Myselves

言葉と音楽に隠された魔法を探して放浪中。
そんな『自分自身』たちの旅の様子は?

月日は百代の過客にして

2006-09-03 22:57:20 | 独白
行きかふ歳もまた旅人なり
――『奥の細道』より


秋定本番まであと1ヶ月半か、と思うと時の流れは速い。ついこの前楽譜配られて初メイントップの重責におののいていたような気がするなあ。今でも全然慣れませんけど何か。
昼間はまだ蝉が鳴いているけど、風の音はもう秋の音をしている。夜には秋の虫が鳴いている。気がついたら21になってもう2ヶ月以上経つわけだし。
ゼミ合宿や後期の講義が始まるのももう少しなわけだ。


気がつけばもう大学3年。一緒にトルコ語を学び始めた友達の中にはもうかの国で勉強することを選んだ人たちもいる。
それはすなわちオーボエを始めて丸3年というわけで、今までやった曲の楽譜もだいぶ増えてきたし、曲の中で使える音域も少しとはいえ広がった。
高校生だった頃ははるか昔で、フランス語を学び始めてもう7年目なんだなと思ったりする。
歌を休止してからもうじき9ヶ月。そろそろ再会したい今日この頃。


電車に乗ってふと目に映るのはマンション。
今のマンションは、隣とのヴェランダの間に壁があることが多い。昔住んでた社宅は2つおき(○○|○○)だったな、と思い出す。お隣に住んでいた子とよく互いのヴェランダを行き来していた。幼かった、あの頃。その社宅は既になく、今は駐車場になっている。
社内には携帯電話を眺めている人の多いこと。記憶の中では、本を読んだり、音楽を聴いたり、窓の外を見たりという人がもっと多かったような気もする。


昨日祖母の家に泊まった。
当たり前のことだが、祖母はだいぶ歳をとった。目はともかく耳がだいぶ遠くなったのを感じる。食も、一緒に住んでいた頃より細くなった。
伯母の方は相変わらず自分の知識を増やすことに熱心だが、前より疲れやすくなったのかな、と感じた。昔のことを話して大笑いしたけれど。当時反抗期真っ盛りの姪達4人を合計5回もヨーロッパに連れて行った伯母、今更ながら尊敬する。




なんて柄にもなく真面目な?ことを書いてみた。


余談。母と祖母の会話。伯母がいないところで繰り広げられたらしい。
祖母「かずね(姉)はボーイフレンドいるのかね」
母 「いるみたいだよ」
祖母「晃弥は?」
母 「知らない」
祖母「いるんじゃないの? 文音は?」
母 「知らない。いないんじゃないの?」
祖母「独り思いはしてないの?」
母 「(……独り思い??)」

<中略>

母 「してるんじゃないの」
祖母「それはよかった」
母 「お母さんは独り思いしたことあるの?」
祖母「うーん……○十年前に」


恐るべし、祖母。しっかり晃弥にボーイフレンドがいることを見抜いていた。
……独り思いって、お祖母ちゃん!
何十年も前のことでも、覚えてるものなんですね。


ちなみに、独り思いって片思いのことだそうです。







タワー・オブ・テラー乗りたい。乗れるのかなあ。

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