報告遅くなりました、5月に韓国インスボンへクライミングに行ってきました。
私は初の海外クライミングだったのですが、素晴らしい天気の中美しい白い花崗岩を登ることができました。 山本
クライミング初日の「シュイナードB」
5:30起床~トソンサ7:47~
東大門(トンデモン)から地下鉄に乗り、スユ駅まで。
「地下鉄4号線」1人1350ウォン
スユ駅からはタクシーに乗り、トソンサまで。
タクシー1台で6300ウォン前後?
トソンサからは徒歩で取り付きへ。
一度峠を乗り越え、シュイナードA.Bのある尾根を歩く。
~9:15クライミング開始
1p目クラック~スラブ
最近花崗岩のスラブに登っていなかったので緊張して、かなりびびってしまった。スラブでどちらから登るか右往左往する。今思えば大した所ではない箇所。
2p目フレークをたどってトラバース
核心ピッチ5.9。フレークは所々指の第一関節が入る程度。良い場所にアングルハーケンが打ってあったり、カムを入れてしまったりで、見た目以上に手が入らない。足もスメアでモタモタすると良くない。3p目クラック
起点から右のクラックに移りクラックを直上。クラックに移るところがちょっと怖い。
4p目チムニー~クラック
チムニーは、奥に細かいクラックがあったりするので、特別大きなカムは必要無かった。その後ダブルクラック。快適。5p目チムニー
ここもチムニーだが細かいクラックがあり、特別大きなカムは必要無かった。快適。
~12:45クライミング終了下降開始~
5p目を登りチェーンの張ってある耳岩の基部に到着。ここまでで終了とし下降。
医大ルートには人がいるので、岩に向かって左端(インスA)からラッペルすることにした。
3回ラッペルしてオアシステラス着。
オアシステラスからさらに2回ラッペルして下降完了。
~14:00下降完了下山開始~14:50下山完了
その後登山用品店を見物。
クライミング2日目の「インスリッジ」
8:35クライミング開始
リッジ伝いに出てくる壁を登る。全部で11p、核心のピッチは7p目の5.9のクラックという事だが、8ピッチ目のクラックの継ぎ目のスラブ?も難しかった。13:00頃クライミング終了
インスリッジは、途中クライムダウンがあったり、懸垂降下からの登り返しが有ったりと通常の壁だけでは出てこない面白い動きがあり、リッジクライミングの面白さを知ることができました。初めて行くとルートファインディングがわかりづらいかも?
クライミング最終日「医大ルート」
まずは岩場の下部からオアシステラスまで、スラブを登る。
医大ルートはオアシステラスから。
8:45クライミング開始
1P目スラブ〜小クラック〜スラブ
オアシステラスまでのアプローチ、見た目緩いスラブだが、ランナーが無い。5m位の緩傾斜クラックを登り、あとはずっとスラブ。
2P目スラブ
ずっとスラブ。ランナーが乏しい。隣の韓国人クライマーは足だけで歩いてる。
オアシステラス着、ここから医大ルート。
3P目クラック〜フェース
クラックといってもクラックシステムを使うわけでは無い優しいクラック。フェース部分がワンポイント、細かいカチを見つけるまで苦労した。死角で見えにくい。4P目クラック
一番楽しかったピッチ!最初レイバックで入り、ジャミングに移行し、最後レイバックに戻る。見た目簡単そうだが、見た目以上に手応えがあった。でも5.9...。
5P目フェースの人工
一応トポ的には5.10aA0である。この5.10aはA0して5.10aということらしい。A0してボルトの頭の乗るのだとか。面倒なので、スリングでA1で快適に登る。
6P目スラブ
5.8のスラブ。ランナーが遠くて怖かった...。7P目スラブ
5.6のスラブ。傾斜も落ち、優しいのだろうが、その分ランナーがさらに無い。結果、怖さは変わらない。
8P目スラブ
5.10bのスラブ。5.8のスラブでもヒイヒイいっているのに10bのスラブが登れるのか?と疑問だがなんとか登れた。6p目のスラブより寝ているが、ボールドスタンスは皆無。フリクションクライミング。ランナーが近いので、恐怖感は5.6も5.8も5.10bもあまり変わらない??
13:05クライミング終了
小休止後、下降開始。
14:20下降完了
下山して宿へ
医大ルートはとても登り応えがあり、一番面白いクライミングができました。オアシステラスまでのスラブは難しくはないはずなのですが、途中ランナーが乏しく緊張感がありました。私が両手で壁にへばりつきながら登っている箇所を、韓国人クライマー達が手を離し足だけで歩いていたのを見て、手をつくと腰が壁から離れるので、足だけで歩く方が重心が安定し正しいのだろうと思いましたが、万が一滑った時のことを考えると、とてもまね出来ませんでした。
〈感想〉
今回のインスボンに向けて事前のクライミングが思うように出来ていなかったのですが、日向神でのマルチルートを数本登っていました。インスボンの岩は花崗岩、日向神の岩は安山岩です。今回インスボンクライミングで一番感じたことは、花崗岩の岩は花崗岩の登り方が、安山岩の岩は安山岩の登り方がが有るということです。ホールドの形状やフリクションの効き方が異なります。花崗岩の岩を登るには花崗岩の岩をしっかり触らないといけません。
最後に....最終日夜、飲み過ぎて酷い醜態をさらしてしまいました...。
お酒は程々に...混ぜ物したお酒(焼酎のビール割りを大量に飲みました)には要注意!!
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