テキサスのブルースマンの中でも“不良オヤジ”の異名をとるライトニン・ホプキンス。
歌はもちろん、ブギースタイルのギターやスローな曲でのエグいフレーズなどとにかく全てがカッコいいブルースジャイアンツの1人!(自分も色々とコピーしたなぁ)
ライトニンといえばGibsonのJ-50にピックアップを取り付けた姿がトレードマークですが(晩年はエレキも弾いていた)、写真にあるように何とGibsonのJ-160Eを使っていた時もあったようです。(゜ロ゜;
J-160Eといえば、やはりビートルズのメンバーのうち3人が使用したことでも有名で、もはや「ビートルズのためのギター」みたいな感じになってしまったギター。
中にはこのギターを弾いて「ビートルズみたいな音だ!」とかトンチンカンなことをほざいている輩もチラホラ…(J-160Eに限らず、リッケン325やグレッチなどを弾いて同じようなとぼけたことを言う人もいますが。)
ちなみにこのGibsonのJ-160Eは、同じくGibsonのJ-45と同じボディにP-90というピックアップをフロント部分に取り付けたもので、アンプに繋いだ時にハウリングを抑える為にラダーブレイシングが採用。
トップも合板で生鳴りをなるべく抑えた構造のギター。
アジャスタブルサドルの構造もあり、サスティンも短く音も小さい。
アコースティックギターというよりはエレキ(箱もの)の概念のギター。
ピエゾが開発されるのはずっと後なので、当時ライトニンがこのギターを使っていたというのは驚きと共に何か納得したかも…(^^;
自分が所有しているJ-160Eは2000年に発売されたジョン・レノン・リミテッド(世界250本限定)と同じくジョン・レノン・リミテッドのピース・モデル(世界750本限定)の2本。
ビートルズの他にもフランク・ザッパやエヴァリー・ブラザース、エルビス・コステロなどたくさんのアーティストが使用しているこのギター。
決してビートルズのためのギターではないのです。( ̄ー ̄)