戸塚と言えばなかなかのラーメン処で、数年かけて「志那そばや」「しんの助」「幸村」を開拓し、昨年夏には「麺酒処 ふくろう」を訪問。
中でもあっさり系ながら研ぎ澄まされたような旨味の「志那そばや」はさすがのお味でした。
その訪問は既に7年と4カ月前。
思えば店主の佐野実さんが健在の頃ですが、その何年か後に亡くなられ、お店はお弟子さんが次いだと聞きました。
久々の訪問です。

お昼時を過ぎており、外に並びこそないですが、中は満席。
相変わらずの人気ぶりの様子。
メニューも「醤油らぁ麺」を軸に、淡麗系ラーメンメインは変わらない様子。

今日は「鮭だしらぁめん(880円)」をオーダーしてみることに。
何と、鮭を使った鮭節を使ったラーメンだそう。
着丼です!

見た目は「醤油らぁ麺」と大差ありませんが、鮭節の削り節がちょこんと。
スープは頂いた瞬間、煮干しや鰹節と違う独特の風味をまとった旨味。

麺はつやっとした細目のストレート。

旨味たっぷりのスープがすき間によく絡みます。
すする度に鮭の香りが漂いますね。
あっさり味の豚バラチャーシュー。

脂身が多いものの、脂身そのものは柔らかく調理されており、じゅわっと染み出す脂があるもののしつこくはないです。
個人的には淡麗系にはロースを使ってほしいですが。
ネギ・メンマ・青菜のシンプルな具は変わらずですね。

麺とスープを主役にする酔い引き立て役です。
鮭はうまみ成分が非常に多いらしく、その存在が非常に気になってはいましたが、ラーメンで出す店は皆無。
それをメニュー化するとはさすがです。
お弟子さんも、佐野さんの美味いラーメンを追求する心をしっかり受け継いでくれているのですね。
次に来たときは、久しぶりの「醤油らぁ麺」に行きたいと思います。
2月は2食めで、2019年通算17食(12すすり4つけ1まぜ)となりました。