混迷の時代。
変化の時代。
経済がよりグローバル化し、産業の興亡が激しいこの時代を、あなたはどう乗り切りますか?
答えは「誰にも負けないものを持つ」ことです。
それが基礎学力であろうと、技術開発力であろうと、起業する力であろうと構いません。それこそが、あなたが最後まで生き抜く力の源泉となります。
受身になってはいけません。あくまでも自分から攻めること・・・これが重要です。
それには、在学中に「これぞ自分のライフワーク」と言えるものを見つけることです。見つけて徹底的にそれを自分のものにすることです。
私の場合、大学内でそれを見つけることが出来ました。
電子工学科に行きたかったのに応用物理学科にしか入れずに1年間ふてくされていた私は、「是非、物理と電気双方の知識を身につけ、その境界領域で研究テーマを見つけよう。」というふうに、考え方を変えました。
そして、両方の単位をほぼ取ってしまいました、一年余分にかかりましたが・・・・。
でも見つけました。光通信という新しい技術分野を。
今でこそ、Bフレッツとかで、普通に光ファイバーが家庭に入る時代になりましたが、当時は「まあ、海底ケーブルにでも光ファイバーを使ってみようか」という段階で、誰もがBフレッツが実現するなんて信じられない時代でした。
そういう時代に、「皆さん、これからはね、光の時代なのです。光ファイバーが敷設されると、電話代は距離と関係なくなり、時間だけで決まるようになります。」と真顔で学生に説いている教授がいました。