トゥーン便り

トゥーンの街で起こったこと、トゥーン昔話などなど

初スキー

2009-01-05 01:17:24 | その他
 できることなら引退したいスキーなのだが、冬場のスキーは我家族には必須の項目。
 昨年 スキーコースを取った折、私の古い型のスキー板では上達は望めないと先生に言われた。
これを盾に家に引きこもろうとしていたのだが、クリスマスの後「さあ、板を買いに行こう。」と張り切る夫。
しかたがない。
 正月二日、アーデルボーデンへ。
下界は深い霧に覆われているが、2000m上は 雲ひとつ無い上天気だ。
霧の上面がぴったりふたを閉めたように灰色を呈し、谷をふさいでいる。

 新しい板は確かに軽く持ち運びにはすこぶる便利だ。
気分的には これでスイスイ急激に上達ってな感じだが、もちろんそれは夢想でしかない。
やはり家族の後を見失わないよう 必死で追いつくのが関の山だ。

わけがわからないまま転倒、気が付けば板が外れている。友達の娘10才が「マユミ、板はここだよ。」と支えてくれる。
こうして家族、友達に見守られ慰められ、あと何シーズンかはこなすしかないだろう。

言い訳すれば 下手ながら結構どこでも滑れるのだ、 私は。

村に戻り板をはずしビールで渇きを癒すのは これはこれで最高に気持ちの良いことには違いないのだから。