清澄庭園の南を流れる川から隅田川方面を眺めた景色です。

運河をコンクリートで護岸した東京ならではの景色ですが、植樹が豊富なのも東京の特徴ですよね。都会で見ることのできる紅葉です。
これは清澄通り沿いの、清澄庭園を背にして立っている長屋形式の住居。

「清澄長屋」と呼ばれているそうで、表参道にも同様な建屋があり取り壊されてしまいましたが、ここでは今も現役です。築80年ほどだとか。
この他に、築70年超という「清澄寮」という建物もあり、この界隈から森下にかけては昭和の雰囲気を色濃く残す建屋がいくつか散見できます。
小名木川にはたくさんの橋が架かっていますが、中でも特徴的なのがこの「西深川橋」です。

鉄骨たっぷりのいかにも昭和の香りのする橋です。
この橋を見守るように据えられているのがシーラカンスのモニュメントです。

なぜシーラカンスなのかはよく分かりませんが、全長2mほどもあるブロンズ像は一際目を引きます。
この他にも我が家の近所には、私が幼少の頃によく見た砂壁の懐かしい住居や、木造モルタル作りも未だ多く残ります。
こうして1駅~2駅分歩いてみるだけでも、お寺や史跡意外にもノスタルジックな建築物があり、心休まる雰囲気が味わえる良い街に住んだなあと思います。