9月~11月、各部ごとに昨年度の決算および事業成果に関する審査がおこなわれました。私がおこなった質問を順次投稿しています。実際には一括の質問ですが、わかりやすいように一問一答式に編集しました。
<11月13日、農林水産部関係>
(森脇) 新規就農者を増やすとりくみは評価していますが、これまで就農された方々はどういう形態で農業に携わっているのでしょうか。
(農産課長) 新規就農者の経営形態ということですが、過去5年間で新規就農者が554人おりまして、その割合は野菜が27%、果樹が42%と約7割が園芸関係で、経営形態は個人経営がほとんどです。
(森脇) 県は集落営農の組織化をすすめていますが、集落営農組織も高齢化が進んでいます。集落営農に若い人が就農できるような支援はできないものでしょうか。国の制度を臨機応変に柔軟に活用することはできないでしょうか。
(農産課長) 集落営農等への雇用就農についてですが、県の新規就農者の支援の対象ではありません。これについては国の事業で「農の雇用」制度がありますので、年に4回程度募集しております。県内では県北の集落営農で2~3名雇用している例もあります。
(森脇) 新しく農業を始めたいという人に対して、県で上乗せ支援をおこなうなど、どのような形態であっても対応できるような柔軟なものにしていただきたいと思います。
次に、森林病害虫の防除についてうかがいます。森林を守るためには病害虫からの予防も大事な課題だと思います。報道によりますと、大山でナラ枯れの被害が確認され、鳥取・島根でかなりの規模で広がっています。岡山県での被害の拡大も想定されるますので、今後の予防策や、早期発見、普及啓発の取組について教えてください。
(農林水産部参与・林政課長) ナラ枯れの被害の発生状況と対策についてですが、岡山県では平成21年度に初めて3本の被害木が見つかり、その後平成23年度には272本、平成24年度には354本と増加しています。本年度については、現在確認しているのは125本で、昨年同期の45%に減少しています。被害を県内に広げないために、まず被害木をヘリコプター等を使用して確実に把握し、全量駆除を実施しているところです。予防対策としましては、西粟倉村の若杉天然林では殺菌剤を事前に樹幹注入しております。また、広葉樹の未利用による大径化が被害拡大の要因とされていることから、市町村にナラ枯れ被害対策協議会等を設置させていただき、広葉樹の利用促進による森林の若返り化を進めております。
(森脇) ナラ枯れ対策ですが、古木がナラ枯れを起こすという事ですので、循環的にナラを活用できるような仕組みをつくることも重要だと思います。
このことは林業全体についても同様です。県産材の活用に対して補助金を出すことや、県産材を公共の場所で使っていくことなどの取組を加速させるような支援が必要ですし、また、森林組合等に最新鋭の機械や必要に応じて大型の機械を導入するための補助制度も大事だと思いますが、この分野での支援はどのように考えておられますか。
(農林水産参与・林政課長) 木材価格が低迷する中で、林業の収益性が低下しています。林業のサイクルを循環させるためには、生産性の向上と県産材の需要の拡大が喫緊の課題だと考えています。
(森脇) 機械の導入に対する支援策は貸付が中心だと思います。補助制度を充実させることも検討していただきたいと思います。
<11月13日、農林水産部関係>
(森脇) 新規就農者を増やすとりくみは評価していますが、これまで就農された方々はどういう形態で農業に携わっているのでしょうか。
(農産課長) 新規就農者の経営形態ということですが、過去5年間で新規就農者が554人おりまして、その割合は野菜が27%、果樹が42%と約7割が園芸関係で、経営形態は個人経営がほとんどです。
(森脇) 県は集落営農の組織化をすすめていますが、集落営農組織も高齢化が進んでいます。集落営農に若い人が就農できるような支援はできないものでしょうか。国の制度を臨機応変に柔軟に活用することはできないでしょうか。
(農産課長) 集落営農等への雇用就農についてですが、県の新規就農者の支援の対象ではありません。これについては国の事業で「農の雇用」制度がありますので、年に4回程度募集しております。県内では県北の集落営農で2~3名雇用している例もあります。
(森脇) 新しく農業を始めたいという人に対して、県で上乗せ支援をおこなうなど、どのような形態であっても対応できるような柔軟なものにしていただきたいと思います。
次に、森林病害虫の防除についてうかがいます。森林を守るためには病害虫からの予防も大事な課題だと思います。報道によりますと、大山でナラ枯れの被害が確認され、鳥取・島根でかなりの規模で広がっています。岡山県での被害の拡大も想定されるますので、今後の予防策や、早期発見、普及啓発の取組について教えてください。
(農林水産部参与・林政課長) ナラ枯れの被害の発生状況と対策についてですが、岡山県では平成21年度に初めて3本の被害木が見つかり、その後平成23年度には272本、平成24年度には354本と増加しています。本年度については、現在確認しているのは125本で、昨年同期の45%に減少しています。被害を県内に広げないために、まず被害木をヘリコプター等を使用して確実に把握し、全量駆除を実施しているところです。予防対策としましては、西粟倉村の若杉天然林では殺菌剤を事前に樹幹注入しております。また、広葉樹の未利用による大径化が被害拡大の要因とされていることから、市町村にナラ枯れ被害対策協議会等を設置させていただき、広葉樹の利用促進による森林の若返り化を進めております。
(森脇) ナラ枯れ対策ですが、古木がナラ枯れを起こすという事ですので、循環的にナラを活用できるような仕組みをつくることも重要だと思います。
このことは林業全体についても同様です。県産材の活用に対して補助金を出すことや、県産材を公共の場所で使っていくことなどの取組を加速させるような支援が必要ですし、また、森林組合等に最新鋭の機械や必要に応じて大型の機械を導入するための補助制度も大事だと思いますが、この分野での支援はどのように考えておられますか。
(農林水産参与・林政課長) 木材価格が低迷する中で、林業の収益性が低下しています。林業のサイクルを循環させるためには、生産性の向上と県産材の需要の拡大が喫緊の課題だと考えています。
(森脇) 機械の導入に対する支援策は貸付が中心だと思います。補助制度を充実させることも検討していただきたいと思います。