dailie morlie

森羅万象、宇宙の真理

映画雑感 2008-047 レンブラントの夜警

2008年03月31日 19時55分00秒 | 映画
☆Nightwatching(レンブラントの夜警) 08.03.31. 13:00 クレール丸の内1
ピーター・グリーナウェイなのだ、観ずばなるまい。しかし・・・
舞台装置、繰り言のような舞台台詞は、まるで舞台劇の採録のようにしか見えない。
間断なく流れ続ける弦楽のBGMは、ナイマンではない。
観る価値があったのか?

TV雑感 瞳

2008年03月31日 09時12分35秒 | Weblog
新しいNHKの朝のテレビ小説が始まったねぇ。
大当たりしてしまった"ちりとてちん"のあとだけに、きついよね。
しかも1回目・・・どーなんだい?中高年のおじさんおばさんにヒップホップって。
しかも、かなり下手やし・・・と思ったら、劇中ちゃっかり"レベルが違いすぎる"と
セリフで言い訳してたな。
西田敏行は陰日向に咲くの延長線上みたいやし。
こら、苦戦しまっせ。


と思ったら、"ちりとてちんは"歴代最低なんだって?
あぁ~、関東人には面白さが分からなかったんだろうねぇ、頭が必要だから。

なんば

2008年03月29日 05時46分08秒 | Weblog
陸上競技でナンバ走りがクローズアップされたのは何年前か、
10年も経っていないと思うのだが、
私のような蒙昧なものに限らず、初めてそんなものの存在を知ったという人は多かったと思う。
ところが、近頃桂枝雀の落語のCDを聴いていて、
これは昭和59年の録音なのだが、
その中で、足と手が同時に出るというくだりで、
「あんた、それはナンバでんがな」と出てくるので、驚いた。
そう、落語に通じた人には、ナンバという歩法はしごく普通のものだったのだ。
さすがは落語。とまたひとつ、傾倒するのでありんした。

映画雑感 2008-046 マイ・ブルーベリー・ナイツ

2008年03月28日 07時08分39秒 | 映画
☆My Blueberry Nights(マイ・ブルーベリー・ナイツ) 08.03.27. 13:30 TOHO4
ジュード・ロウだから、レイチェル・ヴァイスだから、観ようと思ったのさ。
まさか王家衛だとは知らなかったから。そうと知ってたら、観なかったかもね。
ノラ・ジョーンズだって、知らないし。すっごい有名なんですってね。てよりラヴィ・シャンカルの娘だってから、驚くよね。60の頃の子供って事でしょ。
で、やね。
出だしでいきなり2人の男女のアップなわけだが、ノラを知らないから、この女の人が主人公なのか銅なのかが、判断できない。須らく乗り切れないわけだ。
ブルーベリーパイって、売れ残るかね?ストロベリーとブルーベリーがあったら、あたしならブルーベリーを選ぶけどなぁ。
で、やね。やっぱり構成にまるで設計がないんだよね。これ、N.Y.→メンフィス→アリゾナ→ベガス→N.Y.のロードムービーっていうより、一応オムニバスってとったほうがいいのか?
不眠症のモノローグとくれば、トラビス・ビックルを思い出すよね。
音楽はライ・クーダー(それでか、なんか"パリテキ"っぽい匂いがしたのは)らしいが、なんでメロディの中にムーンリヴァ―が紛れ込んでんだ?
ま、香港人から見たアメリカ人の生態ってことなのか?
関係ないけど、隠元豆をstring beanと言うとは知らなかった。
不思議な気がするのは、13歳の頃から観ているナタリー・ポートマンが、ノラより年上なんだろうなぁってところだ。シャルロット・ゲンズブールがいつの間にか30歳を超えてた時のショックに似てる。

映画雑感 2008-043 燃えよ!ピンポン

2008年03月27日 20時34分43秒 | 映画
☆Balls of Fury(燃えよ!ピンポン) 08.03.27. 11:05 TOHO8
最初はね、これまた観る気はなかったんだ。ピンポンだし、マギーQも好きじゃないし・・・でも、知ってしまったんだ・・・クリストファー・ウォーケンが出てるって・・・主演って書いてあるものもあった(それは違ってたけど)。
ウォーケンとくれば、観るしかないっしょ。
ってわけで観に行ったわけだが、その前に制作費20億がどうだとかのどーでもいい情報が入りつつ、オバカコメディにスウィッチ切り替えて、上映の20分前という、いつもよりちぃと遅い時間に映画館に辿り着いたので、もしかしたら、小さいスクリーンだし、定番の席はもう取られてるかもね、と思ったら、なんのことはない、ガラガラでやす。10人もいたかなぁ。
開巻一番、なぜか舞台はソウル五輪、といっても韓国らしいところは微塵も出てこない。
いきなり主人公の父親役は"ダ・ダン・ダダン"のロバート・パトリックだぁ。あっという間に殺されちゃうけど。
そこから飛んで19年後、あきらかに人選ミスだろうけど、そうしなきゃ映画が始まらないから、窓際FBIから匿名を受ける主人公、ダン・フォグラーって誰よ?知らないけど、キャラができてるから、途中で見失うことはない、でもあっさり地方の予選会でもあっさり負けてしまうほどに堕落してしまってる。
そこで(これまたなぜか)中華街の老師に弟子入りするわけだ。
それにしても、墓地の空中権(air right)をウォーター・スライダーの遊園地に売るなんてねぁ。
勝者をWinnerではなくVictorって言うんだな、ってわかった。なるほどVictoryでVictorか、その通りだが、すっかりWinnerっていうとだけ思い込んでました。
でも、サドンデスのオチは、すぐにわかっちゃったな。だって、JCヴァンダムの映画で、そういう題名のがあったもんな。
惜しかったのは、一番(マギーQよりも)可愛かった"助けて"って言ってた子、あれだけで消えちゃったよな。

讀書雑感 キムラ弁護士、ミステリーにケンカを売る

2008年03月26日 20時06分26秒 | 讀書
☆キムラ弁護士、ミステリーにケンカを売る(木村晋介/筑摩書房)
なぜこの本を図書館で予約したのか、約1ヶ月前の3月3日になにがあったのか、今となってはもう忘れてしまった。
で、だね、まぁいぃ、読んでみたのだが・・・なんなんだろうねぇ。
「はじめに」書いてあるのは、いきなり「この本は、書評の形をとってはいますが、何ら文学的検知から本を評論したものではありません」「...その本の欠陥をさがし求めるエッセイを記した物」と言い訳してござる。
しかも、それが謙遜でなく、まるでその通りなのだな。
すなわち、まったく見当違いのいちゃもんをつけて喜んでいる、エッセイと呼ぶにも具につかない「記した物」なのだ。
それは奇しくもそのなかで本人が「字は読めますが、頭が悪いのでわからないのであります」と書いている通りなので、なんだ自分でわかってんじゃん、とあきれてしまった。
ま、例えて言うなら、ミュージカルを見てるのに、「なんで突然歌い出すんだよぉ」って行ってるようなもんだ。
いちゃもんつけるにしても、それなりの仁義ってものがあるだろうに、これを連載していたのが「本の雑誌」っていう本の雑誌だってぇんだから、まったく世の中ってのは・・・。


飲食雑感 おいしい緑黄色野菜

2008年03月25日 15時33分54秒 | 飲食
セブンイレブンと伊藤園のオリジナル商品である おいしい緑黄色野菜 が新しくなっていた。
前のがすごく美味だったので迷わず買ってみたのだが、今度はいささか期待はずれだった。
今回の28種の野菜と4種の果実は、にんじん、モロヘイヤ、ムラサキイモ、赤ピーマン、レタス、インゲン豆、メキャベツの葉、甘藷茎葉、グリーンピース、セロリ、ブロッコリー、ケール、かぼちゃ、ピーマン、アスパラガス、白菜、小松菜、あしたば、パセリ、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三つ葉、ヤーコン、ジャガイモ、アルファルファ・スプラウト、緑豆スプラウト ぶどう、りんご、オレンジ、レモン とある。
野菜は分量順だと、にんじん、モロヘイヤ、有色甘藷、緑豆スプラウト、ヤーコン、じゃがいも、赤ピーマン、アルファルファ・スプラウト、レタス、インゲン豆、メキャベツの葉、甘藷茎葉、グリーンピース、セロリ、ブロッコリー、ケール、かぼちゃ、ピーマン、アスパラガス、白菜、小松菜、あしたば、パセリ、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三つ葉 ということらしい。
ちなみにスプラウトってのはどうやらもやしのことらしく、有色甘藷=ムラサキイモらしい。

前のは、25種の野菜と3種の果実ということで、
にんじん、トマト、レタス、インゲン豆、有色甘藷、モロヘイヤ、メキャベツの葉、グリーンピース、赤ピーマン、甘藷茎葉、セロリ、かぼちゃ、ブロッコリー、ピーマン、ケール、白菜、小松菜、あしたば、パセリ、アスパラガス、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三つ葉  ぶどう、レモン、うめ
含有順は にんじん、トマト、モロヘイヤ、有色甘藷、赤ピーマン、レタス、インゲン豆、メキャベツの葉、甘藷茎葉、グリーンピース、セロリ、ブロッコリー、ケール、かぼちゃ、ピーマン、アスパラガス、白菜、小松菜、あしたば、パセリ、クレソン、キャベツ、レディッシュ、ほうれん草、三つ葉 となる。

果実に梅が入ってるのがミソなわけだ。

映画雑感 2008-044 onceダブリンの街角で

2008年03月24日 16時33分26秒 | 映画
☆once(onceダブリンの街角で) 08.03.24. 13:00 クレール丸の内2
これは映画か?と思っていたところ、あとでチェックしたら、監督は主演と同じバンドにいたミュージシャンだそうで、いわば素人。なるほどね。制作費1800万円(相当)?なるほどね。
アマチュアのご趣味って算段だ。道理で。
ドラマーはカメラをチラ見するし、
ハンディの不安定さは効果的というよりもただの未熟さしか感じさせない。
幼女は泣きっぱなしなのをお構いなしに芝居が進むのは、狙いではなく、術を知らないだけ。
歌が始まると、延々と駄々流しにして、歌謡映画よりも能がない。
雇ったプロのミキサーが、最初はたかをくくっていたのが、次第に本気になる・・・それほどの歌なのか?あれは。
全編がPVというかイメージビデオの仕上がりで、まぁ正直金を取って見せる映画ではない。
ただ、素人なりに一つの作品が仕上がっていく過程の、クリエイティブな悦びが滲み出るものではある。

TV雑感 キバ

2008年03月23日 08時03分42秒 | Weblog
始まって2ヶ月、全然面白くなっていかない。
1年の長丁場だが、そろそろ面白い展開があってもよさそうなものなのに、
なんか手前勝手な「世界観」ばかりが鼻につく。

久しぶりに面白い話を聞いた

2008年03月23日 08時00分15秒 | Weblog
NHKの番組で。
日本料理の起承転結の話を聞いた。
起:椀物、承:向付、転:、結:ご飯
ということなのだそうだが、それぞれの中に、
走り・旬・名残り
があるのだという。
さらに、司会者が「迷い箸をしそうですね」というと、
「どんどんしてください。それだけ料理に魅力があるということですから」
なるほど。賢しげな行儀作法の軽薄さを肝に銘じよう。

アンリ?

2008年03月22日 08時12分03秒 | 飲食
朝のTVで、芦屋のメゾン・アンリシャルパンティエが紹介されてた。
・・・あんなに豪華やったかぃなぁ、と思ったら、メゾンってのは本店ではないんだな。
なんか標語だけでなく関東・中部にまで手広く店があるとか。
凄いなぁ・・・と思う反面、こぢんまりしたのが好きな私には、どうも敷居が高いな。
まぁ、こういうお洒落なのもいいけど、洋菓子はパリよりヴィーン派なので、どっしりとしたのがいい。
オバーラーやハイナーが好きだ。
でも、コンデトライの看板を上げてる店に入ると、たいてい失望するんだが。
夙川にいた頃は、あの近辺のケーキ屋を軒並みあたりましたが、あれから20年?情勢図もえらい変わっただろうな。

映画雑感 2008-043 バンテージ・ポイント

2008年03月21日 17時14分33秒 | 映画
☆Vantage Point(バンテージ・ポイント) 08.03.20. 15:30 MOVIX8
え、っとねぇ・・・。
8つの視点、なんゃそうですよ。
それを繰り返す、て。
で、まず思い出すのが、やっぱり"羅生門"なわけでしてね。
で宣伝なんかも、そんなこと言うてるんですわな。
ところが、実際に観てみると、それはあんまし用を成してない、かえってその手法は失敗に終わってるんだな。
むしろ、そうするしか逃げ道がなかった、って感じだ。
後半の一気に話が展開してからは、ノンストップのアクションで、あぁこれがやりたかったんやなぁ、ってなもんだが、その繰り返しってのが、かえってうっとおしくもある。
それぞれの行動規範の動機付けがないので、納得できない展開ではあるんだが、単純にアクションだと割り切れば、それなりに面白い。