
ギルギットに着ぅ~~~いぃ~~~た~~~どぉ~~~~~~~~~
長い‥ あまりに長過ぎた道のり‥
もうここまで来たらほんの数十キロ?でフンザかな。
確かバスで3~4時間だったな。
周りを7000m級の山々に囲まれた高地の街 ギルギット。
なんだか心も一安心。
バスターミナルから街中までゴロゴロバッグを引っ張って歩いてると
(今回はバックパック抜き!)

周りの皆々が
スズキで行け!
とうるさく言ってくる。客引きなのか??
どこまで歩いても色んな人がしつこく言ってくるので
「そんならいくらなんだ??! おーーっ!!」(アンジャッシュ児嶋風に)
と半分喧嘩越しで聞くと、
「いやね、君は街中まで歩くのは大変だからスズキと言われる
タクシーのようなものに乗った方が楽だよ」
とな。
「だから、それはいくらなんだ?」
と尋ねると
「わずか20ルピーさぁ~~~♪」(日本円で20円)
「ほんならスズキプリーズ!」
と言うとその青年は街中を流してるスズキを止めてくれた。

「あれ?君は客引きではないのかい???」とたずねると‥
「僕は全然違うよ(笑) 君が大変そうだったからアドバイスしただけだよー」
とな!!!( ̄□ ̄;)!!
なんと心の歪んだ日本人 HERE! orz
そしてなんと心の優しいパキスタン人。その軽トラを改造した狭くギチギチの軽トラの荷台でも
周りの乗客も皆親切で
「わしが場所を知っとるからのー 旅人よそこに着いたら知らせるから安心するがよい」
的な感じのことを言ってくれる。(ホントかよ!)
まんずはー なんとも優しい人達だごど!!
ところが、着いた街中は
想像とは裏腹にゴッチャゴチャで
ゴミだらけの‥ 桃源郷とは反対の場所にある
ちょっと衛生的にヤバい雰囲気の街だったのれす!!!



旅人の疲れを癒す「カトマンズ」や「大理 ダーリー」みたいな街を想像してただけに
ちょっとガックリしてしまった。
道路はゴミだらけ。掃除もあまりされてないようで生ゴミもたくさん落ちている。
この街できれいなホテルもあまり期待出来ないなり‥(汗)
それでもとにかく人はいい!
それだけはハッキリ言おう!!
パキスタン人は皆いい人ぉぉぉぉぉぉぉ~~!

長距離移動の後はせめてキレイなところで
ホッとして休みたいものだが、ここではどうやら無理っぽい。


今回は若い頃の貧乏バックパック旅行ではないので、
多少金額は張っても気持ちよく寝れる所にしよう!
と、相棒を待たせてあちこち走ってホテルを探しに行ったが、
「これっ★」という場所も見つからず、まずは韓国人の「ソンハー」達が行こうとしてたゲストハウスへと行ってみる。


そこはまぁそんなにキレイでは無かったが、
いかにもバックパッカー向けで情報が入りそうだったので
取りあえずはここに一泊することにする。明日にはフンザだからね★
※お湯シャワー無し窓はガラス無しトイレと風呂一緒(水道と大きなバケツと桶があるだけ)
その桶でトイレと風呂に使います。アレを流すのも歯を磨くのも体も洗うのもこの桶一つ!
床はコンクリート打ちっ放しでトイレも何もかも床で一緒。
そこのゲストハウスで知り合ったミノル君はなんとカメラマンだったので
お互いカメラを持って、写真を撮りがてら飯を食いに行こう!
ってことでギルギットの街へ★


あちこち地元の人に聞いて、なんとか見つけたそこそこキレイなレストラン?食堂?


どこに行っても男祭り。たいがいおっさん達はおいらより年下なのに驚く。
そんな男祭りな食堂でミノル君からカメラのイロハを教えてもらう。

なかなか勉強になった。ありがとーミノルぴょん!
夜はすることも無いから部屋に帰ってフンザ行きの準備でもしよー!!
はい、分かりやすい様に大まかな地図でっすん。

明日はバスターミナルに行ってバスを捕まえて乗るだけ。
ギルギットからは3~4時間のドライブ。それぐらいは小さなバスでも我慢出来そう。
まぁ一泊ぐらいは我慢して泊まろう。と納得させてた矢先、
ゲストハウスのオーナーさんから呼び出された。
何の用かなぁ~~ と事務所に行くと、おもむろに‥
ギルギットからフンザへの道が封鎖になりました。
とな!!!!!!!!!!!( ̄□ ̄;)!!!!!!!!!!!
またかよ >┼○ バタ
「え~~~~~~~~~~~!!!! いつまで封鎖なんですか??!」
とおれ。
「こればっかりはいつまでか分かりません」
とオーナーさん。
「え~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」
「‥‥」沈黙
しばし放心状態 (口から白い煙りがふわぁ~っと出てた)
「わ、分かりました‥ と、とりあえず ね、寝ます」
「もしかしたら今回フンザまで行けねーんじゃねーのぉ??!」
と、頭を過る。
ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ‥
まずは考えても無駄だから、ここは寝て明日また考えよう。
ギルギットの夜はまだ寒く、暖房も無いので他の部屋から借りてきた毛布を2枚重ねて寝たのでした。
(窓はガラス無しの本物のスケルトン)←出入り自由
その日、悪夢にうなされたのは言うまでもありません。

以下、「愛と怒濤と涙と踏んだり蹴ったりのパキスタン」(なかなか出れないギルギット編)に続く★
だからタイトル長いよ!
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