某歯科医の独り言

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新型コロナ軽症例に出現、味覚障害以外の口腔病変とは?

2021-02-09 08:42:59 | Weblog
明日の臨床に生きるアカデミックな情報を伝える「ケアネット」に「新型コロナ軽症例に出現、味覚障害以外の口腔病変とは?」が掲載されていました。
有益な情報だと思いますので一部抜粋してご紹介します。
原文は下のリンクからご覧ください。

ブラジル・ブラジリア大学のDos Santos氏らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の口腔徴候と症状の有病率に関するエビデンスの系統的レビューを行い、味覚障害以外の口腔病変について明らかにした。

主な結果は以下のとおり。
・全19ヵ国の1万228例(男性:4,288例、女性:5,770例、不明:170例)が評価された。
・最も一般的な口腔症状として、味覚障害の有病率は45%だった。
・口腔の粘膜病変は、白および紅斑性プラーク、不整な潰瘍、小さな水疱、点状出血、剥離性歯肉炎など複数の臨床的側面を示した。また、舌、口蓋、唇、歯肉、および頬粘膜が影響を受けていた。
・軽症例の口腔粘膜病変は、初期の呼吸器症状の発症前または同時に出現した。一方、薬物治療と入院を要した症例の場合は、発症後およそ7〜24日後だった。

新型コロナ軽症例に出現、味覚障害以外の口腔病変とは?

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