息が出来る空気を求めて・・・・

《覚え書きメモ》

夕食後、車に戻ってきたりんご娘、
心臓が痛いと言いながら体をまん丸にして
息がゼーゼー。ひどい呼吸困難。

ちょっと様子を見ていたけど、
全然治まりそうにない。


また空気の違うところに行った方がいいかと
車を走らせ始めた。

さっきあるぷすの森に戻ってきたばかりだから
りんご娘の心臓の負担も心配。
車移動で電磁波もいっぱい受けたから
心臓もかなり疲れているはず。


山を少し下りていった所で
りんご娘の受け付ける空気を探してウロウロ、ウロウロ。

呼吸が落ち着く所はなかなかない。
ひどいところでは息が入らなくてもがいてた。
このまま息が入らなくなるような・・・。
りんご娘、パニックに陥っている。

空気が少しでも合うところを求め
移動し続けて2時間。
もう体はクタクタ・・・。

次はどこに行こうかと考えていたら、
りんご娘の口から
「あるぷすの森に帰ってみようか。
もしかしたら少しは空気落ち着いてるかも」 と 。


イチかバチかの選択。
あるぷすの森まで戻って
まだ空気が落ち着いていなかったら
どうしようかと思ったけど、
もうこれ以上移動しても体力がどんどん落ちるばかり。

一大決心で戻ってみたら
あるぷすの森は空気が落ち着いてくれていた。


「あ～ヨカッタ。ここの空気はホッとする・・・」
とりんご娘つぶやいた。

みかん母