日々の活動と趣味の作品達を紹介します。

毎日毎日忙しい日本人。何かをしていなければ心配になる私達です。このブログでは日々ボーとして考えるきっかけにしたい。

大阪で展覧会始まります

2015-02-22 10:54:50 | 展覧会



昨日、梅田の画廊まで作品を搬入し、陳列しました。明日からグループ展が始まります。
搬入した作品は、縦50cm、幅45cm位です。事前にウエスとエヤーキャップで梱包し、キャリーに縛り付て置いた作品です。今回の作品は八岐大蛇をイメージしたもので、元々は木の枝、根子を作品にしてみたいと思っていたのですが、その様な原木はなかなか見つかりません、そこで彫り出す事にしました。事前のデッサン等は有りません。木の木目、割れを確認しながら行き当たりバッタリで彫りました。理論的な考えは無く、感覚が全てを左右したと思います。もちろん天地左右も考慮していないので、作品として完成させる時に苦労しました。私の場合作品の完成には、切込みを何処に何か所入れ天地をどうするか、大変悩みます。ですがこの時が一番楽しい時でもあります。書の勢いと、生け花の華やかさと、日本刀の鋭さ、の如く作業が進みます。よく皆さんから聞かれます、この作品を作る為にどの位い時間を要しましたか?と、そんな時私は何時も迷います。彫っている時間か、考えている時間かと思います。
作品は搬入すると、既に展示してある作品を片付けしている最中でしたので、先生とお茶に行き時間をつぶして、戻って来てから、梱包を外し彫刻台に置きます。グループ展の場合は台が足りない時も有るので、テーブルに置く場合もあります。私の様に色付きの作品は、絵画と一緒に展示する場合しばしば嫌われます。そこで、邪魔にならない場所を選び、尚且つ自己主張できる場所を選びます。その後、平面の作品の展示の手伝いと照明の調整を行い、最後に名札を付けて終了します。

山登りを考える。

2015-02-02 21:35:09 | 日記

大寒が過ぎてもうすぐ節分ですが、寒い日が続いています。北の地は超豪雪で、お見舞い申します。
私は、天気が良くて時間が有る時は、と言っても毎日休みですから、いつでもですが、時々、近所の高御位山に登ります。標高300m位の低い山ですが、結構人気の場所で休日ともなれば大勢の人が登ります。元々はげ山ですが、数年前に山火事でほとんど焼けてしまい、つる山となりました。岩場が多く変化に富んでいて私にはお好みのコースです。子供が小さい時から登っているので、かれこれ30年位になります。岩場を登っていると岩の面にコブシ大の穴が掘られている事に気づきます。それに頂上には神社が有り、名も高御位と、その昔には尊い山であり、庶民は岩に穴を掘りながら念じた様である。話は私の山登りに戻るが、いつ頃かは分らないが近ごろはツエを持つようになって来た。と言っても足元が危ういのではない、以前に記した山小屋の山野を歩く時にマムシが怖くて木の棒を手にしたのがきっかけである。そこの山にも行者さんが神仏を祭った行者堂が有り、昔を忍ばせる。杖を持つようになってから杖の効能を考えると、行者、修行僧の持つ錫杖(しゃくじょう)が浮かぶ、調べると神仏の信仰も有るが、山野を遊行の際にマムシ、野獣を払う役目が有ったらしい、その昔、山登りは、未知の場所が多く、神仏や錫杖の助けを借りて、修業に励んだと思いをはせる。そんな思いから、杖を持つ時は少し重みの有る木の棒を拾って手にしている。そうすると、徐々に弱る握力の鍛錬にもなるかなと思っている。