大坂城代の日記

最近、萌え系に軽くハマっているモテない男の内容の薄い日記

今さらの仮面ライダー龍騎感想

2005年11月12日 14時07分56秒 | 特撮のお話
いつか本サイトで書こうと思っているのですが、なかなか書けないのでアギトに続いて龍騎についてもブログで感想を書いてみたいと思います。

クウガはドラマとして深く、アギトは正統派ヒーローというか、仮面ライダーの要素をとにかく詰め込んでみた感じがありました。アギトが正統派仮面ライダー、ギルスがアマゾンのような野獣性ライダー、G3(G-3X、G-4、V1含む)がXライダーやスーパー1のようなメカニックライダー、アナザーアギトは怪奇性や悲壮感が強い「本来の旧1号」といったところでしょうか。

ま、とにかくクウガとアギトは劇中で一度も「仮面ライダー」と呼ばれなかったのに対し、龍騎はいきなり仮面ライダーと呼ぶ時点で、前2作とは明らかに違う感じを与えられます。

1話で登場した2人のライダー、仮面ライダー龍騎と仮面ライダーナイト、デザイン的に仮面ライダーっぽさを感じさせません。変身ポーズもかなり抑制されたというか、大げさにカードデッキをベルトに差し込むといった内容になっています。

ライダーが戦う敵としては、ミラーワールドのモンスターがあり、そしてそれらを操る神崎士郎が存在するわけですが、神崎士郎にしたところで「首領」では決してない。悪の組織、悪の首領の存在がないわけです。

ライダーの敵は、結局ライダーであって、そのため13人もの仮面ライダーが登場し、バトルの中心はライダー対ライダーでした。

趣向も凝らし、通常のテレビ放送と、テレビスペシャルと、劇場版ですべて違ったストーリーを用意し、最終回では「結局、何もありませんでした」状態に戻すあたり、かなりのチャレンジスピリッツを感じるのですが、分かりにくいといえば分かりにくいし、ググーッとのめりこめるストーリーかというと、城代はそうは思いませんでした。

しかし、仮面ライダーゾルダ、仮面ライダー王蛇と、魅力のある(と感じた)キャラもいましたし、ストーリー自体を除けば単純に面白かったです。

と訳の分からない長文を書いたところで、龍騎に出てくるライダーのランキング
好きなライダー
1.仮面ライダー王蛇(浅倉のキャラがたまらない)
2.仮面ライダーナイト(秋山かっこよかったよ)
3.仮面ライダーゾルダ(ベタだが、吾郎ちゃんとの絡みが好き)
4.オルタナティブゼロ(教授はいいよねえ)
5.仮面ライダーライア(ニートの死に様に惚れた)

嫌いなライダー
1.仮面ライダーファム(弱そうだから、加藤夏希の顔が濃い)
2.仮面ライダーガイ(偉そうだった割には弱い)
3.仮面ライダーベルデ(見た目がかっこ悪い)
4.仮面ライダーシザース(須藤にまったくの魅力がない)
5.龍騎サバイブ(パワーアップしてかっこ悪くなった)

ジャイアント馬場のジェラシー

2005年11月05日 07時00分15秒 | スポーツのお話
久しぶりのブログ更新。本当に久しぶり。

昨日、ジャイアント馬場対ラジャ・ライオンの異種格闘技戦の映像が手に入った。ラジャ・ライオンはパキスタンかどっかの空手家らしく、身長が229センチもある大巨人、209センチの馬場との格闘技戦は想像を絶する大迫力、みたいな触れ込みで試合は始まる。

試合は結局、未曾有のしょっぱい内容だった。ロープを背にしてほとんど動かない馬場、空手家の割には蹴りを出すごとに体制を崩し、試合開始直後では蹴りを出すたびにスリップして尻餅をつくラジャ。結局、2ラウンド中盤、馬場がラジャを抱えたまま崩れ落ち、もがいているうちに極まった(どう見ても極まっていない)腕ひしぎ十字固めでラジャのギブアップで終わってしまった。どこかのバカ狂言師のクソ試合に近い内容だといってもいいかもしれない。

城代にとって、何故ゆえに馬場が異種格闘技戦なんぞしなかればならなかったのか、理解に苦しむ。城代は基本的に猪木派だが、馬場はやはり名レスラーだと思うし、ベタなところでドリー・ファンクJr、ハリー・レイス、スタン・ハンセンとの対決なんかは好きだった。日本人でただ一人、勢いがあった頃のNWAの世界王座を手にした男であり、王道プロレスの具現者なのだから、あえて邪道の異種格闘技戦になんぞ踏み込む必要はないだろうし、逆に踏み込んでほしくない。

城代の素人目には、どうしてもアントニオ猪木に対するジェラシー、そして対抗意識が強かったから、あえて挑戦した、としか思えない。クソ試合も多数あったものの、ウィリアム・ルスカしかり、モハメド・アリしかり、ウイリー・ウィリアムしかり、猪木のいくつかの異種格闘技戦は熱いものがあった。しかし、それこそ、王道路線を歩めない猪木のジェラシーに起因する仕掛けだったのではないだろうか。猪木率いる新日本プロレスは初期、ロクな外国人選手を招聘できなかった。NWAに加盟できなかった。日本プロレスの王道を引き継ぎ、スター外国人を多数擁してスタートできた馬場の全日本プロレスとは違う雑草路線だった。

そんな猪木に馬場もまたジェラシーを覚えてしまったのだろうか。
ラジャ・ライオン戦が最初の最後であり、馬場は以後決して異種格闘技戦に手を出すことはなかった。しかし、城代は馬場には一度たりとも異種格闘技戦に手を染めてほしくはなかった。あくまで王道の、クラシカルなレスリングに終始してほしかったし、それだけで伝説となれるレスラーであったはずだ。

ひまわりのような馬場が雑草にジェラシーを抱いた、この瞬間、猪木が勝ったような気がするのである。