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岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

米軍低空飛行調査

2011-10-12 | 憲法・平和を守るとりくみ
 岡山市では、日本共産党岡山県委員会事務所の上空、岡山医療生協労働組合事務所の窓から、米軍機の飛行を目撃したという情報をもとに、高さや飛行方向、音などについて話をききました。
 「爆音がしたので外へ飛び出してみると、米軍機らしきものが2機、西から東へ飛んでいた。近所の人たちもびっくりして空を見あげていた。轟音で会話ができなかった」と垣内雄一党岡山地区副委員長。医療生協労働組合事務所では、Oさんが「こちら(東側)の窓から東へ2機、飛んでいくのを見た。すごい音だった」組合事務所の隣は病院、すぐ前には高校があり、「病院や学校への配慮」を明記した日米合意に違反することは明確です。
 津山市では、土蔵崩壊の被害を受けた井口さんと周辺の方々の話をうかがいました。井口さんは「母親が外へ出ており、『びっくりして道路へへたり込んだ。頭の上をかすめたようだった』と言っていた。外につないでいた犬は3日ほどエサを食べなかった」と語っていました。ご近所の方も「いままで聞いたことがない大きな音だった」「飛行機か何かが墜落したのかと思ってしゃがみこんだ。妻が近くにいたので叫ぼうと思ったが、(驚きのあまり)声も出なかった」などと語っていました。
 また、学校、保育園、幼稚園への影響を調査した津山市危機管理課や子ども課、教育委員会、学校長にも話をうかがいました。「このようなことは二度と起こしてほしくない。きちんと記録に残しておく必要があると考え調査することにした」と調査の動機を語ってくれました。
 津山市の調査結果は、小学校では28校中15校で、中学校では8校中6校で低空飛行が目撃されるなどしています。そして、「ミサイルかと危険を感じた」「大きな地響きがした」「終礼を中断するほど大きな音だった」「低学年の児童が非常におびえて下校に支障をきたした」などと報告され、高度については「50~70メートル」「100メートル以内」「相当低空」などと報告されています。この結果は、航空法の「最低安全高度」違反、低空飛行について学校などに配慮することを定めた「日米合意」違反であることを明確に示しています。
 9月議会で私は、この調査結果を示して知事に質問。知事は「遺憾に思う」とのべ、危機管理監は「学校等への影響があったことに懸念を伝えながら、中国四国防衛局に対して資料提供し、あらためて米軍機の低空飛行訓練が行われないよう善処することを強く要請した」と答弁しました。津山市の調査はたいへん重要な調査であったことを示しています。
 しかし米軍と防衛局は、井口さん宅の土蔵崩壊について「調査中」と言うだけで、現在のところ、損害補償をおこなおうとしていません。引き続き、損害補償と低空飛行の中止を求めてがんばりたいと思います。
 【写真は右から、米軍機の飛行方向や高度の説明をする大野さん(党調査委員会事務局長)、赤嶺衆院議員、氏平県議、私、石村衆院比例候補】

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