東京★秩父★函館ノマド生活 末端社長!森田博の公式ブログ

趣味の世界と零細企業末端社長としての近況報告。
書きたいことを書き、たまにアッと驚くことを発表する。

社長の器

2008-08-31 12:51:51 | ラスト
●最近、ある都市で従業員数20名の広告代理店を営む社長が、自嘲気味にこう言った。

「武沢さん、自分は来年で還暦。30才で起業したので30周年になる会社をずっと経営してきた。この30年間、広告業界はインターネットの出現などで劇的に変わった。
 私の息子のような世代の経営者たちが、たくさん上場企業を作った。それにひきかえ自分は、いまだにローカルの弱小企業。
 内心、じくじたるものがあるが、今から会社をデカクするぞという気概もない。少々悔しいがこれが現実なんだから、受け入れざるを得んよねぇ」

そう言いながら、ぐい飲みの酒をぐいっとあおる。

●酒を注ぎながら私は一オクターブ高めの声で

「社長、人と比較しちゃいかんですよ。他人をうらやむ必要はないし、さげすんだり高ぶったりする必要もない。淡々と粛々と自分の理想を掲げて近づいていくだけのことで、ああだこうだと済んだことをグチっていてはいかんと思いますよ。それよりも社長は好きな広告の仕事
を40年もやってきて、20人もの社員に助けられながら今も夢を追ってるわけですから、むしろ、人からあこがれられる立場でしょう」

●自分の器以上のことをしてはならない。自分らしくないことをしようとすると辛くなる。

「会社は社長の器以上に大きくならないし、器以上に大きくしようとしてはならない」と言われる。
たしかにその通りだと思うが、私は別のことを言いたい。

「会社は社長の器どおりの形にすべきで、変形させてはならない」

●自分の器は、勉強や努力で多少大きくすることは出来るが、生まれた時から形はすでに決まっているのではないだろうか。
たとえば、大会社を創るのにふさわしいハート型の人。中規模がふさわしい星型の人、小規模や個人事業がふさわしいダイヤ型の人、という具合。

その形を大きくすることはできても、型は変えられない。ムリして変えようとするとおかしくなる。


●自分に素直になって生きていると、きっと苦労も障害もやり甲斐の一部になり、毎日がゴールドコーストのように光り輝くのだろう。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿