あんキモ!

あんなキモチ こんなキモチ

いきものがかり

2009-07-22 18:28:58 | あんなキモチ
いきものがかり。
もちろん知ってます!!
…でも 名前だけ
ファンのみなさん…スミマセン…。
あ、ヴォーカルの女の子が
めっちゃキュートだとか
タイアップ曲が多いので
曲のちょこっとしたフレーズとか
そのへんは 存じ上げてます。

で、いきものがたり。

本日 
いきものがたりのアルバム
「My song Your song」を買いました

なぜ?

聴いてみたくなったからです(笑)。

注意!!ネタバレあり>「朗読者」

2009-07-22 17:15:24 | あんなキモチ
読み終えました。
「朗読者」。

あらすじ>ネタバレまくりです!!

16歳のミヒャエルは 
36歳のハンナと恋に落ちます。
ハンナは 本を朗読をして欲しいと求め
ミヒャエルは それに応えます。
ハンナと身体を重ね
朗読を聞かせる日々…。
ところが ある日突然
ハンナは失踪してしまいます。

大学生となり
法学を専攻していたミヒャエルは
法廷で 被告人であるハンナと再会します。

ハンナは無期懲役となり
ミヒャエルは本を朗読したカセットテープを
ハンナに送り続けます。

ハンナの釈放が決まった時
ミヒャエルはハンナのもとへ向かいます。
ミヒャエルは 出所したハンナが
住む家と 仕事を見つけていました。
刑務所で再び再会したのは
太って老人の匂いのするハンナでした。

そして 出所の日の朝
ハンナは自らの命を絶ちます。

うーむ。
特別感動もしなかったし
涙も流せませんでした。
でも… 深い!

ハンナの秘密は
少年のミヒャエルとハンナが
一緒に旅行に行った時に
ミヒャエルが朝食とバラを用意して
ハンナを喜ばせようと
「すぐに戻って来る」とメモを置いて
出掛けたにもかかわらず
「黙っていなくなった!」と
怒ったシーンで『おや?』と思い
『あぁ それで朗読をせがんだのかー』と
ピンときました。
でも その秘密を のちに
『法廷で告白してしまえば
もっと刑が軽くなったのに~』と
言ってしまうのは ちょっと違うと思いました。
コンプレックスとは 
誰かにとっては
ほんのちっぽけな事でも
当人にとっては どんな事をしてでも
隠し通したいものなのです。

ハンナが関わったのは
ナチス時代の犯罪なのですが
私は そこは そんなに深く
考えなくても良いのではないかと思います。
(このストーリーに関しては)

それにしても…
男は最初の女性に対して
なんてロマンチックなのでしょう。
私には この物語が
ミヒャエルの夢物語のように思えます。
ミヒャエルにとって ハンナが
どれほど大きな存在だったかは
よくわかります。
でも どこか後ろめたさがあるからこそ
友人には彼女の事を言わなかった。
(それはミヒャエル本人も
「裏切り」だと言ってます)
でも そんな事は 友人にしゃべらなくても良い。
ただ なぜ刑務所のハンナに
手紙を書いてやらなかったのだろう…。
この本の中で 唯一
私が グッときてしまったのは
刑務所で郵便物が配られる時
ハンナが「私への手紙はありませんか?」と
尋ねたと言うシーン。
ハンナの言う『手紙』とは
『カセットの入っている小包』では無かったのです。

刑務所でも真面目に服役し
他の囚人たちにも親切だったハンナは
みんなからの人望が厚くなると、今度は
そこから 逃れるようにたくさん食べ始め
太り、身体を洗わなくなり 臭うようになり、
他の女性たちに感銘を与えないような外見に
自らを追い込むのです。

ハンナにとって ミヒャエルは
恋人でも 子供でもありませんでした。
そんな存在にするには
ミヒャエルは きっと役不足だったでしょう。
ただ
心の大きな支えだったのは間違いありません。
「恋愛」…その一言では言い表せない想いが
ハンナには あった。
だからこそ遺書にも ミヒャエルへの
メッセージは 無かった。

ハンナの独房の様子は
本で読むよりも
映画で見た方が(映像で見た方が)
良いだろうな~。
機会があれば 映画も観てみたいです。