goo blog サービス終了のお知らせ 

店主の徒然ワイン日記

店主の徒然ワイン日記

徒然

2025-02-23 11:49:52 | ワイン日記

早朝8時。気温は氷点下。誰もいない公園。

熊手を手に落ち葉をかき集めます。

乾燥した落ち葉を集めてビニール袋に集める簡単な作業。それなりに運動量があるので、身体が温まってきます。

集めた落ち葉をNボックスの荷台に積み、畑に運びます。

車内には落ち葉の芳ばしい香りが漂う。

乾燥した葉のウッディな香りと、放線菌と土の混ざった香り。

とりあえず、畝の凹みに集めて、風で飛ばされないようネットを被せます。

ある程度集まったら、今度は一か所に集めて堆肥化します。

これが堆肥になるのはまだまだ先。

このところ朝は氷点下になる厳しい寒さなのだが、雨が降らないので、地面がカラカラに乾いている。普通なら日陰の部分は霜柱に覆われるが、今年はまったく見られない。日本海側は大雪警報、太平洋側は乾燥注意報。気候が極端です。

そろそろひと雨(雪)欲しいですね。

晴耕雨読はまだまだ先のようですが、↑野良仕事の後はこちら♪

爽やかな味わいのローマっ子御用達ワイン

 


徒然イタリアワイン会

2025-02-19 15:06:42 | ワイン日記

今月の定例ワイン会は2tsumoriにて開催。

昨年10月に続き3回目になる、こちらでのワイン会。

楽しみな最初の一杯はアルザスのリースリングと、「タルトレット 栃木県産なめこ、ボッタルガ(サルデーニャ産カラスミ)」と合わせます。

甘さと酸味が絶妙に調和した風味豊かなリースリングと、なめこの甘やかさ、まったりとした味わいがマッチ。カラスミに「きな粉」的効果も?感じつつ、柔らかなアルザスワインにピタッと合いました。

+

アカシア樽によるシンプルな風味を感じさせる北イタリア産・リースリング。 溌剌とした柑橘が横に広がり、集中力のある酸とミネラルが縦に伸びます。

これに「文旦、サワークリーム、群馬県産生ハム」を合わせます。文旦の甘酸っぱくヴィターな味わいをサワークリームと生ハムで包み込む。ワインと料理が持つ柑橘の風味が溶け込んだペアリングに嬉しくなる。

+

ラツィオ州の白(品種:パンパネッロ、マトゥラーノ、カポロンゴ)と「インサラータ ネルヴェッティ(ローマ風牛のアキレス腱のサラダ)」。

土着品種で造るワインは質素で田舎っぽく、あか抜けないものでしたが、ローマ時代から愛される気品や繊細さがあります。

これを活かす為に醸造面では野生酵母での自然発酵が採用されるそうで、清澄やフィルターなどのワイン造りを楽に(経済的に)する事で本質 的美味しさ(あるべき姿)を表現。

ほんのり葡萄の種のオイリーさを感じさせるワインと、コリッと歯応えのあるコラーゲン豊かなアキレス腱とは好相性でした。

+

「活〆ヒラメのアーモンド焼き、蛤と発酵蕪のスープ」と合わせたのは、珍しいバラトゥチャット100%のワイン

この品種は初体験です。2008年にイタリアの大学で再発見された品種で、今後の展開が楽しみなワイン。

ピエモンテはアスティの丘に囲まれた小さな村、ビオンゾに位置する畑の葡萄を使用し、

品種個性のミネラル、アプリコットやみかんのアロマ、テンションのある酸味とナッツのような香ばしさ、旨味が特徴で、オレンジワイン的外観と風味を呈します。文句なしの好相性。

この料理うまーーいっ、が声高に響き渡ります♪

ソースをパンで拭って、皿まで食べる勢い(笑)。

+

シェフがこれから供するパスタをこしらえます。

すかさず参加者のひとりが打ち立てパスタをテイクアウト(笑)。

+

次はピエモンテ州・ブラケット種の赤。ブラケット・バスティアン・コントラリオ

短めのマセラシオンで品種個性のフレッシュで苺のような風味を残し、甘やかなラズベリー、シナモン、ナツメグの香りなどの豊かなアロマを備えます。巷に出回る軽いブラケットとは一線を画すしっかりとした造り。

味わいはドライでタンニンも充分。

甘みのある「紅はるかのラヴィオリ」と一緒に頂きました。

まいうー♪

こんど干し芋にシナモンシュガーとバターを振り掛けてワインと合わせてみましょう。

+

お待ちかねのパスタ「経産牛のタリオリーニ」にはトスカーナ産サンジョベーゼ、ロッソ・キアッソブイオを合わせました。

『酵母も野性酵母のみ。清澄もしない。何も足さない。葡萄を発酵させただけの世界で最もシンプル酒が私達のワイン』を造り手の哲学とし、

黒系果実の凝縮した甘い香りが魅力的で、そこにシナモンや丁子等のスパイスがプラス。柔らかく甘いタンニンが心地よく、たっぷりとした果実感と酸の余韻。 品種:サンジョヴェーゼ主体、コロリーノ、カナイオーロなど、混植されている畑なので一緒に収穫して一緒に発酵させるそうです。

ナチュラル系サンジョベーゼ酒のシンプルながら奥深い味わいのワイン、

コクのある赤身本来の旨味を味わえる経産牛との相性は秀逸な印象。

+

料理のラストを〆るのは「スペイン産ウズラのサルシッチャ詰めロースト」。

ボルドーとトレンティーノのカベルネ主体の赤と飲み比べ、食べ合わせをしました。

よくあるボルドー・カベルネの安定した美味しさは当たり前として(←しかもハーフボトルだから程よく熟成状態)、

北の産地だからと高を括っていたポイエル・エ・サンドリが手掛けるロッソ・ファイエの美味しさに特に刮目することに!

シンプルだけれど驚くほど風味豊かな腸詰肉とワインの相性が最高。

+

すべて手作りのデザートは、

カントゥッチ、パンフォルテでした。

これには個性的な味わいのシチリア産モスカートのデザートワインと共に。

甘さだけではない躍動感のある美味しさ。

抜栓したら微発泡しているので驚きつつ。。

今回もたくさんの幸せをいただきました。


立春朝搾り

2025-02-13 16:53:26 | ワイン日記

今年の立春は2月3日という、イレギュラーの立春でした。数年に一度のうるう年により調整するようです。

そして立春の日は楽しみな「立春朝搾り」の発売日。

早朝の凛とした空気感の中でお祓いと祝詞を拝しました。

杜氏さんです。

昨年は出羽燦燦、今年は県産のチヨニシキで造られます。

酒米の溶け具合に違いが見られたそうです。

味わいも去年と比べると若干甘やかさを感じました。

磯前神社に参拝。

今年は年男。

御神籤は末吉でした(笑)。

早速いただきました!

今年も盤石の旨さ。

ワインも無いと寂しいので。

ドメーヌ・クヘイジをオンリスト!


新年(ワイン)会

2025-01-12 17:01:32 | ワイン日記

今年初のワイン会(忘備録)。

最近はこうして忘備録に残しておかないと、後々何を飲んだか判らなくなる傾向があります笑。

年明け早々に味わう銘酒の数々。

黙って飲んだらムルソー的スペイン・シャルドネ。

本家ビオワインのポンソに在りがちなビオ臭を微塵も感じない清冽そのもののクリアな味わい。

ルジェには本当に脱帽。

 

大好きなパカレが登場。

 

デュガです!!

ここまでくると相当におバカなワイン会ですね。

ともかく、これらの銘柄に出会えて感謝。

こちらのスペシャリテでもある涸沼のシジミパスタ。

正月を締めくくる銘酒と料理に舌鼓。

ごちそうさまでした。

 


徒然

2025-01-12 16:37:51 | ワイン日記

雑煮用の餅は鉄のフライパンに薄くオリーブオイルを縫ってカリッと焼き上げます。これが実に旨い。

毎年我が家で頂く餅は製菓会社から仕入れた「のし餅」でした。

"でした"と過去形になってるのは、取引先の製菓会社が廃業したからなんです。

悲しいかな、またひとつ伝統の灯が消えてしまいました。

幸い、今年は友人から杵つきで捏ねた餅を頂きました。ありがたい事です。

一月七日は七草粥を。

胃腸を整えます。