
【県政の流れを変える】 その理由② ゆきとどいた教育にしたいから
岡山県では、県政の総合計画のトップに「全国学力テスト(全国学力学習状況調査)10位以内」という目標がおかれています。5年前、日本共産党の須増県議が調べたところ、総合計画に学力テストの順位を使っているのは岡山県だけでした。
「それだけ学力を重視している」と言う方もいるかもわかりませんが、全国学力テストについて文科省は「調査により測定できるのは学力の特定の一部分」「学校における教育活動の一側面」として、「序列化や過度な競争が生じないよう」と、注意を促しています。
県教育委員会はこの目標達成のために、小学校3年生から義務教育の全学年で県独自のテストをしたり、過去の全国学力テストの問題を練習させたり、放課後学習をしたり、「過度な競争」の旗振りをしています。このような教育で本当にいいのかと、私は大いに疑問を持ち、県議の時代には、学力テストの中止を繰り返し求めました。
「過度な競争」は、コロナ禍のなか、子どもとって楽しみな様々な行事が中止されたり、夏休みも短くなったりしているのに、県学力テストはきっちり実施しました。全国のテストは中止されたのにです。
6年ほど前、「頑張る学校応援事業」と言うのが提案されました(3年で終了しましたが)。学力テストの正答率が良くなったなど頑張った学校に100万円出そうという事業でした。当時私は文教委員会に所属しており、「こんなのは教育ではない❗️」と強く反対しました。その時の教育次長は「どこの県もやっていない、画期的なんです」と言い(「こんなことする県などそりゃないでしょう」と、私は言いましたが)、教育委員の1人は「金メダルめざして頑張るオリンピックのように、懸賞金めざして頑張ってほしい」と言いました。こんなことで子どもたちに本当の学力など付くはずありません。やっぱり変えないといけません。
楽しい学校・・・子どもたちが色んなことを調べたり、学ぶことが喜びになるような学校へ、多くの先生方はそういう立場で頑張ってくださっているわけですから、そのための条件整備をしっかり行いたいと思います。(つづく)
(写真は民主県政をつくるみんなの会での県政報告)
岡山県では、県政の総合計画のトップに「全国学力テスト(全国学力学習状況調査)10位以内」という目標がおかれています。5年前、日本共産党の須増県議が調べたところ、総合計画に学力テストの順位を使っているのは岡山県だけでした。
「それだけ学力を重視している」と言う方もいるかもわかりませんが、全国学力テストについて文科省は「調査により測定できるのは学力の特定の一部分」「学校における教育活動の一側面」として、「序列化や過度な競争が生じないよう」と、注意を促しています。
県教育委員会はこの目標達成のために、小学校3年生から義務教育の全学年で県独自のテストをしたり、過去の全国学力テストの問題を練習させたり、放課後学習をしたり、「過度な競争」の旗振りをしています。このような教育で本当にいいのかと、私は大いに疑問を持ち、県議の時代には、学力テストの中止を繰り返し求めました。
「過度な競争」は、コロナ禍のなか、子どもとって楽しみな様々な行事が中止されたり、夏休みも短くなったりしているのに、県学力テストはきっちり実施しました。全国のテストは中止されたのにです。
6年ほど前、「頑張る学校応援事業」と言うのが提案されました(3年で終了しましたが)。学力テストの正答率が良くなったなど頑張った学校に100万円出そうという事業でした。当時私は文教委員会に所属しており、「こんなのは教育ではない❗️」と強く反対しました。その時の教育次長は「どこの県もやっていない、画期的なんです」と言い(「こんなことする県などそりゃないでしょう」と、私は言いましたが)、教育委員の1人は「金メダルめざして頑張るオリンピックのように、懸賞金めざして頑張ってほしい」と言いました。こんなことで子どもたちに本当の学力など付くはずありません。やっぱり変えないといけません。
楽しい学校・・・子どもたちが色んなことを調べたり、学ぶことが喜びになるような学校へ、多くの先生方はそういう立場で頑張ってくださっているわけですから、そのための条件整備をしっかり行いたいと思います。(つづく)
(写真は民主県政をつくるみんなの会での県政報告)