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花や空がすきです。前向きに生きたい。

引き込まれていく本

2024-02-12 08:34:28 | 

私は、本を選ぶ時に 困ったら、

だいたい 桜木紫乃さんか 帚木蓬生さん、などの作品をさがす

あまり作家さんを知らないので 自分が以前 心に深く残った作家さんから選ぶ。

この二冊の本は ぐいぐいと 引き込まれた。

桜木さんは 「北海道開拓三世」と ご自分の事をいっておられるそうで、私も三世に当たるのだと 改めて思った。

北海道人の 小さな地域の どこか 湿って どこか悲しくて切ない日常を 送る主人公のお話が

きっと 私には とてつもなく 自分を踏ん張らせる 機動力になる気がする。

今回の本にも

夫とその母、主人公にとっては、姑との(歪んだ)つながり・・・のようなものが描かれており、

その一部が 本当に

うちの姑に かぶっているようで、ぞっとする場面がある。

息子の幸せの実現のためなら 嫁なんて タダの道具にすぎないような、

そんな 母心・・・

 

私も息子がいるが お嫁さんにそんな気持ちを持ったことはないので、

今は わからない気持ち。

 

うちの姑さんは 息子を一番に思っていない。

自分が一番、なのだ。そのために みんな従えば それでよい・・・と思っているらしい。

そこに 愛はない。自己愛しかない人。

 

夫のためには 姑と仲良くやりたい気持ちはあるが、

ほんの一言二言で、ノックアウトされるような 嫌味を やっぱり 私は避けてしまうので、

すすんで話をしたいとは 思わない。

 

優しくなれない自分を責めながら、

やっぱり嫌な気持ちの時は 本の世界に浸って、

私よりずっとしんどい境遇の小説の主人公に 「もう、頑張らないで!」と言っている。

その主人公が あらたな道を歩き出すとき

涙がでそうなほど 清々しく安堵するのだ。

 

 

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