議会での提案が県の新事業に

　事業名は「再発見☆おかやま産魅力発掘事業」。「近々委託先の募集を開始しようと思います。いい提案をありがとうございました」と産業労働部長が説明に来られました。
　「事業」は、県内各地域の農林水産物、史跡、文化、人物、産業、観光等の新しい資源を若者の視点で調査・発掘しようというものです。公募により決定した受託者が、景気悪化のために離職を余儀なくされた人（６人以上）を新規に雇用、魅力ある情報を収集し、情報誌にまとめるというもの。受託者との契約期間は来年３月末日まで、契約金額は上限２２４１万余円です。
　２月議会で私は「地域で活用できる資源は何か。経営資源、自然資源、観光資源、歴史資源など、この際思い切った調査をしてはいかがでしょうか。知っているようで意外と知らないのが、地域の資源だと思います。意欲を持った若者を雇用し、中小企業団体等と連携して取り組めば、仕事おこしにとどまらず、中小企業の発展にも有効だと考えます」と提案。産業労働部長は「お話のような若者の視点を取り入れた地域資源の発掘等の事業の実施につきまして、今後、検討してまいりたい」と答弁していました。
　発掘された資源を情報誌にし観光資源などとして活用される――これ自体がワクワクするとりくみです。ぜひ成功させてほしいものです。同時に、これにとどまらず、発掘（新発見）したものを活用して新たな事業をおこし、一時雇用された人たちの新たな雇用が生まれるようなことも、ぜひ期待したいものです。