あんキモ!

あんなキモチ こんなキモチ

映画『ストロベリーショートケイクス』

2009-02-28 21:32:21 | あんなキモチ
やっとDVDを見終えました。

原作とは ちょっぴり設定が違っていて、
フリーターの里子は デリヘル店の電話番をしています。
そのデリヘル店のナンバー1デリヘル嬢が秋代。
原作では 接点のない里子と秋代ですが
映画では 良き相棒になっています。



どんな客も断らないデリヘル嬢の秋代には
お金を貯めたい理由があります。
「5階以上の1人用マンションを買って
ボケそうになったら飛び降り自殺するの」
それが 同級生のキクチを一途に愛し、
そして その恋が
決して叶わないと知っている秋代の選択した夢。

男性に愛されることでしか
自分の存在を確認できないOL・ちひろ。
そんなちひろを内心バカにし
プライドが高いゆえに 過食と嘔吐を繰り返す
イラストレーターの塔子。ちひろのルームメイトです。

4人が それぞれ いろんな痛みを経験し、
それでも 顔をあげて歩んで行くまでのお話です。

彼女たちの部屋は
「なんだかうまくいかない日常」を表すものとして
四角い小道具で構成されているとか。
その中で「きっといいこともあるよ」と言う表現として
それぞれにひとつだけ 丸いものを与えているそうです。
ラストシーンには とても大きな丸いものが登場します。
そんな 小物使いや、風景の美しさも見どころ♪

映画の中で 私が好きなのは
里子(池脇千鶴)がスクーターでタバコを買いに行き
自動販売機の前で
「『希望』は 売り切れですか…」
と つぶやくシーン♪
このセリフ いいなぁ。
ちなみに 里子愛用のタバコは HOPEです。
この後 すぐに 里子は「希望」を拾う事になります♪


わりと 淡々と観ていた私ですが
ラスト、バンと画面が暗くなって
エンディングテーマが流れた瞬間
なぜだか ワーッと泣けてしまいました(笑)。


うーん…
私は原作より
映画の方が好きです♪