実体無きものを過信してはいけない。
――ジョージ・F・チキン
どうもこんにちは。鶏です。はい。もう。やだ。信じられないことが起こるもので、おとといからてんやわんやでございまして、ブログとかそれどころではなかったんです。マジ。きちゃった。こんなことが起こるとは。信じられない。
一昨日、僕は来るべき日のためにハードディスクドライブ改造計画を発令いたしました。何をするかといえば、パーティションを作ろうと思ったわけです。パーティションって言っても分からない人は、調べてください。と言いたいところですが、親切に説明します。
パーティション【partition】とは、分割を意味しており、間仕切りとでも訳せばいいのでしょうか。これはコンピュータの世界では、実際にはひとつしかないドライブ(ハードディスクドライブとか)に、仮想的に仕切りを作ることで、つまりは一つのドライブを複数のドライブとして扱えるようにするものなんです。メリットは、ファイルの断片化がいくらか防げたり、万が一どこか壊れても別なところは生きていたりといろいろ便利なんですね。
そんなパーティションですが、すでに使い込んでいるハードディスクにいきなり仕切りをドンとつくろうものなら、ファイルが壊れます。それはまずい。仕方なく安いアプリケーションソフトを買ってきました。これを使えばファイルを壊さずにパーティションを作ることが可能となるはずでした。本来その前に、万が一に備えてバックアップを取るべきなのですが、面倒で割愛。早速そのソフトの説明の通りにやってみました。
パーティションを作り終わり、再起動。・・・BIOSが起動して、Windowsが立ちあが・・・らない。これは一体どうしたことでしょう。ソフトが悪かったらしく、起動しなくなりました。いろいろ試してみましたがまるでだめ。ショッキングですねー。僕はいつまでもショックを受けていることはせず、事前策を考えました。再セットアップは免れません。データがすべて失われます。
もしかしたらデータを救い出せるかと思い、昨日、外付けハードディスクケースっていうのを買ってきました。このケースにパソコンから取り出したハードディスクを入れると、ほかのパソコンからUSBで接続して中身を読み出せるという寸法でした。・・・完全にデータも壊れてました。どうしようもありません。
こうして僕の今までのデータは、天に召されたことが確認され、永遠に失われました。運悪くバックアップしていないのが災いして、京都の写真とかも全部パー。
その後すぐに再セットアップを始め、夜中過ぎにはかなり元の環境に近づいてきました。その際、改めてそのソフトの説明に逆らった方法でパーティションを作りました。今度は成功しました。世の中ってこれだから怖い。
Digital Data は万能ではありません。僕は過信していたようです。しかし、所詮は実体の無い電気信号に過ぎないものでした。良い教訓になりました。今後いろいろデータが失われたために、たとえば Chicken heart Web の元のデータも無くなって、ちょっと大変ですが、まぁなんとかなるでしょう。問題は今月あと3桁の財産で暮らさなければならないことです。信じられない。どうしよう。めぐまれない僕に愛のご寄付を。いや、むしろ愛を。