地理講義   

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114.冷帯冬季乾燥気候Dw 冬はシベリア高気圧が発達

2013年11月22日 | 地理講義

シベリア高気圧
冬、シベリア東部では晴天が続いて放射冷却が進む。地表面の温度と下層大気の温度は著しく低下する。下降気流が強まり、背の低い、低温のシベリア高気圧ができる。
シベリア高気圧の中心はバイカル湖付近である。シベリア高気圧からは冷たく乾燥した空気が流れ出る。シベリア高気圧からの季節風は、インドでは冬の北東モンスーンになる。日本の冬の北西季節風も、シベリア高気圧からの季節風である。Aw、Cwの原因として、インドやユーラシア大陸東部では、Dwからの季節風の影響が大きい。
偏西風はアリューシャン低気圧によって進路が妨げられ、シベリア高気圧を固定化する。シベリア高気圧は偏西風とヒマラヤ山脈にはさまれて動かず、ブロッキング高気圧になる。

Dw 気団

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


寒極
最も気温の低い地域が寒極である。下の気温年較差の分布図からレナ川中流域のヤクーツク~オイミヤコンを寒極とみなすことができる。寒極はシベリア高気圧の中心とは一致しない。
寒極は高さ5,000~10,000mを流れる偏西風が、北西から南東に向きを変える位置にあり、偏西風が北極から冷気を寒極に運ぶ。冬期間、この偏西風の蛇行はほぼ同じ位置に固定される。アリューシャン低気圧が偏西風の進路をさえぎるためである。
偏西風の蛇行がアリューシャン低気圧とシベリア高気圧を固定させる。シベリア高気圧はがブロッキング高気圧といわれる。バイカル湖付近に固定化されたシベリア高気圧は背の低い気団であり、周囲の大気下層に冷気を送り出している。このため、ヤクーツク付近が、冬の気温低下が非常に大きく、気温年較差が60℃を越える。

  
Dw気温

ヤクーツクの気候
冬に低温乾燥するから、ケッペンの気候区分ではDw(冷帯冬季乾燥気候)になりそうだが、夏の最多雨月平均降水量と冬の最少雨月平均降水量とには、10倍の開きはない。そのためにDwにはならず、Df(冷帯湿潤気候)になる。

 

 

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