もうすっかり季節が変わった事を実感した今日。
最近の楽しみはパワーアンプ。
家では「McIntosh C4」という古い真空管プリアンプをずっと使っています。整備してもらってから快調の一言。やはりメンテナンスが大事という当たり前のことを再確認してから、このままずっと使い続けたいと思っています。
パワーアンプは「Neumannのカードアンプ」や「Quad 520」と言ったトランジスタアンプを選んで使ってきました。理由は低音の明瞭さでした。主にジャズを聴くことが多いのでウッドベースがそれらしく聞こえる事がすごく重要で、真空管とトランジスタを比べた時、パワーアンプについてはトランジスタを迷いなく選んできました。もちろんそれは僕の予算面の範囲の中の話。素晴らしい真空管パワーアンプについては正直憧れるだけ。これで充分と思っていました。
それがふと気の迷いで聞いた真空管のシングルアンプの音に、ドキドキさせられて狼狽えています。
惹かれたのは中高音。
ぽっかり声が浮かぶような。2wayのうちのスピーカーユニットが急に仲良くなったような。繋がりの良い音が出て、音楽に引き込まれました。最近、少しずつ好みのバランスが変わってきています。
「真空管アンプは倍音がキレイ」だとか。
シンプルな作りの本当に素っ気ない部品ばかりのアンプなのに「なんかいいな〜」とちょっとハマりそうです。始めはUL接続のアンプ。それから三結接続のアンプになりました。三結の方が音がしっとりとして好きでした。
そしてこれから超三結接続のアンプがうちにやって来ます。
古〜いエレボイのユニットで僕が普段聞くくらいの音量では、パワーはそれほど必要ないようで三結でもパワー不足は感じませんでした。
これから暑くなるのに、どうしようと思いつつ。心はすごくウキウキしています。真空管アンプを待つのは嬉しいです。
真空管アンプはあくまでも機械ですが生きものに近いように思います。
暑さ対策に、アンプ用の扇風機でも用意して準備万端迎えたいと思います。