プチ早期退職者の資産運用+αブログ

FXのトレード手法と自動売買システム

現在のトレード手法

 FXは順張りを基本にし、逆にいけばロスカットすべきだ。本も色々読んだし、基本的な考え方やテクニックは知っている。チャート分析も一応毎週自分でしている(ドル円、ユーロドル、ユーロ円のトレンド分析)。しかし、長年の株式投資で逆張りの長期投資をしてきたので、なかなかFX的行動ができない。退職後時間があるので、張り付いてやれないこともないが、そこまでやる気にもなれない。

 現在は、複数の業者を利用していて、取引口座によって売買する通貨ペアやポジション保有の仕方を変えているが、スワップ狙い方に振り向けている資金の方が多い。


スワップ狙いのトレード

 スワップポイントを得るために、高金利通貨の買ポジションを低レバレッジで保有していて、時たま売買する程度になっいる。しかし、スワップ狙いでポジションを保有していても、高金利通貨では通貨の下げによる損失にスワップポイントの累積が追い付かないことも多い。典型的な通貨はトルコリラ円で、残念なことに一番保有額が多い通貨ペアになっている。この一年はよかったが、暴落と言っていいほど下げてきた。2015年1月には50円だったが、2018年9月は16円台で1/3以下まで下げた。現在は18円ほどだ。

 評価損が出ているポジションであってもスワップポイントは入って来る。時々、損を出決済売・買戻しを行ってスワップ分の利益を減らしつつ、平均買いコストを下げることができる。ただ、これを多くやっていると何のためにポジションを持っているのか分からなくなる。

 以下はスワップ狙いがメインで、スワップポイントが日々受取りになってしまう口座の昨年の損益だ。せっかくのスワップポイントの多くが売買損で台無になっている。




為替差益狙いのトレード

 為替差益を狙って売買している口座もあり、現状、ドル円は買ポジション、ユーロドルとユーロ円は売ポジションを持っている。短期的ではなく、ファンダメンタルズとスワップポイントを考慮しつつ結構長期的にポジションを持っている。

 その口座の昨年の損益は約29万円だった(下表)。決済したのはユーロ円売の3枚、ユーロドル売の2枚の計5枚だけだった。FXと言えないようなトレードの仕方だが、こんなやり方もある。




 この口座の現在のドル円の買ポジションは以下の通りで、昨年1枚、今年1枚の買で、ドル円が円高方向に突っ込んだ時しか買ってない。ドル円は現状スワップが高いので、じっくり持っていても有利だ。この2枚については、今のイメージでは112円台で1枚、114円台で1枚決済することを狙っている。もちろん、いつ考えを変えるかは分からない。




システムトレード

 短期のトレーディングでは、すぐれたシステム(ルール)を採用すればドローダウン(損失)が大きくなってもやがて回復できるから負けても続けることが大切だと言われている。例えば「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」という本には、為替が対象ではなかったがそういうことが書いてあった。

 FXの自動売買システムを提供している業者で、過去の成績推移を参照してよさそうなルールを選択し、何度かやったことがある。しかし、ほとんどの場合やがて過去最大のドローダウンを上回り回復不能になっていくのを経験した。多くのルールがあり、ある時期調子のよいシステムは必ずあるのだが、結果論でしかない。

 自動売買システムは、その時の相場環境に合ったルールは好調になる。組み入れたルールの成績を見て、不調になったら好調なものに入れ替えていく手もあり、そうすべきだと説明されている。しかし、短期で入れ替えてはルールの意味がないし、タイミングよく入れ替えるのは無理だと悟ってやめた。


 スワップ狙いにしても売買差益狙いにしても、どうも私の今のやり方だと資金効率が悪い。昨年などは、何も考えず株を買っていた方が儲かっていただろう。しかし、FXでの巨額損失はFXで取り返そうと思って続けている(リーマンショックでFXで巨額損失)。そのため、自分で毎週やってるチャート分析を活用し、もう少し売買頻度を上げてもいいかなと思っているところだ。

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