岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

どうする吉備中央町の振興

2015-02-02 | 各種集会など
 吉備中央町商工会が主催した県会議員との懇談会がおこなわれました。テーマは2つ、吉備高原都市をどうするか、定住促進・少子化対策・地域づくり・活性化についてでした。
 懇談会には、吉備中央商工会役員、吉備中央町長はじめ町幹部職員、町議会議員、そして岡山市北区・加賀郡(吉備中央町)選出の県議会議員でした。

 吉備高原都市については、かれこれ30年も前、3万人の福祉都市をつくるという構想で開発された都市でした。ところが住宅用地が売れず(すでに着工した前期計画と後期計画Aゾーンあわせて7000人の予定が2000人)、都市建設はおろか、郵便局も銀行もスーパーもない事態になり、すでに居住している方々の高齢化も深刻になっています。
 私は2009年、吉備高原都市の居住区の販売を担っていた住宅開発公社が解散せざるをえない状況に落ちいった経緯と今後の吉備高原都市の在り方について、日本共産党県議団として大学の専門家の先生とともに住民の声をききながら作成した「提言」の要旨を紹介。住環境の整備、交通網の整備など住み続けられる都市として引き続きとりくむ必要があることを述べました。

 吉備中央町は10年前、当時の賀陽町と吉備中央町が合併した町です。定住者の増加のために定住促進課を設け、町あげた様々なとりくみがおこなわれています。町議会の議員さんや商工会の方々から、高校が廃校になった問題、通学路で危険な交差点でもなかなか信号機を設置してもらえない問題、ガソリンスタンドが減っている問題、公共交通網の問題などが語られました。一方、町内の様々な資源を利用した産業にとりくみ、県外からも移住者が増えている事例、ジビエや米粉パンなど農商工連携のとりくみなども紹介されました。
 私は、住み続けるために最低限必要な社会資源がなくなってしまいつつあることは一刻も猶予できない深刻な問題であり、どこの党ということなしに、一丸となってとりくむ必要があることを述べました。また、地域の魅力あるとりくみをしっかり支援することは大事なことだが、特別なことをしなければ行政の支援がないというのではなく、普通に仕事すれば普通に食べていける状況をつくることが必要ではないかとして、たとえば農業では価格保証や所得補償を求めることも必要ではないかと述べました。

 どこに住んでいても人間らしく働き、生きていける岡山県にするために、引き続きがんばります。

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