プチ早期退職者の資産運用+αブログ

個別銘柄:じげん(2019年NISA分を半分売却)

 2019年のNISAで200株買っていたが、5月11日にストップ高となって買値を超えたので、まずは100株だけ売り逃げた。
 6月に入って残り半分も売ったが、そのことについても追記しておいた。
 さらに売ったNISA分を下げた所で買い戻したことについても追記した。

じげんの値動きと初期の買

 じげんは「リジョブ」が一番有名だと思うが、求人や不動産情報を一括検索する集約サイトを展開している。M&Aにも積極的で、一時期足踏みはあったが成長を続けている。リクルートグループ最年少取締役となった平尾社長は若手経営者として有名だし、じげんは成長企業としてZAi等の雑誌で何度も紹介されていた。

 じげんの週足チャートと私の主な売買を以下に示す。株価は2018年2月に高値を付けたが、2月の米国発の世界的株安につられて下げ、3月には米中貿易摩擦も浮上して株式市場の調整が続いた。しかし、じげんの業績は順調で、2018年四季報夏号の見出しも【順 調】となっていた。それで、6月20日に一段安を付けたタイミンクで780円で200株買ってみた。



 その後、7月には一時1,000円を回復したが、地合いの悪さに引きずられて年末に向けて大きく下げた。その頃でもじけんの業績の見通しは良かったので、2018年12月25日に470円で100株だけ難平買いした。普段ならもう少し多く買っていたが、同様に急落していた他の銘柄に資金を回していたため余裕がなかった。

 2019年に入って株価は一旦戻していたが、再度調整に入った3月に580円で100株、4月に540円で100株をNISAで買った。


じげんの業績と追加売買

 NISAで買った後、7月には800円台に戻したが、買った年に利食いは考えないので放置した。じげんの売上高と営業利益の推移を以下に示すが、2019年末に向けて業績が足踏みし始めた。2019年四季報秋号の見出しは【増益幅縮小】となっていて、大口顧客のサービス終了が痛手だった。


 出所:マネックス証券銘柄スカウター

 2020年四季報新春号の見出しは【一転減益】となっていて、顧客の予算削減が痛手だった。その後はコロナ禍もあって、業績は悪化、株価も低迷を続けた。

 私は低迷している間、特定口座の方で難平買い、節税売り、買い戻し、買い増しを続けた。その結果、現在はNISA分を除いて平均取得価格368円で900株保有となっている。また、節税売りによる銘柄累損は約10.3万円となっている。

 2019年NISA分に関しては制度終了によってロールオーバーできないこちらの記事に少し詳しい記載がある)ため困ったなと思っていた。しかし、後述する理由により5月11日にストップ高617円となって買値を上回ったため、まずは逃げることを優先して100株売った。

 580円で買った分を売ったとして利益は僅か3,700円に過ぎないが、利益を出して無事に逃げられたので満足だ。もう100株も様子を見ながら近日中に売ってしまうつもりでいる。


じげんの業績回復

 上述の売上高と営業利益の推移を見ての通り、2024年3月期に向けて順調に業績回復を続けている。この推移には以下の決算短信で示された前期実績と今期見通しが反映されている。

2023年5月10日 2023年3月期 決算短信

 前期営業利益は前期比26%増で最高益更新、 今期も27%伸びて連続最高益更新となっていて、業績回復を確信させる内容だった。このため、翌日はストップ高で寄り付き、一旦少しダレたもののすぐにストップ高に張り付きとなった。

 今期の1株益は35.1円となっている。今のペースで利益成長が続くと考えれば成長株として再評価も可能だろう。地合いがよくなって成長株に資金が向かえば、PER30倍をメドとして1,053円まで買われていく可能性もある。皮算用だけど。

 特定口座分に関しては4年がかりで株数を900株まで増やしつつ、簿価を368円に下げてきた形になったので、再成長が続くことを期待してじっくりと保有するつもりでいる。グリッチによる成長株投資が成立することを期待しているということだ


【2023.6.5追記】

 5月11日に2019年NISA分100株を617円で売ったが、残っていた同年NISA分100株も本日723円で売った売却益は1.83万円、利益率33.9%、年利換算8.2%と前回よりもだいぶましになった。NISA分2回の売却益で、銘柄累損は約8.1万円に減った

 前回売却後、近日中に売ろうと様子を見続けてきたが、株式市場全体も上昇中でじげんも高値更新を続けきた。まだまだ上げそうで惜しい気もしたが、この先いつ何が起きるかは分からないし、前回売却よりも100円以上高くなったので売る決心をした。特定口座分の方は含み益が膨らんできているし。


【2023.10.4追記】

 2019年NISA分は617円と723円で100株ずつ売ったが、以下の通り本日までで200株とも特定口座で買い戻した。
 2023年8月18日 買 100株 570円
 2023年10月4日 買 100株 497円

 結果的に2.7万円ほどの利益を得た上で、NISA口座から特定口座へのシフトができたことになった。また、急いで買い戻さなかったので、2019年NISAでの買値よりも安く買い戻せた

 今年に入ってからのじげんの日足チャートを以下に示す。売りが早過ぎたと思っていたが、欲張らずに逃げるのを優先したのも正解だった言える結果になった。特定口座で保有してきた分があるので、値下がりを単純には喜べないが。


 出所:株探(https://kabutan.jp/stock/chart?code=3679)


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