ショウ頑張れ!保護された小さなショウの猫白血病物語

横浜元町で保護された小さなショウ。猫白血病と闘う小さなショウの物語です。

3/21 猫白血病キャリアの未来

2010年03月21日 01時13分01秒 | 白血病

以前、記載したかもしれないが、母が仲良くなった雑貨屋さんの定員さんのNさん。
Nさんは、半年間、一時預かりをし、二つの命を里子へと出した。

猫がいなくなったので、再び、一時預かりをした。
ものすごい多頭飼育。劣悪な環境だった所から一匹の猫を救出した。

その猫ちゃんの名前は「りらちゃん」

りらちゃんはロシアンブルーがかかった雑種。
性別はメス。
彼女は、りらちゃんの後にも一時預かりをする事を想定し、血液検査をしてほしい。
そう、元親さんに頼んだが、どうもらちがあかない。

そこで、自分で血液検査をした。
結果は残念ながら「猫白血病陽性」だった。

引き取った翌日に、食欲不振、嘔吐、猫風邪の様な症状から
動物病院を受診。
そこは私が過去に見限った病院だった。

そして、インターフェロンの注射を打ち、抗生剤を処方され帰宅。
帰宅後もよくならない事から、翌日、私に連絡をくれた。

私は、このままでは危ないと判断し、私の主治医の病院へ
彼女と共に、その翌日、訪れる段取りをした。

主治医は、口腔内を念入りに見た。
歯槽膿漏の様になっていた。
猫風邪もあって、鼻が利いていない。

その日は、くしゃみ処置をし、食欲増進剤を経口投与した。
その夜の食欲を見て。
そう言われた。
夜、缶詰をちょっとは食べたが、どうも口が痛いみたいで
食べたいのに食べられない様だと翌日、院長に伝えると

緊急手術へと院長は踏み切った。
食欲があるかないか、あるのなら、今、処置しましょうとのこと。
結果は、舌の付け根にできた炎症が問題だったとのこと。

現在は、術後も安定し、Nさんのお宅で健やかに過ごしている。
後は、家に慣れてくれるのを願うばかりだと。

私は、いつか自分が言ってもらった言葉を彼女に伝えていた。
行き帰りの車の中、電話、メール、私はりらちゃんを救ってほしい。
その話を一生懸命した。

彼女は、自分なんかが飼い主でいいのか・・・
金銭的に大丈夫だろうか。
いろんな不安を話してくれた。

リスクがある子はいい子が多い

この名言に反さず、りらちゃんは温厚でいい子だった。
だからこそ、私は、短いだろう命を大切にしてあげてほしい。

元親に戻せば、死を待つだけだった命。
そう、思えば、無理のない範囲の一生懸命をりらちゃんが呪うだろうか・・・

私は、そう考えた。

結果、彼女とご主人と家族は、りらちゃんに生涯の名字を与えてくれた。
あまり、聞きすぎても・・・と思い最近は連絡していないのですが
りらちゃんは、きっと幸せになる階段を一歩、一歩上っているのだろう。

猫白血病は確かに怖い病気かもしれない。
でも、ショウが猫白血病だったからこそ、私をNさんは想い出した。

ショウが導いたキセキだったと私は思えてならない。
そして、ショウを保護した時、NPO法人KAVAの会の矢吹さんに
私が貰った言葉を今回私は彼女にしただけ。

彼女は最初は戸惑っていたが、終生飼育を決断してくれた。

よかったね。りらちゃん。
たとえ、短い命だったとしても、りらちゃん今、生きてるんだもん。
今、幸せの一歩を歩みだしたんだもん。

よかったね。Nさん。
強い絆にきっと結ばれて、家族みんながきっと幸せになる。

頑張れ!頑張れ!


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (末田ちえみ)
2020-09-14 14:18:15
初めまして。
保護猫4匹とクラス主婦です。
家の周りの可哀想な野良猫を1匹でも減らしたくて個人的に捕獲し去勢手術をしています。
今年の6月、家の敷地内で出産した子供、母猫を捕獲しました。母猫は去勢手術しましたが白血病でした。
子猫3匹のうち1匹は陰性で譲渡しました。
残った2匹は白血病ウイルス感染でした。
白血病の母猫は動物病院のご好意で引き取ってくれる事に。
子猫2匹は、先住猫とトイレ、餌、水は別々にし半隔離しながら飼っています。
先住猫は白血病のワクチン接種を受けました。
白血病ウイルスの猫ちゃんと陰性の猫ちゃん飼う上での気をつけることなどあったら教えて下さい
返信する

コメントを投稿