脳内ネタです。
付いて来れる方のみ、続きをどうぞw
ブログパーツって結構重いようで、私のPCの回線には負担が大きいみたい。
記事を上げた直後の反映チェック用に別タブでブログのTOPを開いているのですが、お陰で管理画面の反応が悪いの何の。
…やっぱり早急に光にした方がいいなと思った今日この頃。
こんばんは。
望月ミクですぅ。
今日はマスターのお家に里帰りしてましたぁ~。
マスターのお家も、私のお家なんですけど~、どっちかと言うとカイトが居るから、今は麒麟さんのお家の方が私のお家ですぅ。
それでも私のマスターは、やっぱりマスターしか居ないんですけど~。
「マスターただいま~、ですぅ~」
マスターのお家のPCの中を潜り抜け、お部屋の中へと降り立って、体の再構築が終わると同時に私は帰宅を告げる挨拶をする。
どちらのお家でも、家を出る時は「行ってきます」で、帰ってきたら「ただいま」と言う事になっているんです。
考えたら、ちょっと面白いですよね~。
折りたたみテーブルで書き物をしていたマスターが、私の声に反応してこちらを振り向いて「おかえりー」と微笑った。
マスターと同じ空間に居る、それまでどこか疲労みたいなものがあったのが、潮が引いていくみたいに軽くなっていくのを感じる。
「あぁ、ミクおかえり」
部屋の向こうのドアから兄さんがひょこっと顔を出した。
相変わらず、見た目は私とどっこいの歳だ。
袖を捲くって、エプロンをしている。片手には包丁、反対の手には黒っぽい果物みたいな物…(たぶんアボカドかも知れない)を持ってた。
「今日の夕ご飯、作るって聞かなくってさ…」
兄さんの格好の理由をマスターが説明してくれる。
「兄さん、お料理作れるようになったんですか~?」
「まだまだ、レシピと首っ引きだけどね」
「そうなんですか~」
どこか嬉しそうに、苦笑してマスターが言うのを聞く。
兄さんは、部屋を覗いてすぐに台所へと戻ってしまった。
キリが悪くて手を休められないのかも知れない。
「今日もまた、すぐに行っちゃうの?」
「カイトが待ってますし~、遅いと心配かけちゃいますから~」
「ご飯くらい食べてってもいいのに」
「え~。そんな事したら、折角マスターと兄さんがラブラブしているのにお邪魔になっちゃいますぅ~」
「ら、ラブラブって…」
「兄さんに~〝はい、あ~ん〟ってしてあげたり~、おべんとが付いてるのを取ってあげたり~」
「してない、そこまでしてない。と言うか、流石に無理」
「えーーー。しなきゃダメですよぅ」
「…あんたのとこと違うんだからね」
「そんな事ないです~。それにマスターのしてるの、結婚指輪ですよね?」
「ペアリングなだけだよ…シルバーだけど」
「でもでも、左手の薬指にしてます~」
「こ、これは…何と言うか…」
「見ていいですか?」
「…うん」
マスターは指輪を引き抜いて、見せてくれる。
細い銀細工で、縁が盛り上がってて真ん中が経こんでるシンプルな指輪。
小まめに磨いているのか、曇り一つない。
内側に、字が彫り込まれているというのは、私のしているのと同じだけど内容が違います。
「あ…」
「な、なに、どうしたの」
「マスター、イニシャル本名の方で入れてますぅ…」
ここだけの話、マスターの本名のイニシャルと兄さんのイニシャルは同じなんです。
表記すると、K to Kという事になります。
「ハンドルの方使ったんじゃ、返って嘘っぽいでしょうが…」
「でもサイズ同じだったら、どっちか見分けつかなさそうですぅ」
「…あ、あははは」
指輪を返すと、マスターは大事そうに、それを指に戻していました。
「マスター、さっさと兄さんとしちゃった方がいいですよ~?」
「…まぁ、焦る事もないよ。心変わりしないって自信あるし…って、するって何を?」
「え~、ここで言うんですか~?」
そう言うと、見る間にマスターの顔が赤くなっていく。
「ま、ま、まさか…そっちの方の話、してない?」
「…ダメですよ~マスター、二人してそんなのだから、いつまでもキス止まりなんです~。もっと押してかなきゃ…」
「いや…そもそも、そっから先はない気がする」
「何でですか?好きなんですよね、兄さんの事。指輪をその指に出来るくらい大好きなんですよね?」
「…うん。でもこれは愛情表現の差、と言うか、ね」
目を伏せるようにして、俯きながらマスターが言う。
「私、兄さんには背伸びしないで貰いたいって、そう思うの」
一呼吸置いて言葉を続けると、もじもじと持っていたシャープペンを弄る。
「私は焦ってないよ。焦らなくても…」
「あの、マスター」
ドアの向こうから兄さんの声が聞えて、マスターが言葉を止める。
「何、分からない事でもあった?」
ちょっと待っててね、と言い置いてから立ち上がって、マスターはドアの向こうに行ってしまった。
私もその背中を追うように、台所が見えるドアの敷居のところまで移動してみる。
丁度、兄さんがマスターに味見用の小皿を差し出しているところだった。
「マスター、お式は何時なんですか~?」
二人が並んで居る光景が自然で、私が入り込む隙なんてないなって思えて、つい味見のタイミングに合わせて声をかけてみてしまった。
マスターは激しく咽てしまっている。
「み、ミクっ」
慌ててマスターの背中をさすりながらも、兄さんが真っ赤になりながら窘めるように声をあげた。
からかいに反応してる兄さんは、本当に久し振り。
何だかんだと、スルーするようになってしまってたから、ずっとつまらないなと思ってたんですよね…。
「…今のは、わざとだったね?」
途中途中。
ガールズトークって大胆発言多いよな…
付いて来れる方のみ、続きをどうぞw
ブログパーツって結構重いようで、私のPCの回線には負担が大きいみたい。
記事を上げた直後の反映チェック用に別タブでブログのTOPを開いているのですが、お陰で管理画面の反応が悪いの何の。
…やっぱり早急に光にした方がいいなと思った今日この頃。
こんばんは。
望月ミクですぅ。
今日はマスターのお家に里帰りしてましたぁ~。
マスターのお家も、私のお家なんですけど~、どっちかと言うとカイトが居るから、今は麒麟さんのお家の方が私のお家ですぅ。
それでも私のマスターは、やっぱりマスターしか居ないんですけど~。
「マスターただいま~、ですぅ~」
マスターのお家のPCの中を潜り抜け、お部屋の中へと降り立って、体の再構築が終わると同時に私は帰宅を告げる挨拶をする。
どちらのお家でも、家を出る時は「行ってきます」で、帰ってきたら「ただいま」と言う事になっているんです。
考えたら、ちょっと面白いですよね~。
折りたたみテーブルで書き物をしていたマスターが、私の声に反応してこちらを振り向いて「おかえりー」と微笑った。
マスターと同じ空間に居る、それまでどこか疲労みたいなものがあったのが、潮が引いていくみたいに軽くなっていくのを感じる。
「あぁ、ミクおかえり」
部屋の向こうのドアから兄さんがひょこっと顔を出した。
相変わらず、見た目は私とどっこいの歳だ。
袖を捲くって、エプロンをしている。片手には包丁、反対の手には黒っぽい果物みたいな物…(たぶんアボカドかも知れない)を持ってた。
「今日の夕ご飯、作るって聞かなくってさ…」
兄さんの格好の理由をマスターが説明してくれる。
「兄さん、お料理作れるようになったんですか~?」
「まだまだ、レシピと首っ引きだけどね」
「そうなんですか~」
どこか嬉しそうに、苦笑してマスターが言うのを聞く。
兄さんは、部屋を覗いてすぐに台所へと戻ってしまった。
キリが悪くて手を休められないのかも知れない。
「今日もまた、すぐに行っちゃうの?」
「カイトが待ってますし~、遅いと心配かけちゃいますから~」
「ご飯くらい食べてってもいいのに」
「え~。そんな事したら、折角マスターと兄さんがラブラブしているのにお邪魔になっちゃいますぅ~」
「ら、ラブラブって…」
「兄さんに~〝はい、あ~ん〟ってしてあげたり~、おべんとが付いてるのを取ってあげたり~」
「してない、そこまでしてない。と言うか、流石に無理」
「えーーー。しなきゃダメですよぅ」
「…あんたのとこと違うんだからね」
「そんな事ないです~。それにマスターのしてるの、結婚指輪ですよね?」
「ペアリングなだけだよ…シルバーだけど」
「でもでも、左手の薬指にしてます~」
「こ、これは…何と言うか…」
「見ていいですか?」
「…うん」
マスターは指輪を引き抜いて、見せてくれる。
細い銀細工で、縁が盛り上がってて真ん中が経こんでるシンプルな指輪。
小まめに磨いているのか、曇り一つない。
内側に、字が彫り込まれているというのは、私のしているのと同じだけど内容が違います。
「あ…」
「な、なに、どうしたの」
「マスター、イニシャル本名の方で入れてますぅ…」
ここだけの話、マスターの本名のイニシャルと兄さんのイニシャルは同じなんです。
表記すると、K to Kという事になります。
「ハンドルの方使ったんじゃ、返って嘘っぽいでしょうが…」
「でもサイズ同じだったら、どっちか見分けつかなさそうですぅ」
「…あ、あははは」
指輪を返すと、マスターは大事そうに、それを指に戻していました。
「マスター、さっさと兄さんとしちゃった方がいいですよ~?」
「…まぁ、焦る事もないよ。心変わりしないって自信あるし…って、するって何を?」
「え~、ここで言うんですか~?」
そう言うと、見る間にマスターの顔が赤くなっていく。
「ま、ま、まさか…そっちの方の話、してない?」
「…ダメですよ~マスター、二人してそんなのだから、いつまでもキス止まりなんです~。もっと押してかなきゃ…」
「いや…そもそも、そっから先はない気がする」
「何でですか?好きなんですよね、兄さんの事。指輪をその指に出来るくらい大好きなんですよね?」
「…うん。でもこれは愛情表現の差、と言うか、ね」
目を伏せるようにして、俯きながらマスターが言う。
「私、兄さんには背伸びしないで貰いたいって、そう思うの」
一呼吸置いて言葉を続けると、もじもじと持っていたシャープペンを弄る。
「私は焦ってないよ。焦らなくても…」
「あの、マスター」
ドアの向こうから兄さんの声が聞えて、マスターが言葉を止める。
「何、分からない事でもあった?」
ちょっと待っててね、と言い置いてから立ち上がって、マスターはドアの向こうに行ってしまった。
私もその背中を追うように、台所が見えるドアの敷居のところまで移動してみる。
丁度、兄さんがマスターに味見用の小皿を差し出しているところだった。
「マスター、お式は何時なんですか~?」
二人が並んで居る光景が自然で、私が入り込む隙なんてないなって思えて、つい味見のタイミングに合わせて声をかけてみてしまった。
マスターは激しく咽てしまっている。
「み、ミクっ」
慌ててマスターの背中をさすりながらも、兄さんが真っ赤になりながら窘めるように声をあげた。
からかいに反応してる兄さんは、本当に久し振り。
何だかんだと、スルーするようになってしまってたから、ずっとつまらないなと思ってたんですよね…。
「…今のは、わざとだったね?」
途中途中。
ガールズトークって大胆発言多いよな…