みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 弱肉強食

2016-05-08 23:22:54 | 日記
言い様のない不安。形の無いものを人は不安と呼ぶ。最近不安の無限ループに巻き込まれたあたしは、今朝、鳥のギャーギャーと騒ぐ声で目覚めた。窓を開けるとそこには隣の家の軒下をカラスがすずめかなにかの巣を襲っていた。思わず窓枠をどんどん叩いてカラスを追い払ったがカラスは何度もやって来た。何度めかのうちに、ふと頭の中で童謡が流れた。カラスー、何故鳴くの?カラスは山に、可愛い7つの子があるからよー。とそうか、カラスも必死なのだ。弱肉強食、そしたら人間を好きな動物などいないだろう。人間はなんでも食べる。そして、人間だけなのだ。欲のままに食べたり、他人を憎んだり、不安になったり。自殺するのも人間だけ。生きることに必死な動物は食物連鎖の上でも純粋だ。無駄な殺生もない、無駄な生活環境もない。人間であることを少し恥じた。無限ループなど甘えなのだ。野生動物は生きるためだけに生きる。人間は欲張りだ。足る、ということを覚えなくてはならないな、と深く感じた。なかなか、難しいけど。ただ、ボロボロになった小鳥の巣には切なくて胸締め付けられた。でもきっとこれも人間のエゴなのよね。弱肉強食、食物連鎖。当たり前のことなのにね。