鬼が笑う話 池袋編

2008年09月30日 22時33分41秒 | Weblog
白浜温泉ではバブルの頃、旅館ホテルの夕食で出す「鯛の洗」のほとんどが
「ボラの洗」だったという話が地元では知る人ぞ有名な話だったわけだ。

なぜそうするかというと養殖モノの鯛では刺身の肉に黒い血管が浮き出るわけ。
これは隠しようがなくかといって天然モノの鯛では漁港に上がらない日も
あって安定供給できない。よって田辺湾内でよく獲れる白身魚のボラになるわけ
ですが、処理さえ間違わなければ匂いも無くある意味本家鯛より美味い。

宿泊客から苦情が出なかったのも美味だからです(笑)

実際モキタスの叔父はある施設に釣った「ボラ」を収めていた訳で、その価格は
養殖鯛より高額でした。今だから公開する話です。

バブル崩壊後は鯛をちゃんと出しているそうで安心してください。

昔から地元では食されてきたボラですが、一般的に汚い海を浄化する魚として有名で
コイのように海底や岩のコケを吸い込んで餌を食べます。
形もコイに似てまして、陸からの釣り方もコイと同じく「吸い込み仕掛け」です。

活け〆にしてハラワタと真っ黒な横隔膜を取って、新鮮なうちに皮下のアブラを取り除けば
ボラ特有の匂いは消えます。
特に南紀のボラは養殖用の餌を食って成長していますので元々臭みが少ないのです。

またボラの卵は塩漬けにして干せばこれまた高級食材「カラスミ」に変身します。
最近はこのカラスミの贋物もあるらしく鯛の贋物の卵の贋物がと、話はややこしくなります。

これから釣るボラにはカラスミが期待出来ます。
ボラが産卵する場所は日本でも数箇所しかないと言われてまして偶然田辺湾もその一つ。
今年は親父も友人に触発されてカラスミ作りに燃えているのでモキタスも
十数年ぶりに手作りカラスミが食べれるかも。

さて11月広島開催予定だったFMWVも都合で不可能となりましたので
代替開催を池袋でと思いまして、部屋の予約の電話をしたモキタス。
結果満室で・・・・・・

仕方無しに新しくなったワールドインポートマートの5Fの1室を借りる事と
なりました。「ミニ」のつもりではなかったのですが、借りた部屋のサイズから
開催名は「ミニ」です(笑)

そしてついでだと思って来年1月FMWVの部屋を押さえようと思って月末を
予約しましたらこれまた「満室です」と。

仕方なく1週手前としました。
来年の池袋は奇数月開催でいきたいと思います。

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