以前にも書いたかもしれないが、WECKという保存容器は基本的に脱気という作業を前提に売られている。
つまり、ゴムパッキンとクリップをしたあと、煮ると中の空気がゴムパッキンの隙間から膨張して逃げていき、そのあと冷ますと、減圧されてしっかりと蓋がしまり密閉状態になるのである。
つまり、クリップは脱気作業する個数の瓶にだけ対応していればいいのであり、冷めてしまえば原則外せるパーツである。
(衝撃でゴムが緩むと嫌な場合にはクリップをはめておく)
一方、ゴムパッキンは劣化するので、理想上は一回ごとに交換である。
ところで、なぜこんなことをぼやいているかというと、「使い捨てのはずのゴムパッキンが、なぜか、使いまわすクリップと一緒に売られている」という事実である。
こんな売り方をするのは、たまに商品レビューで「クリップないととまらない」との苦情が入るためであろう。
脱気処理をする瓶詰作業において、蓋の本体とシール部分(売っている金属製のジャム瓶だと、内側にひいてある薄いシリコン)が分かれていれば、蓋はリサイクルしてシールのみ交換できる。(ゴムパッキンは交換しないと、緩んで密閉できなくなる)
以前はジャム瓶をつかっていたので、その当時は私は蓋を新しく購入して使っていた。
そして、そのことをアメリカ人の友人に伝えると「アメリカだったら、シールと蓋が分離できるものがあるのに、効率的でない」と指摘をうけたのであった。そうアメリカ人の友人が考えていたのはおそらくWECKである。(もしくはクリップ式の瓶であるが、脱気を前提とするとWECKであろう)
このとき、WECKは日本では一般的ではなく(20年以上も前である)、某有名料理人の鎌倉のジャムショップでSサイズにつめて売られていたのであった。
その後、直輸入品が一部のショップでかなり気軽に購入できるようになった。(有名料理人のジャムショップでも使っていたのだから、輸入はされていたのだろうが当時は瓶詰をお渡しすると驚かれたのだ)
そのため、パッキンは当初のドイツ製の包装のまま、10枚入りでのみ売っており、クリップもかなりな数が入ったものを買ってつかっていた。
すると、MサイズやSサイズなど瓶詰で長期保存するにはちょっと容量が小さいタイプのMゴムパッキンが余るのである。(Lサイズの浅いもののほうが詰めるのがらくなのだ)
試行錯誤をするうちに、あまり深い瓶は使わなくなり、モールド型もあまりつかなくなり(在庫としてはある)、使いやすい形態に落ち着いてきた。(それまで箱でかったりしたので、我が家はWECKだらけである)→ジャム瓶は瓶を返さないで差し上げるが、WECKは返却していただいていた。
そうこうしているうちに、かなりメジャーになりどこでも買えるようになった。(瓶本体が)
しかし!ゴムパッキンはなぜかクリップと抱き合わせであった。いまだにその風潮が残る。
以前、それを問い合わせた某雑貨店では「正規代理店がそのように売るから」といっていたが、最近になって正規代理店もパッキンのみで売るようになったようだ。(サイトでは)
しかし、保存容器として脱気しない人からすると、前述のようにクリップ使わないと止まらないという事実が分からずに、パッキンだけかって「漏れる」という人もいるわけで、お店もおのずとクリップとパッキンセットを売るばかりなのである。
かなりポピュラーになったのだからゴムだけ売ってほしい。
今回も、某お店ではあったものの、形ばかり(つまり、ほしいサイズがたった3枚しかなかった)ので、店舗にあるものを買い占めて(私は瓶詰をつくると、だいたい10個はつくり、ジャムに至ると30個ほどつくる。ただし、ジャムは瓶が高いので、基本はジャム瓶である)
とにかく、煮てしまった栗を詰めなければならない。(そうしないと鍋に入りっぱなしである)
だから、とりあえず、3個かってきたが、洋ナシのコンポートもあるし、まだ栗は煮たい。(1キロづつ煮るのだが、各所から楽しみにされているため、4キロほどトータルで煮るのだ)
たかだか30円ばかりのパッキンを、500円以上の送料をかけて買うこの虚しさ。あちこちで瓶も、そしてパッキンとクリップセットもあるのにである。
WECKお取り扱いの雑貨店様にはぜひとも、パッキンオンリーもおいてほしいとおもう今日この頃である。
#急いで使う分だけ店舗であるかぎり購入し、仕方ないので、残りは通販で2年分くらいをまとめて購入したのであった。
なお、脱気処理するのであれば、おすすめなのはWECKの瓶つかみである。これは本当に便利で、普通のジャム瓶の脱気処理の時にも使っている。
つまり、ゴムパッキンとクリップをしたあと、煮ると中の空気がゴムパッキンの隙間から膨張して逃げていき、そのあと冷ますと、減圧されてしっかりと蓋がしまり密閉状態になるのである。
つまり、クリップは脱気作業する個数の瓶にだけ対応していればいいのであり、冷めてしまえば原則外せるパーツである。
(衝撃でゴムが緩むと嫌な場合にはクリップをはめておく)
一方、ゴムパッキンは劣化するので、理想上は一回ごとに交換である。
ところで、なぜこんなことをぼやいているかというと、「使い捨てのはずのゴムパッキンが、なぜか、使いまわすクリップと一緒に売られている」という事実である。
こんな売り方をするのは、たまに商品レビューで「クリップないととまらない」との苦情が入るためであろう。
脱気処理をする瓶詰作業において、蓋の本体とシール部分(売っている金属製のジャム瓶だと、内側にひいてある薄いシリコン)が分かれていれば、蓋はリサイクルしてシールのみ交換できる。(ゴムパッキンは交換しないと、緩んで密閉できなくなる)
以前はジャム瓶をつかっていたので、その当時は私は蓋を新しく購入して使っていた。
そして、そのことをアメリカ人の友人に伝えると「アメリカだったら、シールと蓋が分離できるものがあるのに、効率的でない」と指摘をうけたのであった。そうアメリカ人の友人が考えていたのはおそらくWECKである。(もしくはクリップ式の瓶であるが、脱気を前提とするとWECKであろう)
このとき、WECKは日本では一般的ではなく(20年以上も前である)、某有名料理人の鎌倉のジャムショップでSサイズにつめて売られていたのであった。
その後、直輸入品が一部のショップでかなり気軽に購入できるようになった。(有名料理人のジャムショップでも使っていたのだから、輸入はされていたのだろうが当時は瓶詰をお渡しすると驚かれたのだ)
そのため、パッキンは当初のドイツ製の包装のまま、10枚入りでのみ売っており、クリップもかなりな数が入ったものを買ってつかっていた。
すると、MサイズやSサイズなど瓶詰で長期保存するにはちょっと容量が小さいタイプのMゴムパッキンが余るのである。(Lサイズの浅いもののほうが詰めるのがらくなのだ)
試行錯誤をするうちに、あまり深い瓶は使わなくなり、モールド型もあまりつかなくなり(在庫としてはある)、使いやすい形態に落ち着いてきた。(それまで箱でかったりしたので、我が家はWECKだらけである)→ジャム瓶は瓶を返さないで差し上げるが、WECKは返却していただいていた。
そうこうしているうちに、かなりメジャーになりどこでも買えるようになった。(瓶本体が)
しかし!ゴムパッキンはなぜかクリップと抱き合わせであった。いまだにその風潮が残る。
以前、それを問い合わせた某雑貨店では「正規代理店がそのように売るから」といっていたが、最近になって正規代理店もパッキンのみで売るようになったようだ。(サイトでは)
しかし、保存容器として脱気しない人からすると、前述のようにクリップ使わないと止まらないという事実が分からずに、パッキンだけかって「漏れる」という人もいるわけで、お店もおのずとクリップとパッキンセットを売るばかりなのである。
かなりポピュラーになったのだからゴムだけ売ってほしい。
今回も、某お店ではあったものの、形ばかり(つまり、ほしいサイズがたった3枚しかなかった)ので、店舗にあるものを買い占めて(私は瓶詰をつくると、だいたい10個はつくり、ジャムに至ると30個ほどつくる。ただし、ジャムは瓶が高いので、基本はジャム瓶である)
とにかく、煮てしまった栗を詰めなければならない。(そうしないと鍋に入りっぱなしである)
だから、とりあえず、3個かってきたが、洋ナシのコンポートもあるし、まだ栗は煮たい。(1キロづつ煮るのだが、各所から楽しみにされているため、4キロほどトータルで煮るのだ)
たかだか30円ばかりのパッキンを、500円以上の送料をかけて買うこの虚しさ。あちこちで瓶も、そしてパッキンとクリップセットもあるのにである。
WECKお取り扱いの雑貨店様にはぜひとも、パッキンオンリーもおいてほしいとおもう今日この頃である。
#急いで使う分だけ店舗であるかぎり購入し、仕方ないので、残りは通販で2年分くらいをまとめて購入したのであった。
なお、脱気処理するのであれば、おすすめなのはWECKの瓶つかみである。これは本当に便利で、普通のジャム瓶の脱気処理の時にも使っている。