コロナ禍になってから早2年半。
2020年は大規模なイベントの延期や中止が相次ぎ、甲子園は春夏中止、オリンピックは延期、ラグビーのトップリーグも途中で中止になりました。
開催期間の長いJリーグやプロ野球は無観客の時期を経て入場制限付きで再開したものの、飲食系イベントは昨年・一昨年ほぼ中止なってきましたが・・・。
それがようやく今年の緊急事態宣言明け以降、徐々に復活の兆しを見せています。
そして2022年10月。
10月と言えば!
そう、これまで「大つけ麺博」が開催されていた時期。
2年の休止期間を経て、3年ぶりに再開決定!
そのニュースを見た時、ようやく来たかと・・・。
今年の開幕は10月6日。
天気予報で雨なのはわかっていたので、これはラッキーとばかりに事前に午後から仕事のお休みを頂いて3年ぶり出陣!
今年は3年前同様に、35日間の開催期間で101店が1日から5日間の間出店するという形式なので、全店制覇はかなり困難。
そもそも36店でもスケジュール調整が困難なのははもちろん、胃袋を酷使しまくっていましたからね・・・。
なので、今回は家族と行く分も含めて1/4の25店を目標に頑張ってみたく思います。
選ぶ基準は3年前同様に以下で。
①過去このイベントや実際にお店で食べたことがない
②過去このイベントで食べたことはあるが、好みなのでやっぱり食べたいお店
③地域は地方>関東>東京
④ラーメンよりもつけ麺優先
上記は優先順位でないので、行ける日に上記を極力多く満たす店優先とういうことになりますかね。
記念すべきオープニングは、過去このイベントでも高評価をつけている、栃木からの出店の「ラーメン専科 竹末食堂」。
東京でも押上に「竹末 東京PREMIUM」を出店しハイレベルな創作ラーメンを出している人気店。
今回の出店作は「黒トリュフと帆立ペーストの鶏白湯つけ麺」。
3年前もオープニングに選んだお店ですが、その際も鶏のつけダレに帆立ソースを麺に乗せた作品で出店しており、トリュフオイルも使っていたので、今回はマイナーチェンジ版でしょうか。
今回はどのお店もトッピングに凝っています。
100円200円なら普通のラーメン店のトッピングですが、このように500円を超えるものがざらにあり、中には全部乗せでノーマルメニュー900円を超えるものも。
折角来たので美味いものを豪華にという方向けには良いのではと思いますが、私は一店でも多く行きたいので、ノーマル一点張りで行きます!
というわけで今回最初のメニュー「黒トリュフと帆立ペーストの鶏白湯つけ麺」頂きます!
つけダレは鶏白湯に香味油をあしらっていますが、3年前より白っぽいのと香味油多めな印象。
ドロ系と言うほどでもなさそうです。
麺はカイワレ、チャーシュー、ネギ、玉ねぎ、メンマと黒いのはトリュフでみたいですね。
その下に帆立ペーストが乗っています。
まずは麺を頂いてくださいとのことでしたのでそのまま。
つやつやの平打ち麺の硬めに煮上げた食感が良いです。
トリュフは香るような香らないような。素人の舌ですみません・・・。
それではつけましょう!
つけダレはシャバ系ですね。
ですが麺に適度に絡んで鶏白湯の風味もしっかり感じられて美味し。
さらに帆立ペーストを絡ませて漬けると風味が変わり、食べるごとに風味の変化があって良いです。
皮つき肉のチャーシューも肉を食べてる感があって良いですが、冷たい麺の上だと脂が気になるので、つけダレに少し浸すと良いかなと思います。
鶏白湯にホタテの旨味も出たつけダレはもちろんスープ割りでフィニッシュ。
ハーブティーで割るなんて洒落ていますね。
レモングラスティーで割ったと言われなければわからないですが、さっぱり美味しく頂けるスープ割りです。
今年もなかなかの創作つけ麺で来てくれましたね。
続いては東京都は大森から出店の「大森 純麦」へ。
平日の雨ですが、まずまずの列ですね。
ここは、大森のラーメン店「HomeMadeRamen麦苗」の女将が独立し、このイベントが初陣とのこと。
出品作は「せときららと重ね醤油のいりこらぁ」。
「HomeMadeRamen麦苗」、グループ店の「HomeMadeRamen青麦」でもいりこ出汁の醤油ラーメンを出していますが、このラーメンも同様のようです。
出汁と醤油ダレのバランスが非常に良い感じ。
麺は関東初の小麦「せときらら」の特注麺とのこと。
太目でプルプルもちもち食感が良し。
手もみ感のある縮れもスープの絡みを良くしています。
トッピングは炙ったバラチャーシューに紫玉ねぎと三つ葉。
チャーシューは肉質しっかりで香りが良いです。
他は香味野菜のみとシンプルなのが良いですが、「HomeMadeRamen麦苗」「HomeMadeRamen青麦」共に各メニュー900円台でチャーシューは3種乗ってくるので、イベントで900円だとこうなっちゃうかなあと思っちゃいますね・・・。
とはいえ、丁寧に上品に煮出したいりこ出汁のスープ、もっちり縮れ麺の相性も良く、ラーメンそのものはなかなかにハイレベル。
これは独立店も期待できますね。
しかし、今回は原材料の高騰もあってか麺とスープの量が2店とも少ないですね・・・。
これは3店目行っちゃおうかな・・・。
と思って奥の方を見ると、一番奥の「中華蕎麦 沙羅善」の列が尋常じゃありません。
この写真は列が進んでお店の前まで行ったところですが、この右側に本来食事場所のテントがあり、そのうち2つを並び列に使うほど。50人どころじゃない列になっています。
まあ、時間もあるし2杯食べてお腹も8分目くらいだし、折角来たことだしということで行列に並んでみました。
結局1時間くらいはかかりましたかね・・・。
ようやく受け取り場所まで来ました。
麺は極太で小麦の色濃く、つけダレも濃厚そう。
王道の濃厚つけ麺ですね。
そして、ようやく出品作の「濃厚豚骨魚介つけめん」をゲット!
つけダレは目で見てわかるほどの魚粉の量。
麺はそばのような色で極太。
受け取り口にあったパネルよりはるかに量が少ないですが、胃袋を考えたらこれぐらいがありがたし。
まずは麺をそのまま一本。
ふむ、小麦の味はしっかり。
ですが、個人的にはちょっと芯が残るぐらいの硬さが好きですが、見た目通りの太目のそばのような歯切れです。
店の方のお勧めは塩でも食べて欲しいとのことだったので塩をチョンと。
塩をつけたからと言って、麺の感想は変わりませんがw。
極太麺なので麺は3本程度が食べやすいかなと。
麺の盛り付けがとにかく美しいので、麺は取りやすいです。
2/3くらいつけて頂くと、小麦の濃い香りがして、そして濃厚な魚介風味が来て、豚骨のマイルなベースも感じられます。
なるほど、行列ができるのも納得の味。
チャーシュー代わりに炙ったつくね。
そして、タレにはたっぷりのネギとなるととメンマ。
シンプルですが、麺とつけダレのインパクトがあるので逆にこのシンプルさで良いと思います。
ただ、容器のせい、天候のせい、そして良く冷やした極太麺のせいもあると思いますが、つけダレの覚めるのがちょっと早かったですね・・・。
スープ割りもオーダーしましたが、少量のスープで割っただけなのでぬるさは変わらず・・・。
あと、私は全然大丈夫ですが魚粉のざらつきは好みが分かれるかもしれませんね。。
今日は一気に3食進め、つけめんを2つゲットすることができました。
10月は4食目で2022年通算119食(94すすり15つけ10まぜ)になりました。