若手中心で中位から抜け出せないジェフを、リーグ戦でも優勝争いできるチームに仕立て上げた監督の手腕がどんなものかを知りたかったのが理由です。
まだ１／４程度しか読んでいませんが、彼は1990年ワールドカップでストイコビッチ擁するユーゴスラビア（旧）をベスト8まで導いたことでも知られているため、徹底した個人技とパスワークを中心とした戦術を鍛える監督なのかと思ったのですが全然違いました。ジェフの監督就任後は、まずひたすら走るトレーニングを繰り返したそうです。また、考える前に体が動くような教え方、例えばフルコートで3対3をやらせて徐々に人数を増やしたりなど、聞いたこともない練習を行ったそうです。
就任当時ジェフには日本代表選手などいない20代前半選手中心の若いチームでした。それがいまや阿部や巻などの代表選手を抱え、他チームからの引き抜きに次々合うような魅力的選手の集まるチームに変貌しました。そして昨年のナビスコカップ優勝。最初練習の意味がわからずぼやいていた選手も、いつしか自然と監督を信頼するようになったそうです。
またオシム監督はユーモア溢れるインタビューでも有名です。時として選手を平気で批判したり、逆に持ち上げすぎて選手をだめにするマスコミから選手を守るような発言をしたり、そのような取材を諌めつつユーモアで会場を盛り上げるなど、面白い発言が多いのは以前から自分も気になっていました。
相手や周りを考える発言に非常に役立ちそうなので、残りを楽しみに読んでみます。
