私達がこの土地に引越してきたのが、10年前くらい。 その当時かなり流行っていた ”たまごっち ”
旦那の両親ともに病気だという事で、こちらに帰ってきたので(実はこれが地獄の始まりだったんだけどね)
旦那も仕事は変わったばかり 私も三女がお腹にいて 働けずで、結構どん底に貧乏で(笑)
長女・次女・長男 3人ともがもちろんたまごっちも欲しいわけで、買えずに悩んでいた所に
新聞やさんが勧誘に来たわけよ♪
それで3年契約で(どっちにしてもとるつもりだったし) なんと”3つのたまごっち”をゲット!!
それがこの画像。なかなかピントが合わずですが、10年前のでございます。(電池は入ってないよ~)
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そして今から2年前くらい、浜松に帰省した時に、妹の子(姪っ子)が 首からジャラジャラとたまごっちを下げてるんだよね~!
前のよりもだいぶ色々機能もついて、結構面白い。
でもまだ田舎だったこの辺では流行ってなくて、三女も浜松では騒いでいたけど 帰ってきたら誰も持ってないから すっかり忘れていたのに…
さすがに去年くらいからこの辺でも 流行して来て 三女も
「欲しい~~~」
とうるさくなって来て、でもうちはなんでもない時には買わない主義なのを知っているから、 サンタさんに頼んでいました。
そして、去年のクリスマスに なんと願いが叶って…
浜松のサンタさんから 左の黄色いたまごっちが届きました。(もちろん枕元に置いておきましたよ~♪)
今のは色々種類があって これは『ケーたま』 = ケイタイかいツーたまごっち と言うものです。
右のピンクのが、今年習字で大きな賞を二つとって そのご褒美に 買ってもらったものです。 これは 『エンたま』 = 人生エンジョイたまごっち と言うそうです。
なんか毎回出てくるのが色々で 結構私も楽しんでいて、私は勝手に ”たまちゃん”と呼んでいます♪
そこで 〔たまごっちの生態〕 を簡単に説明すると、
生まれて何日かすると お見合いして子供が産まれて、 その子を少し面倒を見て なぜか次の日の 午前0時に お空に昇っていくんです。
10年前のと違って、お空に昇るのは死んじゃうわけではなくって 午前0時にいきなり起きて 子供をしばらく見つめて、 スーッと上っていくわけ。親の愛情を表現?
次の日にお母さんがいないのに気づいた赤ちゃんは、エンエン泣いて 名前をつけてもらって 一段落なんだよねσ(´∀`)
また、その子が進化して大きくなって子供が産まれての繰り返しで、うちなんか今まで何人(?) 生まれたか…って感じのサイクルです。
その中で歯ブラシしたり、お風呂に入ったり、学校に入ったりお世話して育っていくんだよね。 そのたびに 「かわい~」って喜んでいます。 もう半年も育てているのにね (ノ∀`●)
私も仕事をしているので、ずっとは面倒をみきれないので 毎朝学校に行く前に 時間を止めるのが 三女の日課。
そんな三女が私に言いました。
「お母さん 赤ちゃんて育てるの大変だった?」
「そりゃそうだよ~ おっぱいあげて、 ウンチして おしっこもかえて 臭いしね~」
「本当だよね~ たまちゃんも 赤ちゃんの時はうんちを流しても すぐに呼ばれるし、 たまちゃんのうんちはボタンで流せるけど 赤ちゃんは本当にくさいよね~(笑) 家はたくさんいるし、
おかあさんもたいへんだったね。」
・・・そう言って私の顔を見てにっこりした三女を見て、
今までの子育てした色々が それこそ走馬灯のように 思い出されて 目頭が熱くなりました。
たまちゃんを面倒見ている三女は、そりゃあ 何かやっていても
「ピポー ピポー」 (?)
とたまごっちに呼ばれたら 遊んでいても飛んできて面倒を見ています。
但し、宿題中とか食時中は やったらダメだよ! っていってますが。
*****
先日、たまちゃんを首からぶら下げた三女とスーパーに買い物に行きました。
例のチキンリトルを見た後です。
たまちゃんが映画中に音がするのを避けるために、音を消しておくように言ってました。買い物をしていたら
「あ~~~ たまちゃんがしんじゃう……」
2本の映画を見ている間に どうやら何回もうんちを流さなくて 病気になってドクロマークが出ていたのです。
たいした事では無かったら、注射をしたら治るんですが その注射も効かないようで、 次第に泣き声になってきました。
「たまちゃんがしんじゃう。 どうしよう… うっうっ・・・・」
そして、とうとう
「ピ~~」って音がしました。
どこか テレビで見る 心拍を測る機械の音のようでした。
そこは大きなスーパーのど真ん中であるのもかまわないようにして
「うえ~~~ん 死んじゃった~」
と三女は泣き出しました。 私も困って、
「たまちゃん また生まれるから泣かないの。 みんな見てるよ!」
とついあまりの声の大きさに 静めるために言ってしまいましたが、
今 考えたら この子は、命の大切さとかこのたまちゃんで 感じてるんだな… なんて心無い気休めを言ってしまったんだって反省・・・
ただのおもちゃだと思っていたけど、
(たまごっちもわるくないな♪)
と思いました。
しばらくして、 たまちゃんに新しい命が生まれて 忙しくなって 涙のあとをほっぺにつけながらセッセと お世話をしていました(笑)
『ごんきつね』 を読んでも可愛そうで すぐにないちゃう三女。
今、横で大の字になって寝てる三女を まだまだ年老いた体に鞭打って 育てなくてはならないんだけど(笑) 辛い子育てではなくて
楽しんで子育てさせてもらっていますよ♪
今日もリコーダーで〈千と千尋の神隠し〉の ”いつも何度でも” を吹いてくれました。
”三女へ
いつまでも 命の大切さを忘れないで 優しいあなたでいてくださいね。
母より”
あなたへのメッセージ いつか読んで受け取ってね(ノ∀`)O。゜○ o。