goo blog サービス終了のお知らせ 

元杜重工

*あつめたりつくったり* 過去資料整理中
鉄道・船・マンホールの写真と艦船プラモデル・電子工作も少々

大鷹プロジェクトその3

2017年05月21日 | プラモデル
大鷹プロジェクト続編です(前回はこちら)。いよいよ進水しました。



ざっくり色を塗ってカッター・ランチ以外はほぼ艤装しました。飛行甲板は電子基板にアクセスするために接着せず載せるだけとするため後回し。船底に付属の5mm厚のフロートを両面テープで取り付けました。コネクタをつないで動作確認し、いよいよ大海原(浴槽)へ。


沈みすぎました。

喫水線(ウォーターライン)から5mmくらい上に水面がきてしまいました。浮力不足。しかし小さかったからなのか船底の穴などからの浸水は確認されなかったため試運転を続行。リモコンの制御通りに動くことを確認しました。水中モーターから延びるケーブルが抵抗となりなかなか直進してくれないのですが。

ところでスケールスピードはどのくらいだろうか。RC化した艦船モデルの動画を観たりするととんでもない勢いで進んでいたりするのだけど実際どうなのだろうか。

大鷹の速力は21ノット(kt)。1ktは1時間に1海里(=1852km)進む速さなので21kt=38.9km/h=10.8m/s。
全長が180mなので約17秒で船首の位置に船尾がやってくるわけだ。
1/700スケールでは0.0154m/s、毎秒1.5cm。かなりゆっくり。

PWM制御で5段変速にしたけれど最も遅くしても6秒で船首位置に船尾がやってくる。最大(本来の水中モーターの速度)では3秒。う~ん。ただあまりゆっくり過ぎると舵がほとんど効かなくなってしまうので模型としてはこのくらいが適切なのでしょう。



試運転後に陸揚げするとなんと塗装が…。水中にあった部分(特に水面付近)が褪せてしまっています。アクリル塗料の塗膜の弱さか。それとも乾き切っていなかったか水温が高かったからか。

沈みすぎた分は仕方がないので同じ形にもう一つフロートを切り出してきて接着して2段重ねに。端材で試してみたけどセメント接着剤を使うと見事なまでに溶けて穴が開くのでダメ絶対。ホビー用瞬間接着剤で接着。名付けてダブルハル(※)。フロートが10mm厚になって浮力が増すが、重心が上がって復原性がちょっと心配。ちなみに水中モーターのセットには2枚スチロール板がついてきたけど、まだ丸1枚残っています。

※本来のダブルハルとは特にタンカーで船底に穴が開いて積み荷の重油が漏れ出すのを防ぐために2重構造にしたもの。今では国際的に義務化されている。

塗装しなおしたらいよいよ竣工となるか?!

つづく。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。