
昨日はお彼岸ってやつで、お墓参りに行ってきた。父方の祖母の家にまず向かい、そこから祖母と従兄弟と一緒にお墓へ。
北海道のお墓って、埋まってるんですね!お墓に何かが埋まってるんじゃなくて、お墓が埋まってる。そこにはただ真っ白な地面があるのみ。ちょっと墓石が見えてるくらい。そのままお参りするわけにもいかないので、雪を掘り返すんですよ。通称「墓堀り」。墓荒らしじゃないんだから勘弁して欲しい。腰がイタイ。筋肉痛になった。
で、墓参りしたあと、祖母の家に戻りますと、従兄弟の方々が懐かしいものを下さったんです。「ねるねるねるね」。舌噛みそうな名前のあのお菓子。今でもあるんですね。怪しい粉末に水を入れて混ぜる奴。
あれはまだ小学校へ上がったばかりか、母親とスーパーへ買い物へ行き、お菓子をねだってようやく買ってもらった「ねるねるねるねグレープ味」。CMかなにかで宣伝していたあのお菓子を、子供心に憧れてようやく手に入れたあの日、ボクはあまりの不味さに絶句した。そして誓ったのだ。もう二度とこんなモノはねだらない。次からはソーダ味にしようと。
いや、そんなことはどうでも良くって、久しぶりにあの「ねるねるねるね」を食べるとね、冗談じゃない。普通に不味い。当たり前のように不味い。そこに立ちはだかるあの壁は、高く厚かった。それはまるでベルリンの壁。向こうには愛する家族が待っている。でもボクはこの壁を越えられない。憲兵が見張っている。越えようとすれば殺されてしまうだろう。現にそういう奴らをたくさん見てきたんだ。行けば確実に死が待っている。でも向こうには家族が!みたいな。まぁがんばってねるねるねるねの壁を間食いたしました。すぐさまサイダーで口直ししましたけど、生きてますよ。
でもって麻雀とかして従兄弟と戯れたあと帰宅しましたとさ。おしまい。