいの目を覚まそうと、ゆいに喝を入れますが・・・。

【まとめ】
みちるは、アボカド学園を追い出されてもいいと、追試に対してやる気のないあろまに対して、追試を受けるようはっきりと物申し、「よるのコーデ」を手に入れました。
これだよ! 私の見たかったみちるメイン回は!
今話の感想を簡単に述べると、こうですね。プリパラチェンジ前のみちるは、超内気でネガティブ気質のおとなしい子。それゆえ、成長要素には結構期待していたものの、これといった成長が感じられず、みちるメイン回は微妙続きでしたが、ようやく「これだ!」と思えるような描写が見られて良かったと思っています。まあ、年が明けて「ようやく」というのはどうかと思いますが。
みちるがあろまに対してはっきりと意見を言うところは、早ければ26話でもできそうな気がしましたが、しかし、あの演出は、だいぶ凝っていたように思い、残り話数が10話もない今に持ってくる価値はあったと感じています。
みちるは、自分にとっての「壁」をあろまとしていましたが、みちる自身でもあったように思います。「そうやって茶化してばっかりいて、最後に困るのは自分なのよ! やらなくちゃいけない事はやらなくちゃいけないの! 逃げちゃダメなの!」というセリフからそう感じました。これは、あろまだけでなく、「無理無理無理・・・」ばかり言い続けている自分自身に対する喝でもあったと感じています。
プリパラチェンジ前のみちるは、「無理無理無理・・・」だと言い続けていますが、それは、他人から言われてそう感じるようになった訳じゃないんですよね。周りは、みちるの良いところをちゃんと見て、可能性を見出していますし、みちるが「壁」と見ていたあろまにしても、みちるに可能性を見込んでいなければ、みちるのプリパラ用のコーデを考えたりはしないでしょう。
それでも、「無理無理無理・・・」だと感じている事が多くありました。結局、ネガティブ気質を作っていたのは自分自身だったのでしょうね。よく「最大の敵は自分自身」なんて言葉を聞きますが、今話を見終えて、みちるは本当にそういう子だったと深々と感じました。
また、プリパラチェンジ後の自分・ミーチルについては、逆に「できるできるできる!」と言う事が多く、自分に対する可能性を強く見出しています。
そして、プリパラは、自分のなりたい姿を具現化しているもの。あれほどまでの自分への自信は、プリパラチェンジ前の自分も潜在的に持っているという証拠でしょう。交換ノートに書いた「そなたとわらわは一心同体! さすればわらわもそこにいる」は、もっともな事だと思いますね。
しかし、プリパラが自分のなりたい姿を具現化してくれる場所なら、ずっとプリパラに来れば良いという考え方もできるでしょう。わざわざ、プリパラチェンジ前の自分を変えなくたっていいのかもしれません。
ですが、それは「逃げ」でしかないでしょう。プリパラは、「子供の純粋性」に満ちた場所であり、大人は、それを壊して子供達を悲しませてはならないと、プリパラに来るのは控えめになりがちです。
それに、子供達は、少しずつ大人になっていきます。どんなにプリパラで楽しい時間を過ごそうと、歳を重ね老いていく宿命は変わらない以上、やがて「卒業」の時を迎えます。
そうなると、現実の自分で、色んな物事と戦い続けなければならず、弱い自分を放っておけば、連戦連敗となり、世の中から淘汰されます。
そうならないためにも、どこかで、弱い自分を変えるために頑張らなければならないのでしょうね。そして、理想を現実にする必要があるのでしょう。
そう思うと、みちるのあのセリフは、すごく味のあるものだと感じますね。私自身も、苦しいと思ったら逃げる事が多々あり、そういう時こそ、みちるの言っていた事を思い出し、立ち向かわなければならないな、と感じました。
さて、次回は、「ひるのコーデ」をかけて、ゆいとしゅうかがライブ対決。販促を考えれば、ゆいが勝つのでしょうけど、しゅうかについても、目が離せないでしょう。
誰のためでもなく、自分のためだけに、ナンバー1アイドルの道を突き進む。それが、第4回アイドルタイムグランプリで敗れる前のしゅうかのモットーでしたが、今は違うでしょう。
親友のガァララを何としても助けたい。その想いがしゅうかを突き動かしているでしょう。1人だけの力では限界がありますが、誰かが力になれば、想定以上の力を発揮できます。
1人だけの頑張りでは得られなかった大切なものを胸に勝ちに行こうとする姿に注目したいもの。一方のゆいも、どういう気持ちでしゅうかとの勝負に挑むのか気になるところ。次回は、グランプリ以上の盛り上がりを見せそうで、期待したいですね。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。