「収穫を終へてひと息秋の空」
今回のフランス旅行の最大の楽しみは、あこがれのブルゴーニュへの一泊二日のツアーだった。パリ・リヨン駅から初めてTGVの列車に乗り、1時間半ほどでデイジョンに着くと、ガイドの花田さんが黄色いフィアットのミニバンで出迎えてくれた。
車はデイジョンからコート・ドールを南下し、ピュリニー・モンラッシェに本拠をおくオリヴィエ・ルフレーヴ社を訪問。オリヴィエはドメーヌ・ルフレーヴの親戚に当たる評価の高いネゴシアンで、自社畑も多く持つ。1時間近くも工場内を親切に説明してくれた後は、直営のレストランのラ・ターブル・ド・ルフレーヴでの昼食。8種類のワインがグラスで飲み比べできるコースを選択。料理も美味しく、2時間余りがあっという間に過ぎてしまった。そのあとはモンラッシェの畑を見て、宿のオテル・ル・セップにチェックイン。
翌日は、コルトンの丘を見た後、コート・ド・ニュイをゆっくりと北上しながら、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌを訪問・試飲。その後、聖地・ロマネコンテイの畑を訪れて記念写真を取り、ヴージョ、シャンボール・ミュジニー、モレ・サンドニの各村と畑を車中から眺めながら、ジュヴレ・シャンベルタンに到着。昼食を取った後、花田さんとはデイジョンで別れ、TGVでパリ・リヨン駅に戻ってシャルル・ドゴール空港から成田へと飛び立った。
写真はロマネコンテイの畑。ぐずついた天気が続いたそうであるが、この日は朝から目の覚めるような秋晴れの天気。収穫の終わった畑は、ブドウの葉が黄金色に色づき始めていた。(13-10-22)