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HUNTER×HUNTER 38巻 を読んだ

 HUNTER×HUNTERを読んでいる人には特に目新しいことは書いておらず、未読の人向けの紹介がほとんどで、38巻の内容そのものの感想も書いてません。

 HUNTER×HUNTERは1998年から週間少年ジャンプで連載が始まった冨樫義博さんの大人気コミックだが、この10年は長期休載も多く、今月初めに1年10ヵ月ぶりに38巻が発行された。私はファンというほどではないが、新刊が出たら楽しんで読んでいる。

 私は第1作のアニメから入っていて、子供たちが小学生になった頃に毎週のテレビ放送を一緒に観ていた。放送年月日を確認すると1999年10月16日から2001年3月31日まで全62話だった。その後OVAも作られ、ビデオショップで借りて一緒に観ていた。

 なお、アニメ化は2011年に作品冒頭から新たに制作し直され、2011年10月2日から2014年9月23日まで全148話も放送された。後述する会長選挙編までアニメ化済みとなる。元の原作がそうなのだが、キメラ=アント編の部分の内容は深く、感動的な結末になっている。現時点ではアマゾンプライムビデオで全話無料で観られる。私はこちらも観たが、原作や前作に比べて少し飛ばし飛ばしになっているようだ。
 
 コミックに関しては、OVAの後ぐらいからだと思うが子供たちが単行本を買うようになり、私は借りて読んでいた。結局、1巻からあったと思う。しかし、子供たちが独立した後、2018年10月の35巻からは自分で買うようになった。35巻だけは紙の単行本だったが、36巻からは電子書籍(KOBO)で買うようになった


 出所:私のKOBOデスクトップのライブラリ

 HUNTER×HUNTERは少年漫画らしく子供の成長や仲間との出会い・友情を描きつつ、色々な敵とのバトルを描いている。主人公のゴンは赤ん坊の頃から父親のジンが従妹のミトに預けたまま一度も会わずに育てられており、自分も父親と同じハンターになって再会のために追いかけるというのが基本線になっている。ゴンは父親を恨んでいる訳ではなく、ハンターは自分を置いてでも続けたいほどの仕事だと思って憧れている。ハンターは超難関資格であり、父親との再会は32巻で実現した。

 バトルに際しては、一部の人間だけが使える念能力というのがあり、それを使った戦いが繰り広げられる。念能力の基本は体系化されているが、個々人の念能力は非常に多彩だ。何でもありという感じだが、条件(制約と誓約)も課せられ、条件が厳しいほど強い能力になる。 念能力をもつ登場人物ごとに個性に合わせた固有の能力を複数持っていて、その設定の細かさ、戦いでの使いこなし方を思うと、よくこれだけ絞り出せるものだと感心する。

 少年漫画とは言え、天才と呼ばれる冨樫義博さんの作品らしく非常に多くの細かな設定や伏線と興味深いストーリー展開があって大人でも十分楽しめる。むしろ、すっと読んだくらいで味わい切れない(理解し切れない)レベルだ。なので、色々な考察もネット(YouTubeを含む)に出ている。

 ストーリーは大きく幾つかに分かれているが、以下の順に展開していく。
 ハンター試験編(1~5巻)⇒天空闘技場編(5~7巻)⇒ヨークシン編(8~13巻)⇒グリードアイランド編(13~18巻)⇒キメラ=アント編(18~30巻)⇒会長選挙編(30~32巻)⇒暗黒大陸編(32巻~)

 38巻は暗黒大陸編のまだ序盤で、暗黒大陸へ向かう巨大な船の中で繰り広げられるカキン帝国の王位継承争いの話を中心に進んでいる。さらに一部の王位継承権者につながるマフィアの抗争、さらにそれに絡んでくる凶悪な盗賊集団の幻影旅団の動きなどが続いている。

 非常に多くの登場人物、その人物に関わる念能力、関係者の思惑とか、とにかく細かい。38巻は200ページほどだが、多くのページが細かなコマ割りで、そこに小さな文字による説明がびっしり。既に老眼の私が初代のKOBO Touchで読むのは無理だ。KOBOデスクトップで21インチディスプレイに全画面表示してギリギリ、少し拡大しないと読みづらいというレベルだ。

 38巻には幻影旅団の結成秘話も挿入されていて興味深いが、38巻だけで話の内容の感想はうまく書けないので省略する。10月からジャンプでの連載も再開されるらしいので、順調に最後まで書き上げてくれることを期待している。私は今年65歳なので、生きている内に完結まで読めるか少し気になっている。


 なお、メインの登場人物で言うと、今のところゴンは暗黒大陸編には登場しておらず、ミトのもとに戻ってハンター活動中は免除されていた学校の勉強をしている。ゴンはキメラ=アントの王親衛隊の一人に無茶な念能力の使い方をして勝利した反動で死にかけた状態となり、その後、何とか回復したが念能力は使えなくなっている。

 また、ハンター試験の時から長く一緒に過ごしてきた仲間のキルアも妹と旅に出てしまっている。その妹は特殊な能力を持っていて、その能力でゴンを回復させた。そして、その能力は妹に取り付いている別人格で、かつて暗黒大陸から持ち帰られた五大災厄の一つのガス生命体アイらしいという設定になっている。

 同じく試験時からの仲間のレオリオは会長選挙で有名になってしまい、ハンター協会幹部の十二支んに加入することになり、科学班・医療チームの一員として暗黒大陸行きの船に乗船している。しかし、船内での活躍まだほぼ描かれていない状態だ。

 同じく試験時からの仲間のクラピカは、レオリオの推しで十二支んに加入し、王位継承権者の第14王子の護衛にもなって、暗黒大陸編では出ずっぱりになっている。クラピカは護衛以外にも、第4王子が持っている緋の眼を取り返そうとしている。緋の眼はクラビカが唯一の生き残りであるクルタ族の眼球のことで、クルタ族が幻影旅団に虐殺されて奪われ、収集家に出回った。

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