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独り言を『ささやいていく』適当に!

後で『思い出すため』に書いたメモのようなブログです。

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜【映画の感想】

2024-06-05 21:47:28 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2023年のアニメ映画。イマイチな出来。今までの2Ⅾアニメ版の方が映像としては格段に上のレベル。

 

主人公『野原しんのすけ』と30歳派遣バイト『非理谷充』の2人が、エスパーになり能力を手に入れるけど、非理谷は能力を悪用していき、しんのすけは非理谷を止めようとするという話。

 

クレしんの初めての3DCGアニメ映画。劇場アニメとしては31作目になるけど、本作はカウントされていないらしい。タイトル長くないか?手巻き寿司はいらんのでは?

公開当時に予告を観た時に思ったのは、CGの出来が悪い。映像に違和感がある。映画館で観るのは厳しい。という印象だった。

今回、DVDでレンタルして観てみたけど、前述の印象は変わらなかった。フラフラと動く紙細工みたいな動きで不安定。それが映像としてのCGアニメとしての感想。

物語は『非理谷』という男の話だった。超能力を手に入れたことで、力を悪用して社会で悪さをする男。作品を観ている人間が『嫌な悪い奴』と思わせるように悪役として描き、途中から『実は色々あったんだよ! 』という過去を見せる構成。

非理谷は30歳の派遣バイトで、彼に『頑張れ!』という安易な言葉で応援するというのは、どうなんだろうと思ってしまった。もし24歳くらいなら『頑張れ!』で上手く誤魔化せるかもしれないが、どうなのだろう。説得力がない気が。というより残酷で暴力的に感じる気が。

それと非理谷は爆破事件とか犯罪に手を染めているので、あの物語以降に逮捕されているんじゃないかなと思うんだけどね。社会問題とか変なリアリティさを見せるなら、そういう面もキチンと考えて作って欲しいかな。非理谷充がオモチャにされてるみたいで嫌な気分になった。

作り物の世界、そしてクレしん映画なんだから、嘘でも救ってやれよと言いたい。

 

以下は、ちょい強引な個人的考察。

 

非理谷は、友人が出来ることもなく孤独だった。自分を優先した利己主義者。他者も助けず自分も助けられない人間と思っている。彼に手を差し伸べてきた人間はいたが、非理谷はそれが分からない人になってしまった。

それは序盤で野原ひろしが手を差し伸べたシーンでも描かれている。そして野原しんのすけが非理谷を助けるために手を差し伸べた時にようやく非理谷は気が付いた話にも見える。

終盤の野原ひろしの『頑張れ!』という言葉は作品として正しくないと思うけど、物語の冒頭から最後までの『非理谷ひろしの2人』として見ると手を差し伸べている人の『頑張れ!』という構造に見えてくるような気がする。何となく。

けど『非理谷』『ひりやみのる』『非リア充』と名前を見えると、やっぱり俺の勘違いかなとか思う。

物語がどうこう問題より、映像としての出来が悪い意味で気になってしょうがない。イマイチな映画だった。


ジェスター【映画の感想】

2024-06-05 15:59:37 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2023年のホラー映画。イマイチだけど、惜しいと思うこともあり。

 

異母姉妹で他人として生きてきた女性2人が、ピエロ仮面の人物に出会い恐怖体験をするという話。

 

ピエロ仮面の人物(ジェスター)は、映画『テリファー』のテリファーに(素振り・動きとか)似ている。けど、テリファーのような強烈なグロテスク・スプラッター要素はない。

少しだけ魅力を感じるところがあるけど、それ以上に問題点と悪いところが目に付く。

まず、テリファーの真似にしか見えないのが減点。個性は感じられない。

ジェスターは『なぜ現れるのか?なぜ殺すのか?』その理由に統一性がない。この統一性がないのが存在性を失わせている。

街中で主人公『エマ』と出会うジェスターとのトランプゲームの絡みに意味はない。

準主役「ジョスリン」と友人達の話と友人がジェスターに襲われる理由がない。

そんな感じて話が進んでいくけど、終盤は意外に悪くなかったりする。

個人の解釈だと本作は、父親憎んでいた女性は父を許し(赦し)その証明として異母姉妹の妹を家族として迎えるという話に見える。それはアイディアとして悪くないと思うけど、それまでの過程に問題があって噛み合わない話を観てるように感じる。

重要なポイントは残し、余計な部分はカットする。これが出来ないと話がボヤけてしまう。そんなイマイチな映画だった。


ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ【映画の感想】

2024-06-05 09:04:53 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2023年のサスペンス映画(日本は2024年)。個人的にかなり苦手な作品だった。

駄目男が夜勤で始めた大型店のピザ屋。そこには殺人ロボットがいた!という話。

ジャンル的にはサスペンス。ホラー映画ではない。小さな子供がちょっと怖いと思う程度のバランス。

ホラー映画で有名な映画製作会社『ブラムハウス・プロダクションズ』の新作で製作費が約30億円で興行収益が約440億円だったらしい。

ただ個人的には微妙。結果だけを伝えて、結果に至る経緯を語らずみたいな。観ていて違和感や何で?と疑問に思うことが多々ある作品だった。

主人公「マイク』と妹「アビー」の年齢差が22歳くらい違うので兄妹に見えないとか、

アビーを狙う叔母の目的が明確には描かれていないとか、

後悔と罪の意識がありそうな子守の女「マックス」は、話を広げるキャラになるんじゃないのか?その終わり方でいいのか?とか

物語の途中で唐突に『実はロボットの中に子供の幽霊が憑りつかれているんだ!』と台詞で説明してソレが安易に事実化するとか、

マイクの夢と子供達の件はどうなってんだよ?とか、

謎の特殊能力みたいなのがあるから何でもいけるだろ!みたいな設定とかね。

結果は分かるよ『けど、何でそうなったの?』と疑問に思うところ・シーン・話があまりにも多かった。細部・ディティールがいい加減で適当。雰囲気だけで終わるみたいなさ。

2回目を観て確認したけど、マイクが勤める閉鎖された店・施設に侵入する人達が恐ろしい目にあった後(47分辺り)までは問題ないと思うけど、それ以降から違和感(作品の崩壊)を強く感じるようになっていたと思う。

劇中で「何でも描くべきではない」と思うけど、最低限必要な情報・背景は描いて欲しい。不足しすぎ。観ていてストレス多すぎ。

幼稚園から小学校の低学年くらいの子供と親が観るには良い映画かもしれないが、俺はかなり苦手な映画だった。