本日の話題時計(水五海象 秒時 第四号)懐中クロノグラフ

2013年01月27日 21時00分17秒 | Weblog


間に合わなくてブログへアップ出来なかった時計です。
大きさは19セイコーと同じく19ラインで少し厚め。

軍用なのか?それとも「逓信省」のように「計測時計」なのか?
朝から話題が尽きなかったのがコレです。



メーカーはタバン系、先日チナに売ったリピータークロノと同じ「SCHWOB(ショーブ)」でございます。

シャウブと言うかも知れませんがモキタスはショーブ(勝負)と言ってます(笑)



トラスティ系(タバン、後のシーマ)の犬のマークで判りますね。

ショーブはショーブで準高級以上のものを常に扱っていた商社なのでは?
と思っているモキタスですが、そもそも意識したのは猫さんが持ってた
「ロンクロ」の箱付きショーブを譲ってもらってからでございました。

って事はこの銘の時計は自社ムーブじゃないと考えた方が良い。

「大型の薄時計」とか、先日のミニッツリピータークロノとか、タダモノではない。

で、この機械は何なのだ?と。



トラスティって事は服部商店が輸入したものかと予測できますが、
裏蓋の漢字彫りに関しましてSさんかのメールを転載致します。

「本日拝見した懐中ですが、海軍省水路部のもののようです。

以下、私の推測です。

【『水五海象』は水路部・五区(五管区)・海象課を意味すると思われます。】

以下、水路部について。

水路部は海軍省の外局として、
水路の測量や潮流の計測、海図の作成等を行なっていました。

今の海上保安庁と同様、海上をいくつかのエリアに分けて管理し、
業務を行なっていたようです。

仮にこの懐中が五管区ならば、
大阪や淡路島、和歌山から四国の海上を管轄していたと思われます。

海軍省水路部は敗戦後にGHQに解体されますが、その業務は運輸省水路部として存続し、
現在は海上保安庁海上情報部に引き継がれています。

懐中の年代が1910年前後との事でしたが、この頃に
海軍省水路部の本部庁舎が東京築地の海軍用地に落成しています。」

こんな推測も面白い。

この商売をしていて世界史、日本史には全く疎いモキタス、
今一度中学生レベルの歴史から勉強し直さないと恥のかきっ放しです(笑)
海象って「セイウチ」と連想しました

「気象」は大気の状態、「海象」は海の状態を指すんだな。
勉強しました(自爆)

それよりもムーブメントが何処のものなのか気になって仕方ない。
見た目ロンクロ懐中系からのイメージなんですけど・・・・

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2 コメント

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こんばんは (S)
2013-01-27 21:51:47
この時代であれば、やはり旧軍ものなのかなと思いまして…刻印に関してはまったくの推測です。旧軍詳しい方なら一発で分かっちゃうかも(笑)
あと、
誤)海上情報部、
正)海洋情報部、でした。

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海象など (老人)
2013-01-27 23:37:46
Sさんはかなり詳しいですね。 海象なんて「その道」に入らないと分からない言葉で、歴史を勉強しても無駄です。築地に本社のある会社の元関係者としての情報では、依然として、海保の水路部があります。 話題は外れて、似非左翼の朝日が、なんで元海軍省の跡地に本社を構えているのだ!?
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