桃太の一写一句

駄句が一枚の写真で様になるか!?

鳴門の渦潮

2012年11月24日 | 

「小春日や海峡めぐる船の上」

 

 先日、初めて「鳴門海峡渦潮観光」なるものを経験した。大型観光船「ワンダーなると」に乗り込んで、約30分の時間ではあったが、小春日和の好天にも恵まれ、次から次へと発生する渦潮に、つい歓声をあげてしまった。

渦潮の発生は、鳴門海峡を境にして潮の満ち引きにより瀬戸内海と太平洋側(紀伊水道)とに水位の差が生じることによる。潮の満ち引きは月と太陽の動きに起因しており、地球の自転により約6時間ごとに反転(瀬戸内から太平洋へ、又太平洋から瀬戸内へ)し、1日に4回発生する。鳴門の特徴は、地形的に淡路島を太平洋からの潮流が時計と反対回りに回って鳴門海峡を通ることが、渦潮を大きなものにしているとのことだ。又、海峡の中央部は深く岸に近いところが浅いために、中央を流れる速い本流が両岸の浅い流れを巻き込む。ちなみに、この潮流の速さは最大値で10ノットもあり、鳴門が日本一なのだそうだ。

おかげで、渦潮に関する知識も身についた。鳴門の渦潮は最大直径20メートルにもなるという。この日は大潮の時期に当たり期待されたが、渦潮の大きさは残念ながらやや小粒であった。でも、初めての渦潮には満足、満足。(12-11-6)


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1 コメント

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Unknown (ふさお)
2012-12-01 21:02:04
この写真スゴイ!

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