もむでんブログ

ブラジル アディショナルタイムの2発で今大会初勝利 FIFA WorldCup2018 ブラジル2-0コスタリカ

本日行われたワールドカップロシア大会のグループE、ブラジル対コスタリカの1戦は、7分にわたるアディショナルタイムに2点を挙げたブラジルが2-0で勝利し、今大会初勝利としました。

これまでワールドカップの全大会に出場、優勝5回を誇るブラジル。
初戦と言うことだけに限ると、1934年大会のトーナメント戦での初戦敗退はあるものの、グループリーグの形式に限れば、初戦の勝敗は前回大会までで驚異の16勝2分。
それを1978年大会以来の引き分けで始まったものですから、マスコミが騒ぎ立てること。
FIFAランキングで2位と6位が対戦する初戦の重要な試合ですから、引き分けは想定の範囲内だったと思います。
しかし、2戦目はどうでしょうか。
近年(1980年代以降)、ブラジルのグループリーグの戦績を見てみると・・・。

1982年:○○○(最終結果:二次リーグ敗退)
1986年:○○○(最終結果:ベスト8)
1990年:○○○(最終結果:ベスト16)
1994年:○○△(最終結果:優勝)
1998年:○○●(最終結果:準優勝)
2002年:○○○(最終結果:優勝)
2006年:○○○(最終結果:ベスト8)
2010年:○○△(最終結果:ベスト8)
2014年:○△〇(最終結果:4位)
2018年:△??

何と、初戦勝率もすごいですが、2試合目の勝率もすごい!
勝てなかったのは前回大会のメキシコ戦のみ。
こりゃ、前回ベスト8のコスタリカでも、勝つんじゃないの・・・?

とはなかなかいかないのが今回大会。
コスタリカは前回大会で効果を発揮した5バックシステムで今回も臨み、前節セルビア戦ではFK一発に泣いて敗北。
それ以外はディフェンスもはまり、時折カウンターで脅かしていただけに無念の1点でしたが、5バックは健在でした。

この試合もディフェンス陣は同様の陣形で臨み、ほぼ7割がたブラジルの支配で進むものの、DF5枚、MF4枚できれいに敷かれた2ラインのディフェンスは堅く、シュートを打たせても枠外か、ゴールマウスに飛んでもナバスの正面に行くのが大半。
最後まで体を張ってコースを消し、名手ナバスのミスもなく、攻められている割には入らない、典型的な試合でした。
極めつけは後半33分にネイマールがペナルティエリア内左でボールをキープし、切り返したパス化シュートかという瞬間、ユニフォームを引かれたような崩れ方で転倒。
主審は一旦PKを宣告しましたが、直後にVARを確認。
その結果、判定は覆りネイマールのシミュレーションと言う結果に。

その後のブラジルの猛攻も2ラインとナバスの堅守で90分守り切ったものの、ロスタイム表示は何と6分!
その直後の後半46分に、歓喜の瞬間が訪れます。

左からの長いクロスを、ファーサイドでフィルミーノが競って落とし、ジェズスへ。
ジェズスはマークを背負いながらゴールに背を向けて後ろ向きに近い格好でトラップを試みるもボールは流れ、そこにペナルティエリア外から走り込んできたコウチーニョがダイレクトシュート。
トーキックでプッシュされたボールは低く弾んで名手ナバスの股間を抜けゴール!
ブラジルが通算91分で待望の先取点。
その後、5分が経過し、コスタリカのボール奪ってブラジルがカウンター、右からの折り返しをネイマールが無人のゴールに流し、ダメ押しの2点目。

ブラジルが負けられない2戦目で待望の初勝利を挙げました。

これでブラジルは勝ち点4。セルビア-スイスの結果待ちですが、スイスが勝って同4になれば最終戦は引き分けでも突破。勝てばスイスの結果と得失点差次第で首位突破可能です。
もし、セルビアが勝ってきたら、直接対決で勝つことでグループの首位突破になります。

お隣のF組の1位・2位争いの結果次第で、最終戦をどうコントロールするかも興味深いですね。
何と言っても、F組は「ミネイロンの惨劇」の相手、ドイツがいますから。
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