☆WILD HOGS(団塊ボーイズ) 08.04.28. 13:15 クレール石関
団塊ボーイズとは、また日本らしい邦題をつけたもんだ。いかにも観客を呼び込みそうだと、いつもは邦題のネーミングに文句のを言ってるが、今回ばかりは感心した(どうやら難癖をつけてる人が多いようだが、それはあまりに浅学な)。しかし・・・。
その噂だけは聞いていたし、よくあるミドル・エイジ・クライシスもの。
予告編を観ても、それなりに期待していたんだ。だが・・・。
オープニング、颯爽とハーレーが登場する。一台、二台、ちょっとかっこつけて、拳を合わせる・・・4台目がそれにしくじる・・・軽いギャグのジャブにちょっと不安を覚える。そういうのはいらないんじゃなぃ?
そこから、いきなり1,2分ずつ四人の日常を紹介。店舗欲まとめているようで、その実、すっげぇ雑。
これならその後どっかで休憩でもして、聞いたか坊主の説明台詞の方がまだマシだ。
そして、ストーリィのクライマックスは、なぜか地元の鼻つまみもの暴走族との対決姿勢にも連れ込む。
これがどうにも納得いかん。
偶然入ったライダーズバーが無法者暴走族の溜まり場だったところから話がストーリーを持ち始める
・・・その必要があるのか?話の方向性がおかしい。
そして、いちおう映画のクライマックスであろう暴走族退治が終わって、さあもう時間も残り少ないぞ、西海岸まで行くんじゃなったのか?と思ったら、次の瞬間にはもう到達している。
で、だね、唐突に出てきたレイ・リオッタの親父…この場面で出すなら、ピーター・フォンダかデニス・ホッパー(こっちはきついな)だろう、だれだよこいつ?って思ってたら、後で聞いたところによると、ピーター・フォンダだったそうな。え?あれが?ぜんぜんわけんねーじゃん。ちゃんと判るようにしてくれよ。ゴーストライダーでは、ちゃんと判ったじゃん。
とにかく逐一が中途半端で、1時間40分に収めるなら、もちっと丁寧に描くところは描いて2時間くらいでもいーんでね?